続いては設置編。
サテライトスピーカーをリアスピーカーから分岐させると、インピーダンスが低下してアンプ(オーディオ)に良くないとのことで、今回はリアスピーカーを殺してサテライトスピーカーを鳴らすようにしていきます。
オーディオから直接引っ張ることもできますが、途中の配線経路が結構大変(配線の長さ・取り回しが大変)なので、リアスピーカーの配線から引っ張るようにしたいと思います。
まずは内装を剥がしていきます。リアスピーカーの配線さえ見つかれば後は分岐させるだけです。

Bピラーの下部にある内装を外しました。
ここからリアスピーカーへ通じる配線を探します。

うーむ、分からない。汗
とりあえずここから引っ張ればいいのは分かったので、何色なのかはリアドアを取り外さないと分からないようです。

オーディオ側の配線と色が同じかと思ってましたが、どうやら途中で変わっている模様。


こうなってしまうと実際に目で確かめないといけないので、ちょっと厄介…。

続いてリアドアを外します。
リアドアを外すには、①スイッチボックス、三角パネルを外す、②パネルに固定されているビスを外す といった手順で行います。

力加減を間違えて三角パネルは盛大に割ってしまいました。。。
元々中古なのでそこまでダメージはありませんが、やはり割るとなると気分は良くないですね。

ABSなので力加減を間違えるとバキっと勢いよく割れます。
固定部の根元からきれいに割れました。

今度プラリペアで修復します。
続いてスイッチボックスの配線を確認します。
そこから出ているリアスピーカーに向かっていく2本の配線、これこそがスピーカー配線でしょう。

この色を切って、サテライトスピーカーに繋げば音が出るはず。
そうそう、このスイッチボックスのスイッチですが、良く見ると日産のロゴが入っていました。
このクルマがリリースされた当時は2008年でしたから、まだ提携をしていた頃なので部品が使われているのでしょう。

Bピラーに隠れる配線と同じ色を切ってみたところ、アンビエントライトが消えた⋯?
どうやらこの2本の配線はアンビエントライトに通じていたようです。汗

リアドアをよく見るとアンビエントライトに繋がってる⋯。
もっとちゃんと確認すれば良かった…。

アンビエントライトが点かないのは不便なので修理します。無駄な作業をしてしまった。

で、肝心のスピーカー配線はどこ?何色?という話になりますが、また反対側のドアを取り外して⋯となると面倒だなと思い、結局オーディオ配線に繋げることにしました。
懸念は配線の長さですが、うまく真ん中を通せば大丈夫じゃないかと考えて、作業に取り掛かります。
何度も外していると慣れるものでコンソールパネルを剥がしてオーディオへアクセスします。
そしてリアスピーカーへの配線を外して、サテライトスピーカーの配線を繋ぎます。ここで一点、サテライトスピーカーの配線のギボシがオーディオのギボシと比較して細い為、新たにギボシを作り直す必要がありました。

ギボシを作り直して、リアスピーカー出力配線に接続。

ダッシュボードの裏を通して、センターコンソールの下側を通します。2列目のフロアマット下を通して、ウェザーストリップを外し、Bピラーを這わせてルーフへ。


そこからサテライトスピーカーに繋いでいきます。取り付け位置についてはかなり迷いましたが、目的が3列目に音楽が聞こえるようにすることなのでCピラーとDピラーの間に配置しました。

Dピラー側に設置すると、3列目に座る人の頭にスピーカーが来るので結構鬱陶しいので、その中間に配置しています。

3列目に人を乗せる場合は向きを真横にすると音が聞こえます。
通常は2列まで使用することが多いので、この向きが臨場感も出ていいかと思います。

何度か調整しているうちに、イモネジ(六角穴付き止めねじ)の頭が緩くなってしまったので買い直しました。
品質に関してはそういった点が弱いのですが、近くのホームセンターで1本5円で販売しているので許容範囲(レビューにも付属のネジ類は弱いと書かれていました)。
追加でかかった費用はこれくらい。
合計10円。

以上Herdioのサテライトスピーカー取り付けでした。
音も問題無く出ているので、音を聴くという点に関してはクリアです。
低音が出ていないというレビューを見かけましたが、そもそもこのサイズにそれを求めるのは違うかなってことで、概ね満足。
後は耐久性がどうか気になるところですので、その点は不具合があれば書き込んでいきます。
おわり
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