【フィラーノ115】駆動系の点検 前半

Filano115

色々と行ってきた整備ですが、残すところもあと僅かとなりました。
スクーターの大動脈ともいえる、Vベルト周辺を開封していきます。

まずは早速カウルを外しました。
カウルを外す必要がないと思っていたんですが、クランクケースを外すのカウルが邪魔だったので外しました。


国産スクーターとは違って、ちょっとだけカウルが被るんです。
後々気付きましたが、外さなくてもクランクケースへはアクセスできることが分かりました…。

まぁせっかくなんできれいにするってことで。


クランクケースを外しました。
予想通りベルトケース底にはベルトが削れたカスが堆積していました。



一通り見たところ、油分の侵入は無さそうでした。
プーリーの状態を見ても今まで交換はされていなかったように感じます。


プーリーを外しました。
予想通りの汚れ具合。


クラッチユニットも点検です。
とりあえず今やれることはブレーキダストを取り除いて、グリスアップすることです。


クラッチユニットケースの裏側にはびっしりとブレーキダストが付着していました。
掃除がしがいがあります。


外したVベルトとウェイトローラーを見ていきます。


大きなヒビ割れは見られませんでしたが、良く見ると…


側面にはもう寿命を知らせるサインが。
直ぐに切れてしまう状態ではありませんでしたが、おそらく新車時から交換されていないと思われるので、この際に新しくリフレッシュします。


品番は、52B-E7641-00。
個人用メモです。この品番でググるとWebikeで部品がヒットしてくれます。


続いてウェイトローラーです。
こちらはしっかり外周にフラットスポットが出来ていました。
これは交換案件です。


国内のウェイトローラーが汎用で使えるか調べるため、重さを図ってみました。
8gなので、重さと大きさが一致すれば汎用はできそうです。


取り外したクランクケースにはゴムガスケットがこびりついてしまいました。
残念ながら新品に交換するしかありません。


エアーダクトはバッチリ穴が開いてました。


ビニールテープで穴を塞いで、タイラップで固定しました。


タイラップは黒色にすればよかったとちょっと後悔。


ガスケットもしっかり剥がしました。


とりあえずはここまで。


後は消耗品を交換するのみですが、国内ではタイヤマハの部品は入手できません。
そこでパーツ代行屋さんを使って、各部品を購入していきます。

それまでの間、修理作業は一旦ストップとなります。


おわり

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