気が付けばもう3月…なかなか思うように書けていませんが、マイペースで書いていこうと思います(^^ゞ
レストア記事、続いて運転する上で大切なシート編です。
プジョー205GTIはスポーツグレードなので、通常と違って少しだけ仕様が違います。左右が革張りになり、包み込むようなセミバケットなシートなんです。
しかし購入時から付いていたシートはヘタリが激しくかなりボロボロ…。革もパリパリに固くなってしまい、ひび割れ、色褪せとかなりひどい状態でした。
一応対策としてシートカバーをかぶせておきましたが、これでもやっぱりヘタレは隠せないもので…(^^;
1年弱我慢して使っていたのですが、ちょうどいいタイミングで部品取りプジョーがやってきて交換することになりました。ずっとオークションを見張っていたのですが、さすがに状態が良いシートが出るわけもなく…いや、むしろシートが出品されているのを見たことが一度もありません…。
まずは交換前のシート。
赤いクロス柄に左右革張りのスポーティーなデザイン。結構お気に入りだったのですが、、
よく見るとひび割れ、破れの経年劣化の後が…。
革だとどうしても固くなってしまうんですよね…。。
助手席側は擦り切れてしまっていました。
なので合皮を貼って補修したりしましたが、ただでさえ黒いボディーによる夏の車内温度上昇には耐えられず…。
剥がれてしまいました…(;´∀`)
その後は応急処置として全体を隠すため、シートカバーを装着しました。しかし、205にピッタリなシートカバーなんてあるわけなく…汎用品で過ごしていました。
形状もちょっと特殊なのでカバーで全部覆えませんでした。
今回はフロントだけではなく、リアも一緒に交換します。
なのでリアの写真も。
リアは比較的きれいです。と言うより、あまり人を乗せたような感じがしませんでした。ただ使っていなくても劣化はするもので、革が固くなっていました。
ちょっと強い衝撃がかかると割れてしまいそうな感じです。。
これらのシートを全て交換します。
と言うことでいきなりAfterの写真を…。
以前と違って随分ともっさりとしたシートになりましたね笑
実はこのシート、プジョー205のものではありません。シトロエン BXのシートを流用して取り付けています。
前のオーナーさんも純正からシートを交換していたので、それをそのまま頂いた形になっています。ボルトオンのポン付けで装着することができるので、加工はしていません。
色褪せもなく、運転席側が少し沈んでいる程度です。でもそれは使っていれば自然なことなので全く問題なし。
なので状態はもちろん良好ということで^^
シートは奥までしっかりと座り込めて、さらに包み込まれるように保持されます。笑
まるでソファーのよう(^^♪
シトロエンのシートはずっと運転していても疲れない と聞いていましたが、それがまさに分かった気がします。フカフカのシートはどこまででも行けそうです。
さらにその快適性を向上させるためにもうひと工夫がされています。シートの左右に付いているダイヤルで背もたれの倒れ具合、シートの高さを事細かに調整できます。
欧州車のシートは上に書いた通り、事細かにシートポジションが変更できます。それは移動を快適にするための工夫であり、車中泊といったようなクルマの中で寝るという考えがあまりないらしいからです。
対して国産車は、クルマの中で寝ることも考えて作られている らしく、シートをガバっと後ろまで倒すことができます。
確かに実家のマーチはレバー一つでガバっと倒せます。意外にもこれが後ろのティッシュを取ったりする際に重宝するんです。今ではダイヤルを回す…もしくは身体を後ろに思いっきり寄せる…といったことをしなければなりませんからね(;´∀`)
ただ今の時代はどのメーカーも細かくシートポジションを設定できるようになっているのですが、こういった場所にも考えの違いを感じることができます。
さらにこのBXのシート周りはプラスチックで覆われています。あまりお目にかかれないタイプです。これがあの包み込むような座り心地を実現しているのでしょうか…!
今度は後ろ側へ。
便利な小物入れポケットが付いています。そこには地図を入れたりと、後ろの人には便利かもしれません。…まぁあまり乗せることはないんですけどね(^_^;)
シート交換はポン付け出来たので特に補修もいりませんでした。
そして合わせてリアシートも交換しました。
こちらはプジョー205純正シートです。1.6ℓモデルだとファブリック調のシートです。
正直リアシートはあまりヘタっていなかったのですが、交換するなら一緒に…ってことで合わせて交換しました。革よりファブリックが好きなので、これで良いんです。
シートを交換したので、見栄えに関して気になるところは大分片付きました。特にこのBXのシートは本当に居心地が良く、本当にソファーです。笑
ゆったりと長距離を運転するにはもってこい、そんな欧州車の考えが丸ごと詰まっているシートだと思います。シート座面に深く座り込むことができるので、バケットシートのような感じでもあります。
一度座ってみればその意味が何となく分かっていただけるかもしれません。
と言うことで交換中の写真はありませんが、シート交換でした(主治医さんの工場をお借りして頂いたのと、色々と作業があったので写真は撮れませんでした…orz)。
シートも交換して、ますます快適化が進むプジョー。
次回はさらに走行性能を上げるべく、足回り編について書きたいと思います。
おわり
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