FIAT500のネタが続きます。
実は結構なトラブルメーカーな気がしてきたなぁ…笑
本題に移ります。
我がFIATは2ドア仕様のため、後ろの席に乗るには前側のシートを倒す必要があります。
今ではこんな乗り方をするクルマがめっきり減りましたが、FIATはデザインキープのため2ドアにしたのかもしれませんね。
利便性を優先する中で、思い切った戦略だなと思います。それでいて売れているのだから、機能性が全てじゃないってのを改めて認識しますね。
で、シートを倒すと同時に前まで動くのですが…
シートが倒れて終わりという状態になってしまいました。
これでは乗るための十分な空間を確保できないので、シートの前後移動させるバーを上げて、シートを前に動かさないといけません。
今まで一つの動作で出来ていたものが、できなくなるのだから当然不便。
同じような症状の人がいないか探してみましたが、どうやらいなさそう…。壊れてしまったものは仕方ないので、まずは分解してみることにします。
トルクスねじ4箇所で止められているシートを外しました。外したらこの際なので掃除機できれいにしました。やっぱりこういったところは中々掃除できない箇所なので、念入りに。
裏側にシートのワイヤー類があります。
よく見るとシートの保護カバーがボロボロになってます。エンジンルームは仕方ないとしても、直射日光の影響を受けない内装のワイヤーまでこうなるとは。まぁあーだこーだ言っても仕方ないんですけどね(^^;
そしてこの中央部分にあるのが、ワイヤーのASSY部分。ここが機能してシートを前後に移動、そして倒せるようになっています。
ワイヤーのASSY部品はリベット固定されていたので、ドリルで揉んで取り外しました。これがその部品です。
写真にはありませんが、左側にシートを前に移動させるワイヤーが設置されていました。
その左側のワイヤー部分です。
写真中央付近、ワイヤーのタイコがなくなっています。抜け落ちてしまったのが今回の原因のようです。
これがそのタイコ。見事に抜け落ちています。
こうやってしっかり固定されているのが理想なんですが、どうやら劣化で抜けてしまったようです。これを直すのは結構難しい…というより、ワイヤー自体を購入した方が早いです。
ただワイヤーを購入するとなると、ASSY部品なのでおそらくかなり高価なのかなと。予想ですが、3万くらいするんじゃないかな…
原因が分かったので、手始めにこのワイヤーを再利用してみることにします。
まずは先端を整えるために、ニッパーで切ります。
抜けてしまったタイコの真ん中をドリルで少し広げました。もう一度かしめて使う作戦です。
タイコを通して、ペンチで押しつぶしましたが…ダメでした。残念ながら、先にタイコが潰れてしまいました(^^;
違う方法にしてみます。
圧着端子をワイヤーに挟み込んでタイコの代わりにすることに。
抜け落ちないように半田でさらに固定。
このままだとケースに入らないので、先端を切り落とします。なるべく小さくしないと、先程のボックスに収納できないので。
戻しました。
写真中央、小さく写っているのが今回のワイヤーです。頭少し出ていますが、何とか組み込めそう。
ワイヤーの先端を少しカットしたため、短くなってしまいました。。シートまで届きません。
届かないものを伸ばすことは不可能なので、針金を使って固定しました。
本当はワイヤーが穴にしっかり固定されるようになっています。
クルマの乗り降りの際に使う箇所なので針金を二重にしておきました。おそらく大丈夫かなと。
リベットは揉んでしまったので、ボルトによる固定にしました。ツメ2箇所とボルトの2箇所固定です。落ちなきゃOK。
最後にシートを戻しました。
何度かシートを操作しましたが、問題無く動作できました。
後は自作したタイコがどのくらいもってくれるかです。切れたら部品注文かなぁ。。
おわり
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