中々本調子にならないカブ号、騙し騙し乗り続けてきましたが時間をとってキャブレターの調整を行うことに。
中華キャブレターを見ると、何だか変な液体が!
まさか漏れてる…?
明らかに滲んでる…。
でも触ってみてもガソリンの匂いはしない。では何?
フロート室までつたっていますが、ガソリンではない模様。
開けてみます。
購入半年なのでフロート室はきれいな状態。
謎の赤い液体は見当たりませんでした。
ガスケットも特に不具合はなさそうです。
となると液体ガスケットなんでしょうか。とりあえずはウエスで拭いて様子見です。
ここからひたすらジェット類の番手を替えて調子を整えていきます。
まずはメインジェット#82へ。
スロージェットは#40へ。
まずはカブ90の純正番号からスタートしていきます。
そしてジェット類の交換が簡単にできるようにフロート室を繋ぐネジを六角穴付ボルトに交換します。錆にも強いステンレス製です。
それぞれホームセンターで単品購入しました。
ボルトは28円/本、スプリングワッシャーは6円/本でした。
これで狭い空間にヘキサレンチを入れてフロート室の取り外しができます。
プラグも純正番号である6番へ戻します。
全てをリセットした状態でセッティングを始めていきます。
状態は真っ黒。つまり濃い状態。
エンジンはかかりますが、吹け上がりも悪く、アイドリングも安定していない状態。
吹かした後はそのままエンジンがストールしてしまう始末。
番手を下げます。
メインジェット#78、スロージェット#37へ。
結果変わらず。
まだ濃い?ここから1時間程色々と試しますが、番手を上げればマフラーから黒煙が出る始末。
薄くなるように替えると吹け上がらない…といった状態で、ふと思えばエアクリーナーはノーマル(50cc)の状態のままだったなと思い出す。
かつてエアクリーナーボックスに穴を開けて空気流入量を増やしてイマイチだったので塞いでいた
アルミテープを突き破ってみることに。
エアクリーナーは交換したばかりですが、もしかしてと思って開けてみると…
ガソリンにまみれたクリーナーを発掘。
原因はここでした。
50ccカブに採用されているエアクリーナーのコネクティングチューブがそもそも50ccキャブレターサイズだったので空気流入量が少なくなっていたと推測。
さらにマニホールドが社外品に交換したことによって、コネクティングチューブを引っ張って接続していたのでそれも影響してパイプの径を圧縮していたことがさらに流入量を削減していました。
つまり常に空気が足りない状態だったのです。
空気が少ないから燃料を多くしようとした結果濃くなり、アクセルを戻した際に空気量が追い付かずにストールしてしまったと考えられます。
原因は身近なところにありました。。
外してエンジンをかけてみたら、症状は一気に改善。
原因が分かったところで選択肢は2つ。
1.パワーフィルターを装着する
2.カブ90などのエアクリーナーボックスを着ける
一番手っ取り早いのはパワーフィルター等に交換することですが、コンセプトは純正状態で乗りたいという思いもあり、吸気音が大きくなるのはちょっといただけない…。
ですが、カブ90のエアクリーナーボックスは中古品でもかなりの高価でやりとりされている現状を見ると、まずは1案であるパワーフィルターで調子を整えるのが一番良いだろうと判断。
10年以上振りにパワーフィルターを装着します。
原因も分かったところで、次回はパワーフィルターを装着していきます。
いよいよカブも本調子になりそうです。
現状のセッティング
- メインジェット#82
- スロージェット#40
登場商品一覧
おわり
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