はじめに
個人間売買のプラットフォーム「カババ」。
プロの査定が入るから安心、という言葉を信じて購入した私の愛車 エクシーガですが、納車直後から異音に悩まされることになりました。
どんなサービスかってのは、このYoutubeを見ていただくと分かるかと思います。
本題に戻りまして…
問題というのは、エアコンコンプレッサーからの異音。
中古車だから仕方ない、で済ませるにはあまりに耳障りなその音に対し、私がどうアクションを起こし、運営側とどんな交渉をして、最終的にどう折り合いをつけていったのかをまとめてみました。
カババに限らず、ネットだけで購入するにあたっての色々な意見があるかと思いますが、これから購入を考えている方の参考になればと思ってます(カババを否定するわけではありません)。
限られた予算でカーライフを楽しむ一人のオーナーの、リアルな失敗談を初公開です。笑
前回までのお話
納車されて数日。「あれ、おかしいな」と思ったのは、エアコンをつけた瞬間でした。
コンプレッサーから響く、ミィーという明らかに正常ではないメカニカルなノイズ。
事前に公表されている情報を確認んしましたが、査定表や車両紹介のページにはこれに関する記述はありませんでした。

「プロがチェックしているはずなのに、なぜ?」
第三者が見ているから安心安全…と思ったのに、というのが正直な感想。
幸い、異音はするもののエアコンが冷えているのが救いでした。
カババ運営側との交渉
このままでは納得がいかないので、意を決して、カババの担当者に相談の連絡を入れました。
連絡手段は、メールです。本部の連絡先が公式HPに記載されていたので、そちらへ連絡を入れました。
また、規約を確認したところ、カババはトラブルには関与しないとあります。…が、ある程度までお付き合いする とあります(規約を要約すると)
。
そう、つまり基本的には当人同士で解決してね、ただ中を取り持つことはできますよ、といったこと。
カババ運営側から先方に異音がする旨を伝えてもらったところ、修理費を負担となると売った際の利益がほとんど出ない、それには応じられないの一点張り。
まぁそうですよね。少しでも高く買ってもらいたくてカババを利用したわけなので。
こっちとしては事前に聞かされていない情報なので、直して欲しい。
向こうはお金は一切出さない。
これでは決着はしない。流石にカババの担当者も困っている。
担当者曰く、向こうが応じない限りはこのまま平行線です…とのこと。
うーん。
担当者レベルじゃ埒が明かないのは明白だったので、もっと上を動かしてみようと思い立ち、次の一手は本部に直接連絡をしてみました。
私の予想ですが、担当者から上司までは相談がいくのですが、その上司から上までは話を上げていないことが明確だったので、本部へ連絡した方が早いと判断しました。
- こちらの主張: 「査定表に記載のない不具合。修理、あるいは補償をお願いしたい」
- 運営の対応: 「現状引き渡しが原則ですが、確認します」
お見舞金として 「1万円」
本部担当者との数回のやり取りの後、運営側から提示された回答は、以下のものでした。
「お見舞金(弁償代金)として、1万円を支払います。これで本件はクローズとしてください。」
運営側からのお見舞金として、1万円という数字が提示されました。
前回も書きましたが、エアコンコンプレッサーの交換をディーラーやショップに頼めば、リビルト品を使っても5万円〜10万円は必要となります。
※真空引きというガス交換もあるので、相場としてはそのくらいかかります
実際に整備士の友人に相談してみたところ、100%クレームだという判断。
エアコンを稼働させれば分かるその異音、ASSY交換だねとのことでした。

提示された「1万円」。
正直、怒りが込み上げなかったと言えば嘘になります。
しかし、これ以上の交渉を続けるには、膨大な時間と精神的なエネルギーが必要です。
むしろ下手するとその1万円すら危うくなってしまう恐れすらあると感じます。
そもそも規約には一切関与しないと書かれているので、事を荒立てると自分が不利になることも分かりました。
これ以上は何も起きないと思い、私はその1万円を受け取り、この件を終わりにすることにしました。
世間一般でいう、泣き寝入りです。
まとめ:カババ(のようなネット通販)で中古車を買う注意点
今回の経験で、痛いほど分かったこと。
それをまとめると以下になります。
- 個人間売買は現物確認がマスト(特にエアコン系はボンネット開けてエンジン掛けて確認すべし!)
- 1万円は「謝罪の印」であって、「修理代」ではないが、運営側は最大限の対応をしてくれた
- 最後は、自分の「見る目」がすべて
- やっぱりネット通販はトラブルを楽しめないと辛いかも…
それでも、カババは安くて魅力的な車が多いのも事実です。
今回の謝罪金の1万円で、合計車体代として13万円ということになりました。
DIYが大好きな自分にとってはいいネタだぜ!やっほーって感じでしたが、これでエアコンが死んでたらそうも言ってられないと思います…。
今回の一件は、異音がするけどもエアコンがまだ冷えている、という状態だからクローズできたんです。
でも、エアコンを点けるたびに聞こえてくる、ミィーという耳障りな音は若干のストレスです。笑
一縷の望みをかけて、昨年の車検時(2025年8月)にエアコンリフレッシュを実施しました。

エアコンリフレッシュは簡単に言うと、車のエアコンガンの大掃除 & 補充のことです。
「エアコンがぬるいな」と思ったとき、ガソリンスタンドなどで「ガスを補充しましょうか?」と言われた経験があるかと思います(最近は複雑な構造になったことで、そういった声掛けも減ってきているようです。とあるガソリンスタンドさんは余計な声かけは禁止 とまでなったそうです)。
実は、単にガスを「継ぎ足す」だけでは不十分なことが多いのです。
エアコンリフレッシュでは、専用のマシンを使って以下の工程を自動で行います。
- 今入っているガスを一度全部抜く
- ガスと一緒に混じった水分や不純物を取り除く(ろ過)
- 配管内を真空にして乾燥させる(真空引き)
- その車に最適な「規定量」のガスを1g単位で正確に戻す
- 新しいオイルを補充する
車のエアコンガスは多すぎても少なすぎてもダメという、デリケートな性質なんです。
- 少なすぎると: 冷えない。コンプレッサー(エアコンの心臓部)に負担がかかる。
- 多すぎると: 配管に圧力がかかりすぎて、これまた冷えない & 故障の原因になる。
長年乗っていると、振動などでガスが少しずつ漏れたり、中に水分が混じったりします。リフレッシュをすることで、今の状態を一度リセットし、その車が一番力を発揮できる「ベストな状態」に整えることができるのです。
エアコンの修理で一番お金がかかるのが、コンプレッサーの交換というのは上で書きましたが、もしかして リフレッシュで新しいオイルと綺麗なガスを循環させることで、機械の動きがスムーズになり、延命できるかも?と思ったので実施してみました。
車検時にかかったお金は10,000円でした。
結果、異音は気持ち減ったような…というレベル。ただ寒いくらい冷えるようになりました。

それでも10万キロ越えのクルマは魅力的?
「10万キロ」という数字を、一つの寿命や買い替えのサインだと考えている方は、今でも少なくありません。
しかし、実際に15年落ち・走行10万キロ超えのエクシーガを手に取った私の実感として、この「過走行車」という市場は、ちゃんと抑えるべきポイントを抑えられるのであれば…非常に良い選択肢であると思ってます。
というのも、現代のクルマは正しくメンテナンスさえ受けていれば、10万キロや15万キロで本来の性能を失うようなヤワな作りではないと思います。
むしろ、一番大きな値落ち(減価償却)が済んだあとの価格で、そのクルマの走りを享受できるんじゃないかと思っています。
ただし、同じ10万キロでも「質」の見極めは必要になってきます。
- 都会の10万キロ: ストップ&ゴーの繰り返しで、ブレーキやミッションへの負荷が大きいことが予想される
- 田舎の10万キロ: 一定速度の巡航が多く、走行距離の割にエンジンへの負担が少ないと予想される
前オーナーがどう走っていたかまでは確認することが難しいので、実際の数字から予測しなければなりませんが、
「何年で10万キロを達成したのか?」「どんな環境で走っていたか?」を履歴から読み解くことはできます。
この点をクリアできれば、過走行車も選択肢の一つとして浮上してきます。
もちろん、リスクがゼロではありません。私のエクシーガも、今のところ大きなトラブルこそありませんが、エアコンコンプレッサーからの異音という「トラブル予備軍」を抱えているのは事実。
こうした「経年劣化」をあらかじめ想定し、浮いた車両代金の一部をメンテナンス費用としてストックしておく。
次の売却はあんまり考えていないし、「道具としてガシガシ使い倒す」という割り切りができる方には、これ以上ない選択というのが私の持論です。
実際に子どもが自転車でひっかき傷を付けたり、多少の傷を付けたところで全く持ってノーダメージですから。笑
見るべき点を見て、道具としてガシガシ使っていく前提であれば、私個人的にはこれほどコストパフォーマンスに優れた買い物かと思ってます。
安心を優先したい場合は避けた方が無難かも…
とはいえ、誰もが個人間売買のような「自己責任」のリスクを取れるわけではありません。
「安さは魅力だけど、もし納車直後に壊れたらどうしよう……」 「修復歴や隠れた不具合を見抜く自信がない」
そういった、中古車のトラブルが怖い人は、やっぱり多少高くても保証が手厚いガリバーやカーセンサーなどがいいかと思います。
個人間売買にはない、プロによる厳しい点検工程と、万が一の際のアフター保証。
この「安心感」に対して対価を払うのは、長く安全に乗り続けるという意味で、非常に理にかなった選択の一つだと思います。
ただ大手企業は広告費に資金を回している分、どうしても車両代金が少し高めになる傾向があるのも事実です。
10万キロ超えのクルマは、決して「古いクルマ」ではありません。
正直に書けば、10万キロ越えのクルマは良い選択肢だが、プラットフォームを間違えると厄介というのが今回の教訓です。
それなりに走っているクルマは、やはり実物を見るべきなんでしょう。
※ヤフオクでワクワクするバイクを買うのとは別物です。笑
欲しいクルマが遠方の場合は方法が限られるかもしれませんが、そうでない場合は足を運んで自信の目で確かめるが一番と感じます。
購入して1年半、今後どうなっていくか継続してお伝えしていこうと思います(続く…のか?)。
おわり




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