2015年 能登半島 旅行記 1日目

中部・北陸

朝の連続小説ドラマ“まれ”で話題の能登半島へ行ってきました。
今回はバイクではなく、列車。しかも話題の開通したばかりの北陸新幹線。

しかも家族旅行なので、いつもより何倍も豪華なスポンサー付きです…笑

去年の夏の終わり、2泊3日で能登半島へ初上陸しました。前日の夜が遅かった影響もあり、実質能登を走ったのはほぼ1日半だけという強行なスケジュールでしたが、魅力溢れる能登の自然をたくさん味わうことができました。

美味しい魚介類に、温泉、そして能登半島ならではの文化…とてもじゃないですが、1日半じゃ味わいきれません…(^^;
次こそはゆっくりと能登半島を味わいたいなぁと思っていたところ、母親も以前から行きたかったということもあり、能登半島への旅行が決定、実行されたのでした。


・6月13日(土) 神奈川~千里浜~能登金剛~輪島

朝は始発に乗り込んで行きます。多分睡眠時間は4時間もないですかね…。
旅行会社さんにチケットを取ってもらったのですが、もう少し遅い時間帯はすでに完売…。連ドラの影響か分かりませんが、とにかくすごい人気ってことをここで再確認。

そこで余っていた時間帯がこの始発ということで、東京へ向かいます。

睡眠時間は短いですが、眠りながらでも目的地に着くのが列車旅の良いところです。
北陸新幹線は上越を越えるまではトンネルが割と多めなので、睡眠して体力を蓄えます。

東京駅で待っていたのは、かがやき。
よくCMで流れていたあの車体です。斬新なデザイン。凛とした顔立ちがイケメンです(^^ゞ

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新幹線に乗り込んでようやく一段落。実は東海道線の中でも少々お腹が痛かったのですが、回復しました。写真は多分上田らへんです。
心地良い車内の揺れに揺られながら、寝たり起きたりを繰り返しつつ、約2時間で到着金沢駅に到着です。早い…!

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・金沢駅

金沢駅に到着。ここが終点ではなく、その先の福井まで延長される北陸新幹線。
都心からここまで2時間で来てしまいました。…いや、本当に近いですね。値段もすごく高い訳でもないので、かなり気軽に行けそうです。これならお客さんも増える訳ですね。

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新しくリニューアルされた金沢駅。
といっても、金沢駅に来ることが自体が初めてなので、どこがどう変わったということは全く分からないのですが、和と洋をマッチさせたような駅は斬新であることは私でも分かりました…笑

以前来たことがある母親曰く、当時とは大分違うとのこと。もちろん北陸新幹線が開通していなかった時代、ここまでは特急を乗り継いでここまで来ています。

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駅でレンタカーを借りて出発。
金沢駅を出てすぐ、能登里山海道へ。少し走れば日本海が見えてきました。

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去年通った道です。その当時はここを通った段階で確かお昼…そこから能登半島を一周しようという、今思うとかなり無茶なプランでした(^^ゞ
まぁ今思えば笑い話ですが、当時は何としてでも一周するんだという謎の勢いに任せてただ走らせていましたので…!

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‐千里浜なぎさドライブウェイ‐

早速砂浜を走ることができる、千里浜なぎさドライブウェイへ。この日は天気も良く、気温も午後にかけてグングン上がっていくとのこと。道路の気温表示も27度になっていました。

波が少し強い感じがしましたが、いつも穏やかな湘南の海を見ていたらそう感じるのも無理ないかもしれません。

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そして今回の旅の相棒となるのは、ホンダの新型FIT。今日から2泊3日お世話になります。

走行距離も約5,000kmの程度が少ない車両だったので、社内もきれいでした。
何より、最近のコンパクトカーってこんなに広い!エンジン音が静か!ってな具合に技術の進化を感じながらここまで乗ってきました笑
普段ぼろいクルマに乗っていると、ここで新型の良さを実感することになりますねー(^^♪

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砂浜を降りてしばし日本海を眺める。
地平線の向こう側はぼやけていますが、晴れていたから何か見える訳でもなく。この旅のすぐ後に能登半島は梅雨入りを迎えることになったので、ちょうどいいタイミングでした。

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潮風を浴びてクールダウン…とはならず、むしろ暑い暑い(;´∀`)
朝も早かったので、お昼も当然早くなります。一番近くにあった道の駅でお昼ご飯を食べることとします。

・道の駅 ころ柿の里しか

せっかくなので、何かご当地のメニューを…と思うも、やはりしょうが焼き定食の文字に釣られ…注文!笑
道の駅に来るとなぜかこういった定食を食べたくなる衝動に襲われますねー(^^;)

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美味しく頂き、農家で採れたての野菜を眺めて出発。

‐県道36号線(志賀来線)‐

お昼を食べても余裕もあるので、前回寄れなかったスポットへ。この辺りは風が強いため、風力発電機が多く見られます。
所々見覚えのある景色に当時の記憶が蘇ってきます。

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・能登金剛

約30kmに亘って奇岩や断崖が連続する海岸のことを、能登金剛と呼んでいます。その中でも有名な巌門(がんもん)や鷹ノ巣岩などを間近に見ることができる遊覧船も走っています。

日本海の荒波で削られて出来た自然の洞窟、それが巌門です。写真の真ん中下に見える洞窟部分が巌門です。ここは走りながら見ただけで、前回はほぼスルーと言っても良いくらいです笑

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荒々しい波が次から次へと打ち寄せてきます。所々見える岩場は、人工的にコンクリートで岩場を埋めて簡易的な島を作り、そこで海苔を採る為のものです。岩海苔の為の島なので、“のり島”と呼ばれています。

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巌門は歩いても見えますが、その迫力を存分に味わうために遊覧船に乗って海から見学します。
土曜日と言うこともあり、人が多いです。遊覧船に乗るのに並ぶかと思いきや、2船をやりくりしているので、そんなに待たないとのことです。

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遊覧船が来るまでの間、近くのタイドプールを覗いて時間を潰します。

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タイドプールに流れ込んでくる波は意外と勢いがあって、気を緩めると濡れます。。
何だか小学生に戻った頃のような、夏休みの宿題で海の生物を観察しているような気持ちに。

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どれ、もう少しじっくりと見てみるかと腰を落とすと…

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いた!カニ発見!
せかせかと忙しそうに動いていました。よく見ると下にはヤドカリがいたのかも…?

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タイドプールには色々な生物が流れ込んでくるので面白いです。
一時的に閉じ込められた空間になるので、色々な生物が集まっています。昔はバケツの下側にガラスを貼り付けた特製水中メガネで生物を観察していました。

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タイドプールをブラブラしていたら、あっという間に乗船時間となり、いざ遊覧船の旅へ。
波打ち際では荒いと感じていましたが、沖に出てみると意外とそうでもなかったです。運が良いとトビウオが見えたりするらしいです。

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大自然が作り上げた能登金剛の景色を海からじっくりと眺めます。これから日本海の荒波が作り上げた巌門や鷹ノ巣岩へ向かいます。

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先ほど少し書いた、のり島。
海苔を採る為にコンクリートで埋めたもので、能登半島ではよく見られる光景だそうです。ちなみに海苔の収穫時期は真冬の12月~2月。冬の寒さの中、収穫される海苔は絶品とのこと。

ガイドの人も一押しと言っていたその岩海苔、一度味わってみたいです(^^♪

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いよいよお待ちかねの巌門へ。
この遊覧船は通り抜けることができないので、手前まで入りそこからバックして戻ります。この洞窟が出来上がるまでにどのくらいの年月がかかったのだろうか…。

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上の写真は、ちょうど洞窟部分から写したものです。
改めて見ると自然のすごさを感じます。

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巌門を見た後は、崖沿いに遊覧船は走ります。次に見えてきたのは、鷹ノ巣岩(たかのすいわ)。
写真では岩の真ん中辺りが白くなっています。

花か何かかな?と思っていましたが、ガイドさんが『鳥の糞がいくつも重なって白くなった』と説明していました。笑
この岩の名前の通り、鷹がかつて巣を作っていたことから付けられたそうですが、その鷹は今はいないそうです。

遠くから見ると岩がニヤリと笑っているようにも見えます。( ̄▽ ̄)←こんな感じに。

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先ほど眺めていた風力発電機が海沿いに設置されています。風はそんなに強く感じませんでしたが、殆どの風車が絶え間なく回り続けていました。

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それから碁盤岩という、源義経(よしつね)が弁慶と碁盤を打ったとされている岩を見学し、再び陸へ。
碁盤岩は遊覧船のアングル上、写真が撮れませんでした…(^^;)

最後に軽く沖に出て、能登金剛を一望。ガイドさんのお話もとても面白く、あっという間の20分間でした。地元の人が案内してくれるツアーはやっぱり面白いですね^^

下船後、今度は歩いて巌門へ。先ほどとは逆の方向から。

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遊覧船では洞窟の途中まで見学しました。小さい船ならば通り抜けすることができるらしいです。ただ結構な勢いで波が入り込んでいるので、気を抜くと座礁しそう…(^^;)

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巌門の左手側には、鷹ノ巣岩。
あまりの険しさに、頂上を極めた者がいないと言われているそうです。あのくぼみも自然に出来たんですよね。

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帰路は乗船前にブラブラしていたタイドプールを上から眺めまる橋を通りました。乗船前より潮が満ちているので、タイドプールが少なくなっていました。

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巌門を見学した後は、再び能登半島の外周をなぞるように北上していきます。
段々と輪島に近付くにつれて、輪島塗の看板が目立つようになってきます。輪島を過ぎれば、もうすぐ奥能登に入ります。

・ヤセの断崖

今日の宿は輪島なので、その手前のスポットに立ち寄ります。
松本清張 “ゼロの焦点”の舞台となった断崖絶壁です。こう書いていますが、映画を見たことがないので撮影地と言われてもイマイチピンと来ない…(^^;

名前のヤセは、断崖に立つと身が痩せる思いがすることから、今の名前になったそうです。
私の写真ではその断崖が伝わりませんが、日本海の荒い波も重なってより迫力を増しています。映画のロケ地となったことで、その名前が知れ渡りましたが、不幸なことに自殺者が増えてしまった場所でもあります。

正直雰囲気が伝わりませんが、断崖なんです。突風や膝が抜けたら真っ逆さまになるので、思い気って下を見ることはできませんでした…(^^;)
まぁ柵もありますし、断崖の写真は検索すれば一杯出てくるので…(^^;

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このヤセの断崖の向こう側には、“義経の船隠し”という入り江があります。崖の上には遊歩道が整備されているので、日本海を眺めつつその場所へ。何だかどことなjく北海道の最果てと近い感じ。

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・義経の船隠し

兄の頼朝(よりとも)から追われ、一時的に身を隠すためにこの入江へ船を隠したと伝えられている岩場です。
写真の通り、細く奥に長い入江になっていた為、沖からは見えにくくなっています。しかしここに隠した船の数は、なんと48隻…。

どうやって入れたのだろうか…。。

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船隠しを下まで降りると、絶好の釣りスポットらしいです。
この日も釣りをしている人がチラホラ見えました。でも道らしい道は見当たらず、あるのは獣道だけでした。結構下るのに勇気がいるかもしれません(^^;)

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サラっと書きましたが、ここは結構怖いスポットが多かったです。
高所恐怖症の人には結構厳しそうな感じです(;´∀`)

能登金剛の有名どころである、巌門とヤセの断崖を抑えたところで、輪島市街を一度過ぎて本日最後のスポットへ向かいます。

・白米千枚田

最後のスポットは、海が間近に迫る白米千枚田です。輪島市街からそんなに遠くなく、最後に立ち寄るにはちょうど良い距離だったので、立ち寄ってみました。
この日は梅雨入り前ですが、1日中30度超えの猛暑で、暑い暑い。関東では5月の記録的な猛暑が終わって、涼しくなってきたところでしたが、能登半島では猛暑日はまだまだ続くそうです。

暑いのでのども乾く…ということで、お米から作られたソフトクリームを食べてのどを潤します。ブルーベリーとミックス味を注文しました。
お米はカップの底に入っています。

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そしてお米とアイスの絶妙なコラボレーションが美味しい(^^♪
この後、猛暑の影響でものすごいペースで溶けてきたので、慌てて胃袋へ。笑

そして白米千枚田を眺めながらアイスを食すという、何とも贅沢な1日の締めくくりとなりました。

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いつみても美しい白米千枚田は、ちょうど田植えが終わった時期でまだ少黄緑色と緑が半分半分な景色でした。
これから梅雨を迎えて、緑が一層濃くなっていきますが、この黄色と混じった景色も味わいがあります。若干モヤがかかっていますが、今日は本当に良い天気でした^^

そこから輪島市街に戻り、宿にチェックイン。こういった余裕のチェックインもたまにはいいもんです。笑
宿のベランダにとまっていたウミネコ?を。

日が暮れるにつれて、段々とモヤがかかってきました。夕暮れが見えるかなーと思っていたのですが、これでは見れなそう…残念。。
それでも1日中暑すぎるくらいに晴れてくれたので、大満足です。

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始発の北陸新幹線に乗って、金沢から能登金剛を経由しつつ輪島まで移動した1日でした。
次の日の朝市に行くため、この日は輪島に宿泊しています。

明日は輪島の朝市から出発し、奥能登へ向かいます。

1日目/2日目/3日目

つづく

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