ノンヒューズブレーカーとは、電装品系統にトラブルが発生した際に、ノブが押し出して自動的に電流を遮断する装置のことです。
2019年に20代最後のロングツーリングで能登半島へ行ったときに、中央道で故障してしまったノンヒューズブレーカーの修理を行いました。
当時はこの部品の配線が断線してしまい、ブレーカーがOFF状態になってしまいエンジンが停止してしまいました。ちょうど運よく自動車整備工場があったので、半田ごてを施し、ビニールテープをぐるぐる巻きにして旅は続行できました。
その修理をようやく行いました。笑
半田ごてでしっかり固定できていたので、修理しようという気にならなかったのが一番の要因でもあるのですが…。
まずはシートを外し、ノンヒューズブレーカーにアクセスします。写真中央下に映っているのがノンヒューズブレーカーです。
かつて断線したことがあり、ビニールテープで固定した跡があります。その反対側が切れてしまいました。
これが切れた部分です。
半田は当時応急処置をした部分です。今回はこの部分を修理していきます。
部品を外すと、こんな感じです。
もちろん部品は廃盤のため、修理もしくは代用品で対応するしかありません。
以前直した箇所も断線しそうだったので、この際両方とも直していきます。
ノンヒューズブレーカーに配線を繋げていきます。
配線を少しカットし、繋いでいきます。プラスチックの外装を溶かさないように気を付けたのですが、少し溶けてしまいました。
小さいから難しい…
つなげました。
元々ゴム製のカバーがあったので、それに入れた状態です。
こんな具合にマイナスドライバーを入れた状態で装着するのですが、このままだけではいずれ断線を再発してしまいそうなので、カバーを自己融着テープで一周させました。
ただでさえ振動が大きいSRXなので、念には念を…ということで、ぐるぐる巻いてみました。
もちろんノブが作動するクリアランスは確保した上です。
多分これで断線はしないだろう!ってくらい巻きました。笑
ぐるぐる巻きにしても、差し込むところはしっかり機能するように巻きました。自己融着テープなので、ビニールテープと比較すると剥がれてくる恐れは少ないかなと思います。
裏面はこんな感じで配線が出ています。ブラックボックスが完了しました。
シートを外したバッテリーの近くに装着します。
これにて修理は完了です。
せっかくなので、長旅に出ることになっても安心できるよう予備のノンヒューズブレーカーも作成しました。
余っていた配線とヒューズを繋げて完了。先ほどのノンヒューズブレーカーの配線にすり替えるだけで使える応用アイテムです。
市販のヒューズを使用しているので、万が一の際にもすぐに購入できます。使いたくはないですが、万が一の時のお守りとして工具箱に忍ばせておきます。
ヒューズ交換も簡単です。
ノンヒューズブレーカーの修理でした。
おわり
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