月曜は神奈川に仕事のため、今週末は神奈川に戻ってきています。
前回書いた通り、南会津へ遠征したことを書いていこうと思います。正直、宇都宮が拠点になってちゃんとしたドライブにでかけたのはこれだけ。。
やっぱり梅雨時なので晴れませんよね…。
まぁでも関東は雨でも南東北は天気が持ちそう…ならばでかけるしかない!
ってことでプジョーを始動させて出発!
ホテルを出発してまずは鬼怒川方面へ。
日光は4月に行ったのでスルーです。とりあえず出発時の天気をチェック。
この時点では晴れ間も見えています。一応天気予報では南東北方面は晴れ時々曇りとのこと。
まぁ大丈夫かなって思っていた矢先に本降りの雨になったのは内緒です^^;笑
国道121号線
国道121号線を使って鬼怒川を北上していきます。
梅雨の晴れ間で気温もそんなに高くならないかな~と思っていましたが、ガッツリ暑いです^^;
サンルーフ・窓全開で走ります。緑がおいしい^^
中三依温泉(なかみよりおんせん)駅
国道沿いに点在する野岩鉄道 会津鬼怒川線の駅舎も寄っておきましょう。
ちょこんと存在する駅です。
駅前のロータリーにはおそらく夏祭りで使うであろう舞台がありました。いよいよこれからの出番に備えていました。
夏祭、今年は何かでっかいのに行きたいなぁ。
ホームに上がってみます。
入口から階段を上がるので見晴らしが良いホーム。
見晴らしのいい場所にあるのでぼーっとするにはもってこい…
というよりも暑い!
湿気と日差しが重なって暑い暑い…。もう夏本番であることを教えてくれています。
上三依塩原温泉口(かみみよりしおばらおんせんぐち)駅
こちらはもう少し大きい駅です。
ですが有人駅でしたのでスルー。
ちなみに“関東の駅 百選”に選出されているそうです。
もう福島かと思っていましたが、実はまだ栃木県でした笑
国道121号線をさらに北上していきます。
福島との県境が近づくにつれて、かつて見慣れたあの道路標識を多く見かけます。
そう、この矢印。
北海道で道路端に見かけるこの矢印。まさかここで会えるとは思ってもいなかった。嬉しすぎる再開です^^
おそらくテンションが変に上がっているのは私くらいで、ほかの人はスルー笑
いよいよ東北エリアに突入です。
ですがその前にちょっと気になる場所があるのでそこへ向かうことに。
ちなみにその場所は、上の写真のすぐ先を左折するだけだったのですが通り過ぎて少し戻ってきました。
近くにあるのはヘリポート。
おそらく登山客の緊急搬送用でしょうか。それ以外は近くに民家等はありません。
男鹿(おじか)高原駅
関東に存在する秘境駅として名高い、男鹿高原駅です。
まず駅の近辺に民家は一切なく、あったのはヘリポートのみ。
駅前の写真はこんな感じです。
何もない…。
奥に民家のように見えるは変電所です。きっと変電所を操作する人が使う駅なんだろうな~なんて思っていましたが、わざわざ列車を使わないだろうなと。
じゃー実際どんな人が駅を使うのかと言えば、やっぱり登山客?
プレハブに見えて、実は地下まで通じています。
駅に降り立ってみます。
全体的に曲がっているホームの他には特に何もないです。
ちょうど登山客っぽい雰囲気の方がいたのに驚きました。おそらく利用人数0.89人の貴重な一人でしょう。
次の列車が来る1時間、読書をして時間をつぶすのでしょうか…?
ホーム先端から駅全景を。
コンクリートの壁が一面に連なっているので景色は一方方向のみです。
後は特にコメントもいらないでしょう笑
秘境駅は何もないのを楽しむのだから、これでいいんです。
ただイマイチ駅の存在価値が分からないのですが、駅が存在している以上何らかの存在価値があるってことでしょう。
もとはリゾート開発予定地だったらしいですが、計画が無くなったそうです。
待合室には秘境駅にお馴染みの駅ノートがありました。
とりあえず私が来たこともここに記させて頂きました。
駅のポスターには秘境駅へようこそといった類のチラシや、新聞掲載の内容が貼り付けられていました。
さて、秘境駅という貴重な鉄分を補給して次の目的地へ。
今日はタイトルにある通り只見線を訪ねるドライブです。
なのでまだまだ北上を続けます。
とりあえずお腹も減ったので喜多方ラーメンを食べました。
あっさり醤油ラーメンがシンプルでうまい。
会津山村道場(あいづさんそんどうじょう)駅
名前が面白いです、山村道場。
でも特に道場は見当たらず…笑
今日は駅ばっかり。笑
直前に本降りの雨でしたが、駅に着いたときには止みました。
道確認のついでに立ち寄ってみました。
田んぼの真ん中にちょこんと存在する駅です。
2013年度の「駅舎ランキング」に堂々の1位に輝いた“南河内駅”とどこか似ている雰囲気でした。
雲が怪しい雰囲気ですが、そこもいい感じです。
南東北は稲の緑が満開です。ちょうどいい時期だったのかもしれません。
そして会津田島を抜けて国道400号線へ。
国道400号線
田んぼの中をのんびりと走って行きます。
ところどころ現れる初夏の景色。お米がうまそうです^^
一面に広がる田んぼ。水面の反射と稲の色がきれいです。
もうちょっと夏に近づけば水面も覆い尽くされます。
もちろんこの南東北は豪雪地帯なので、ロックシェッドを縫うように現れます。
国道252号線
国道400号線から252号線へぶつかり、そのまま只見方面を目指します。
その国道沿いにある運休駅を訪ねます。
本名駅
民家の中にちょこんと存在する小さな無人駅。
それが本名駅です。
会津川口駅方面です。いつ列車が来てもおかしくないような雰囲気ですが、列車は来ません。
運休中なので雑草が生い茂っていますが、まだ線路は見えます。もうちょっとしたら全然見えなくなるんでしょうね。。
駅は使われていないので線路には雑草が生い茂っていました。
今でもこの駅は列車が来るのを待っている雰囲気です。
民家の間にあるので、家に入るにはこの線路をまたいでいかないといけません。よくある無人駅の風景。
でも今はその列車が走らない…と思うと何だか不思議な気持ちになります。
駅はあるのに…。
会津越川(あいづこすがわ)駅
こちらは会津越川駅。
田んぼにちょこんと、どこにでもある地方の小さな駅。
でもこの雰囲気は好きです。
この踏切もしばらく鳴っていない。
また次に鳴る日はやってくるのでしょうか。
駅は簡単な作りです。
ただ駅舎は板張りで入れないようにされていました。いたずら防止のためでしょうか。
そして、その板には代行バスの説明が。
この国道252号線と並走している只見線の運休区間は、現在代行バスでつながっています。
でも駅舎の前には不思議と雑草が生えていませんでした。
誰かが管理をしている?
続いて次の駅へ。
会津横田駅
同じく会津横田駅へ。
ロックシェッドから現れる列車を撮り収めてみたいなぁ。きっと素敵なんでしょうね。
こちらもコンパネで駅舎が塞がれていました。
今回訪問した運休駅は全て同じようにコンパネで塞がれています。
会津大塩駅
近くではゲートボールを楽しんでいる公園の近くに存在するのは、会津大塩駅。
運休しているどの駅も田んぼが近い良い雰囲気の駅です。
やっぱり誰か管理しているのでしょうか。
駅の前だけは不思議と雑草が生えていない。雑草が生えないように処理されている?
でも駅の前以外はしっかりと生い茂っているのだから、きっと誰かが処理をしているんでしょうね。
田んぼとプジョー。
ちなみにこの日は本当に暑くて、黒いクルマだと尚更直射日光を吸収して暑い暑い^^;笑
ゲートボールをしている公園を横目に出発。
会津塩沢駅
会津塩沢駅に近づくに連れて、蒲生岳が姿を現します。
いよいよこの運休区間を訪ねる旅も大詰め。
きれいな只見川と並走するこの国道252号線、本当に気持ちいいです。
このときばかりは出張になってよかったなと。笑
そして最後の運休駅へ向かいます。
この国道252号線はずっと只見川に沿って走っているので、鉄橋を眺めながら走れます。
こんなにきれいな鉄橋も今は使われていなんですよね、、
会津のマッターホルンこと、蒲生岳が見えてきました。
次の駅はその蒲生岳から来た、“会津蒲生駅”です。
ロックシェッド。そう言えば道路標識にはスノーシェッドと書かれていました。
北海道にはない、また違った雪国の道路景色。
少し走って最後の駅に到着。
会津蒲生(あいづがもう)駅
民家の傍にあるのは、蒲生岳が一番近い駅。
運休駅はどれも同じような簡単な駅舎ですが、その近くの雰囲気がどれも異なっています。
ここはかつて登山客を多く迎えていた駅らしく、駅前には小さな休憩所がありました。きっと地元の人が作ってくれた広場だと思います。
只見方面まであと少し。
でも流されてしまった鉄橋のせいで今は列車は来ない。
開通を願うもやはり立ちはだかるはお金という大きな壁。確か復興に必要なのは約50億だったような。。。
さすがにそれだけの予算をこのローカル線にすぐ使えるわけもないので、なかなか現状が変わらないようです。
この美しい只見川を走る只見線の車窓はきっとすばらしいものだと思います。
クルマで走っていてもそう感じたのですから、きっと列車はもっと素晴らしい景色が広がっているんだと思います。
そして最後は只見駅へ。
只見駅
これにて運休区間の駅舎訪問は終わりです。
列車はいませんでした。これ以降の只見~小出間は、豪雪地帯で有名な六十里越え区間になります。
個人的にもかなり気になりましたが、そろそろ夕暮れでしたので撤退しました。
写真の後ろ側、蒲生岳方面は運休のためここで折り返しになります。
でもまだ駅標に“会津蒲生”の文字が刻まれているので、あくまで運休ということなんでしょうかね。
“つながれつながれ 只見線”
駅前にあった横断幕にそう書かれていました。
美しい山間部を走る只見線の復興を、1日も早く願っています。
最後に近くの神社を撮り収めて帰宅しました。
今回は運休駅を訪ねるといった変わったドライブでしたが、南東北の自然も大満喫した1日でした。
雨が降ったりだったのでクルマでよかったですが、天気が良ければ最高のツーリングルートになるかと思います^^
さて、こうなったら次は廃駅となってしまった“田子倉駅”を目指しましょうかね…笑
六十里超えルートも気になりますしね。
それではこの辺で…!
走行距離:354km
平均燃費:-km/L
おわり
コメント
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只見線良いですよねー。
僕も2年前の夏にSRX250で只見線沿いを走りましたよ。
途中にコンビニはおろかガソリンスタンドもほとんど無く、非常に過酷な道のりでしたw
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サイダーさん
こんばんわ^^
その記事、参考にさせて頂きました^^
気になっていたのですが、なかなか行く機会がなく。。
出張とは言え、拠点が宇都宮になったので今回行けたのでよかったです。願わくばバイクで行きたかったので、近いうちにリベンジ…を考えています^^
でも確かに国道沿いにはガソリンスタンドがなかったので注意したいところです^^;笑
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只見線なつかしいです。
4年前くらいの冬に全線乗りに行ったことがあります
今はもう分断されているんですよね…
大学のときはあの辺を何度か訪問しているのでまた行きたくなりました!
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ばつさん
おはようございます^^
全線乗ったんですね、うらやましいです^^
四季折々の景色を楽しめる只見線、並走する道も素晴らしくまた走りたいと思いました。
もし只見線が開通するのであれば、只見線も乗ってみたいです。。
今週末、もし天気が良ければまた行ってみようと思います。
次は廃駅の田子倉駅を目指しますw
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お久しぶりです、中央本線宮ノ越駅訪問の記事で書き込みをさせて頂いたS.nagataです。
男鹿高原駅のことを調べてるうちにこのブログを発見したので何げに読んでいたら
以前宮ノ越駅の駅ノートのことをブログで紹介して頂いたSomeDayさんだったのですごい偶然に驚きました。
写真に写っている男鹿高原駅の駅ノート、昨年4月においらが置いて帰りました(あと温度計も…笑)。
もしかしたらSomeDayさんが訪れた時には1Pにおいらが描いたらくがきが破り去られたら後だったかもしれませんが…
知り合いの鉄道マニアの方から「nagataさんの描いた絵切り取られて無くなっていたよ」って連絡を頂いたので
昨年の9月に再訪問して、以前描いたらくがきのコピーを貼っておきました。
男鹿高原駅は東京からはほぼ乗り換え無しで簡単に行くことのできる秘境駅なので、お気に入りの駅の一つです。
ホント駅の回りには特に何も無く、待合室の椅子に腰掛けて近くを流れてる川の音や鳥の鳴き声、風の吹く音を聞きながら、ただぼ~…とするぐらいしかない駅ですけど
その「ぼ~…」とすることが「贅沢な時間過ごしてるなぁ…」と感じることが出来て、何とも言えない充実感を感じることが出来ます。
暖かくなった、また男鹿高原駅のノートに思い出を残しに行きたいと思います。
PS 9月に男鹿高原駅を再訪問した後、おいらも只見線の駅を数駅見て来ました。臨時駅になった柿ノ木駅や廃駅になった田子倉駅などを訪ねてみました。(柿ノ木駅が3月に正式に廃止になるのは残念ですね)
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S.nagataさん
こんばんわ^^
返信が遅れてしまい大変申し訳ありません。
再訪頂きありがとうございます。
昨年の梅雨の合間に、クルマで訪問させて頂きました。都心から近い秘境駅、本当に何も無い空間
がそこにはありました。事前情報では駅前の大きなエアポート、そして少し歩いて出た国道も何もないという秘境駅は初めて訪れた私にとっては衝撃でした。
訪問した際はたしかnagataさんが書かれたイラストは無くなっていたかと思います。私もコメントを残したので覚えています。
国道からも離れているので、そこは静かな時が流れ、近くの川の音だけがBGMという何とも贅沢な秘境駅でした。
私もまた暖かくなった時に機会があれば訪れたいと思います。
只見線も訪問されたのですね!
私が訪問した休止区間はどれも素晴らしく、日本の原風景と呼べる懐かしい景色が広がっていました。休止となっているのが本当に悔やまれます…。
そして六十里越は田子倉駅がまだ廃止になる前に訪れたかったのですが、それは叶わず…(ノД`)・゜・。
今度は柿ノ木駅が廃止と…只見線の駅が少なくなるのはとても寂しいです。。
今年は東北方面の駅を目指して旅をしようと思っています。またどこかの駅ノートでお会いできる日を楽しみにしております^^