レストアもいよいよ大詰めです。
続いては見た目を左右するシートを張り替えていきます。
このフィラーノ、購入した時に一番気になっていたのは、このシートでした。
前のオーナー曰く、穴が開いていたから購入時からこのシートが貼り付けられていたそうです。

おそらく余ったシート表皮で貼り付けているんでしょうが、見た目が気になる…汗
かなり強力にくっついているようで簡単には剥がれません。
なので、タイからシートを購入しました。
ちなみにフィラーノ115用シートは無かったので、グランドフィラーノ用を購入しています。

不安要素として、梱包されていたシート表皮がFioraと書かれていたこと。
フィラーノ(Filano)でもなくFiora…。まぁ何とか着くでしょう。

前のシートを全て剥がしていきます。
長年使い続けられていたので、ステープル(針)が錆びついていました。
取り外す際に折れてしまうことが多々あり、抜けにくい…

何とか全部取り外しました。

シート本体は湿っていたので、一度天日干しします。
カバーに開いた穴から雨水が入ってしまったと思われます。
水が入ったと思われる場所はガッツリ変色してカビっぽくなっています。
ちなみに、スポンジを手で押すと水が出てきます…。

外したシートカバー。
シートカバーはカビが生えていました。

乾燥が終わりました。
カビは取れないのでこのままです。
見えないので…まぁ良しということで。笑

浸水対策でゴミ袋をかけます。

1枚だと不安なので、2重にしました。
とりあえずこれで大丈夫でしょう。

裏面には養生テープを使って位置決めをしています。

新しく購入したシートカバーを被せます。
フィラーノ用ではなかったのですが、大丈夫そう。モデルチェンジしましたが、シートの形状自体に大きな変更はなかったようです。

後はタッカーを使って打ち込んでいくだけです。
コツはまず四方を仮止めし、シートカバーを伸ばしながら打ち込むことです。

グランドフィラーノのシートカバーは少し大きいようで、少しカバーが大きいようです。
余分な箇所は後で切り取ります。

開閉するヒンジの部分に干渉しないよう、先端は特に気を付ける必要があります。

余った部分を切り取りました。

車種こそ異なりますが、しっかりと貼れました。
パッとした見た目は良い感じです。

先端は形状に合わせて縫製されています。
オシャレだったのでこれを購入したのですが、よく考えるとこういった縫製のところから水が入ってくるんだよな…汗

気になるのはタンデムシート部分。
パイピングとシートの折れ目が異なっています。
おそらくグランドフィラーノはタンデムシート部分に幅があるのでしょう。

長さ方向はバッチリです。
しっかりとパイピングの位置が一致しています。

先端部分はステープルを打ち込むのに苦戦しましたが、何とか形になりました。
多少のシワはご愛嬌ということで。


シートを取り付けました。
サイド部分のシワが気になりますね…後で打ち直そうかな…。


ただ、それ以外の部分は比較的綺麗にできたかなと自画自賛。
気になるパイピングの位置も、それほど気になりません。


シートを張り替えるだけでオンボロ感がなくなりました。
ステップフロアのベージュに寄せたので、統一感も出て良い感じです。

以上、シートの貼り替えでした。
いよいよ完成が近づいてきましたが、あと少しだけ続きます。
おわり
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