ついに梅雨明けが宣言された7月の下旬、以前の記事に書いた能登半島を目指してひと夏の旅をしてきました。
今回は2泊3日で、神奈川から中央道を使って長野県の県庁所在地である松本を目指し、そこから下道を使って能登半島を目指します。
能登半島を訪れるのはかれこれ3年振り。当時は9月の下旬でしたが、日差しも暑く、晴天に恵まれました。さらに、途中経由した御嶽山では噴火もあり、色々と思い出が色濃く残っている旅でもありました。
そんな北陸の地を目指して、中部・信州を走った2泊3日の旅です。
・1日目 (神奈川~上高地~雨晴海岸~千里浜なぎさドライブウェイ)
・2日目 (千里浜なぎさドライブウェイ~白川郷~上高地~諏訪湖)
・7月22日(土) 神奈川~上高地~雨晴海岸~千里浜なぎさドライブウェイ
出発は5時。
前日は会社内の引越しのため、早上がりすることができたので早く寝れる…と思いきや、結局準備やら色々やっていたら寝るのは23時になっていました。。
いつもと何も変わってない。笑
結局4時起きだったので、5時間睡眠で出発することになりました。旅の前日はいつもこうなんですよね。ちゃんと準備してきているつもりなんですけどねぇ。
そこから圏央道に乗って最初の集合場所である厚木PAで一人合流。スムーズに中央道に入れる…といった手前のJCTで早くも渋滞。
この時点で6時でしたが、すでに大渋滞。圏央道から中央道への合流渋滞のようです。そうか…世間は夏休みなんですねーそりゃ混むか。
合流区間が終わればその後はスムーズ。次の休憩地点の談合坂SAへ。ここも早朝にも関わらず混雑していました。
2泊3日ということで、SRXにはサイドバッグにシートバッグの組み合わせです。
夜明けまもないこともあって、まだまだ涼しいです。この涼しい時間に灼熱の甲府盆地を抜けて、できるだけ距離を稼いでおきます。
昼間の中央道 甲府区間は本当に暑く、走っても熱風しか当たらない気がします(・・;)笑
甲府を抜けて諏訪湖に近づくにつれて、雲がかなり分厚くなり、いかにも雨が降りそう…な状態だったので、様子を見るべく、途中のPAへ避難しました。
避難したものの、雨雲レーダーを確認しても特に雨が降る気配は無し。怪しい天気でしたが、出発しました。
しかしそれも走り出したら、雲がいつの間にかいなくなって晴天になっていました。多分一時的なものだったんでしょう。
・諏訪湖SA
8:30ですが、駐輪場には多くのライダーでにぎわっていました。大体この辺りで降りてビーナスラインを走るといったところでしょうか。
諏訪湖を見渡しつつ、朝も早かったのでメロンパンを頬張ってこれからの走行に備えます。
やっぱり4:30に朝ご飯食べるとお腹減りますわ。
で、諏訪湖SAといえばやっぱり“すわ姫”でしょう。大学の友だちと毎年のように行っているこのツーリングでは、毎回集めています。笑
諏訪のキャラクターでかなり人気があります。
しかし2年前に購入したときよりも人形の値段が値上がりしてる気がしました…。人気が原因なのか、はたまた原材料が値上げしたからか…。
値段が高くなっても集めるんですけどね。今回はどれを買おうかな。3日目に諏訪湖にいるので、楽しみにしときます。
諏訪湖SAを出てすぐの塩谷JCTを長野自動車道方面に進み、みどり湖PAにて浜松から来た友だちと合流。
今回の旅は計3台で、この先の松本ICから降りて下道で石川県 千里浜なぎさドライブウェイを目指します。
しかしこの時点で暑い暑い…。途中に上高地を経由しますが、そこ以外は暑そうな予感。。
-国道158号線-
ルートは長野県から岐阜県までを国道158号を使って横断し、その後は飛騨高山から北上していきます。
途中にある道の駅で一休み。
・道の駅 風穴の穴
上高地の手前にある、道の駅です。風穴を見ることができます。この日は立ち寄らず、2日目に見学しました。
きゅうりやももが冷やされて販売されていました。
お土産に持って帰りたかったですが、振動であっちこっちぶつけて真っ黒になってしまうので、諦めました。残念(;´Д⊂)笑
道の駅を出てすぐに安房峠になります。
安房峠を最短ルートで結ぶ安房トンネルが有料で存在しますが、単に通貨するだけだとつまらないので旧道経由で岐阜を目指すことにしました。
九十九折が続く中、頂上を目指していきます。
岐阜と長野の県境付近で一休み。道は結構な荒れ具合ですが、温泉地があるため交通量が全くない訳でもなかったです。
先ほどまでの暑さは嘘のようで、ひんやりと涼しい。涼み終わったところで、岐阜県入りです。
-国道428号線-
国道158号線から号へ。安房峠を下ってからはまた猛暑が襲ってきます。走れど風は一向に涼しくならず、熱風をずっと浴びながら走り続けている状態です。。
・道の駅 奥飛騨温泉郷 上宝
お昼は名物の高山ラーメンをいただきました。あっさり醤油ベースのスープにさっぱりとした味付けで、暑い夏にはピッタリかも。
ちなみにお値段は600円で、お財布にも優しい!
高山ラーメンを食した後は、熱風を再び感じながら走ります。しかし…本当に暑い。バイクの温度計はずっと37℃を表示を続けてるし…岐阜県ってこんなに暑いの?ってレベルです。盆地だったっけ…?汗
これじゃバイクより先に人間がオーバーヒートしちゃういそうなので、近くを流れる川で水浴びでもしようかと思い一休み。
しかし、日陰がある場所がなかったのでかえって暑いっていう事実。。笑
川の水も、ちょっと生ぬるい感じでした。うーむ、想像とちょっと違うなぁ。。
ということで、ここにいても干上がってしまいそうだったので足早に撤退しました。
本当は足だけでも浸かれたら少しは涼しくなったのかなと思うのですが。。
-国道41号線-
ここから国道41号線を使って富山県を目指します。この道は2014年の北陸ツーリングでも使用した道でもあります。先ほど十分に休憩できなかったので、ちょっとマイナーなスポットで停車することにしました。
・猪谷駅
休憩場所に選んだのは、高山本線の猪谷(いのたに)駅。国道に併走する形で存在しているので、特に秘境駅でもないですが、休憩場所に選んだ理由としては、JR西日本とJR東海の管轄が切り替わる境界にあたる駅だからです。
ずいぶんとマニアックな理由で立ち寄った訳ですが、駅舎も木造の概観で良い雰囲気が漂っていました。ちょうど待機中の車両がいました。これからどこに向かうんだろう。境界駅って結構惹かれるものがあったりします。
この駅の周辺には国道以外に商店がありました。また、かつて使われていたであろう寮もありました。今は誰も住んでいないみたいです。
この駅には神岡鉄道も乗り入れていたそうですが、平成18年に廃止されたため今は高山本線のみが乗り入れています。
神岡鉄道の廃線路とか駅舎の見学もして見たかったのですが、実は今新しい観光地として活用されているそうです。
猪谷駅を後にして、再び国道41号線を北上して行きます。富山の市街地を抜けるにはちょっと暑すぎたので、ここで北陸自動車道を1区間使ってワープしました。
・呉羽PA
富山ICから乗って小杉ICまでの一区間です。
暑さに打ち勝つぞってことで、アイスクリームを補充しました。おいしい。
小杉ICで降りて雨晴駅を目指して進みます。この一区間で350円。これで市街地をパスできるなら安いものです。
次の日の願掛けという意味を込めて、次に立ち寄ったのがここです。
・雨晴駅
JR氷見線 雨晴(あまはらし)駅です。
いつきても良い雰囲気が漂う雨晴駅。初めて訪れた時は平日の昼間だったので無人駅でしたが、この日は土曜ということもあり駅員さんがいました。
入場券無しでも、手前だけなら入っても良いよということで、入らせていただきました。
駅ホームから雨晴海岸が見えるこの感じが大好きです。時間がのんびりと流れている感じがまたなんとも言えない。
ホームからは日本海と女岩も見えます。
駅ホームを見渡していたら、ちょうどタイミング良く列車も高岡方面からやってきました。
列車は何人かの学生を降ろして、ディーゼルエンジンの音を響き渡らせながら氷見方面へと出発していきました。
雨晴駅、何度訪れても良い駅です。そういえば今年の時刻表に雨晴駅が表紙になってましたね。
買っとけばよかったー(・・;)笑
すぐ裏手に繋がっている雨晴海岸にも立ち寄ってみました。
朝起きた時は太平洋側にいたのに、夕方には日本海にいると日本列島を縦断した形です。雨晴海水浴場にはちらほらと海水浴を楽しんでいる人たちがいました。
賑やか過ぎない、この静かな感じがいいです。
砂浜も少し散策してみました。岩場にはカニやフナムシ、小さい魚もいました。
ぼちぼち休憩を終えたところで、ラストスパートです。能登半島の付け根部分を横断するように氷見から千里浜まで走っていきます。
-千里浜なぎさドライブウェイ-
いよいよ、本日のィナーレを飾るべく千里浜に到着です。
ちょうど日没間際だったので、日本海に沈む夕日がを見ることができました。
本日太平洋側からやってきた3台と。
雲が多いですが、隙間から見える夕日がとてもきれいでした。
夕焼けだから次の日は晴れかなーと思っていたのですが、残念ながら明日は雨予報。しかも終日とかなってますorz
まぁ明日のことは明日考えるとして今日はなぎさドライブウェイを満喫することに全力を尽くすことにします。笑
時間も日没間際と言うことで、お客さんも少なかったです。
日本海に沈む夕日はいつみても美しかったです。間に合ってよかった(*´∀`)
千里浜を後にして、本日の宿がある羽咋の民宿へ向かいます。到着と同じくらいに日没。宿にバイクを停め、まずは歩いて1分のところにある温泉へ行き、今日の汗と疲れを取ります。
温泉でご飯を…と思っていたのですが、食事処は17時で営業終了。近くに何か食べれるところは…ないorz
夜の到着時間が読めなかったので、民宿は朝ごはんのみ。仕方ないので、タクシーを呼んでもらい何か食べれるところまで乗せていってもらいました。
すぐ近くを通っているのと里山街道を使ったので、距離にして7~8km走ったのかも。片道2,500円弱かかりましたが、おかげでおいしい日本海の海の幸を堪能することができました^^
私はねぎとろ丼と生ビールをいただきました。火照った身体に染み渡るビールがたまりません!帰りにコンビニに立ち寄って部屋で2次会をする食材とお酒を調達し、再び宿へ。
お酒もほどよく回ったところで、疲れもあり就寝。北陸地方ツーリング、初日が終わりました。
2日目は白川郷経由で再び諏訪湖を目指します。
・今日の戦利品
道の駅 風穴の穴と奥飛騨温泉郷 上宝で入手した記念切符です。
走行距離:446km
平均燃費:29.7km/ℓ
つづく
1日目/2日目/3日目
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