2016年 ドイツ旅行記 2日目

海外

いよいよドイツで迎える朝、2日目のスタートです。
この日は早朝にミュンヘン市街から少しだけ離れて、朝のお城を見学します。

■12月10日(土) ミュンヘン~ニンフェンブルク城~マリエン広場~ヴィースの巡礼教会~ノイシュバンシュタイン城~フュッセン

その市街から少し離れたところにあるのが、このニンフェンブルク城。
朝焼けを浴びてきれいに照らされていました。

・ニンフェンブルク城

妖精のお城とも呼ばれているこのニンフェンブルク城。バイエルン国王の夏の離宮であり、戦争でも被害を受けなかったので17世紀当時のままを今に伝え続けています。

この時点で8時を過ぎていましたが、これから日の出…といった感じです。この時期(12月)、ドイツだと日の出も日本より少し遅いようです。

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噴水を見てみると…水が凍ってます。バスの気温計は確か3℃。夜中はおそらく氷点下だったのでしょう。鳥も寒そう。

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お城を正面から眺めてみます。朝早い時間に見学しているので、人が少なくてイイです。左右対称な形。

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こちらは裏側へ回ったところです。上の写真と比較しても、ほとんど形が変わりませんね。

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その写真の中段のところを登って、広場方面を眺める。かつては大勢の市民がここに集まる中、こうやって手を振ったのかな?と一人思いながら公園を見渡してみました。

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朝の公園ということで、この3℃の中でもランニングする人や散歩する人もいました。まぁ慣れてしまえばそんなことないのかな?

そこからバスに再び乗り込み、昨日回ったマリエン広場へ。
ここからしばらくの間、自由時間となります。昨日は夜だったのであまり見えなかったところも回れます。

写っているのはバイエルン州立歌劇場。バスをここで降りてしばし市街散策です。ガイドさんからイヤホンを借りてちょっとした情報を耳に入れつつ、歩いていきます。

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昨日は暗くてそんなに実感しませんでしたが、THE ヨーロッパと言わんばかりの景色です(当たり前か)。石積の建物がそう感じさせてくれます。

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・マリエン広場

昨日クリスマスマーケットを行っていたマリエン広場に到着。見上げると新市庁舎です。

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そのすぐ近くにある噴水。中央に丸く太ったお魚がいます。
これはこの場所にかつてお魚屋さんがあったからという意味らしい。よーく見ると目ん玉が飛び出てて、ギョっとした感じになってます。

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・ホフブロイハウス

続いてガイドさんに教えてもらった、ホフブロイハウス。ここはナチスが決起会を行ったことでも有名。かなりでかいビアホールです。
そうそう、ここはトイレも無料で使いやすいので助かりました(^^;
実際は無料じゃないんでしょうけど、ビアホールが広くてガヤガヤしているので借りやすいです。

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ここで自由行動となったので、しばらくはその辺りをグルグルと。

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ドイツと言えば、ポルシェ。この形は到着してから初めて見たかも。

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・聖ペーター教会

10時を周るちょい前、大分人も出てきました。立ち寄ったこの聖ペーター教会には展望台があるので、一人3ユーロを支払って登ってみることにしました。

ちなみに登る途中からドンドン狭くなって…譲り合わないと最後までいけないような感じでした(^^;
しかもかなり急激な登り階段なので…登る場合は覚悟した方がいいです。。リュック推奨!

途中の写真はないですが、、
苦労した甲斐あって、景色は最高!

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新市庁舎。

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ちょうど仕掛け時計が開いていたところでした。手前に写っているクレーンは、夜になるとイルミネーションされています。笑
日中じゃ全く分からないですね。

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ヨーロッパの美しい町並みは、統一された屋根にある…
と聞いたことがあります。確かに日本とは違って、街の景観を崩すような色の屋根は存在しません。これがあるから統一感があるんだなぁ。

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展望台にも段々と人が増えてきたので、退散。どうやら良いタイミングで登ったようです。
ちなみに登っていた教会はコチラ。今思うと結構登ったなぁ。

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自由時間も終わり、再びバスで移動です。
この後アウトバーンに乗って南下していきます。噂に聞いていたアウトバーン…キリンの世界が蘇る…!どんなすごい高速道路かと思えば…みんなちゃんとそれなりの速度で走ってますね。ちょっと拍子抜け。

まぁでもぶっ飛ばさないですよね、死んだら嫌だし(^^;)
今回の区間は全体的にほぼ3車線。バスは一番右端(日本とは逆)を多分100km/h程度で走行。走行車線は大体130km/hといったところでしょうか。たまーに早いクルマがいますが、アホみたいな速度ではありませんでした。。

ちょっと期待と外れたアウトバーンの景色を眺めつつ、次の目的地であるヴィース教会へ向かってバスは走ります。

・ヴィースの巡礼教会

牧草地帯にぽつーんと存在するこの教会。実は世界遺産です。

ある農家の夫人が修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」の木像をもらい受けたのですが、そのもらい受けたキリストの像が涙を流すという噂が広まる。この噂が「ヴィースの涙の奇跡」として巡礼者の間に広まり、農家に集まるようになったのが始まりです。

そして多くの巡礼者を向かい受けるために建立されたのが、このヴィース教会です。

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シンプルな外観です。

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本当に農家のど真ん中にあります。あるのは牧場、牛、馬…。しかし当時はこの地に“涙を流したキリスト像”を見るため、たくさん押し寄せたんですよね。

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中には復活したイエスが虹の王座に座る姿が描かれた美しい天井画がありました。ちょうどタイミングが良く、巡礼の時間では無かったので見物できました。

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外観と違って、美しい天井画、彫刻で溢れていました。

そんなヴィース教会を後にして、最後の目的地であるノイシュバンシュタイン城へバスは向かいます。
教会の次はお城…ヨーロッパのハイライト的な順番ですね。

その前に昼食ということで、お城のすぐ手前で昼食。
頂いたのは…ポテトとお魚の何か。多分白身魚のタルタルソース的な感じだったかと思われますが。。

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それと美味しかったレーズンパン…いやシュトーレンというお菓子。

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店員さんがやたらと『Finish??』って聞いてくる、あおりの激しいお店でした(^^;
まぁ観光客が多いから仕方がないのかな…。

日本と接客のレベルの違いに軽いカルチャーショックを受けました。笑

お昼ご飯を食べた後は、本日2回目となるお城です。
ホーエンシュヴァンガウ城…といういかにも噛みそうなこのお城は、ルードヴィヒ2世が大半を過ごしたお城です。

・ホーエンシュヴァンガウ城

断崖絶壁に建っています。今回はここの見学はスルー。もう一方へ行きます。

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そして、先に出て来たルードヴィヒ2世の命によって建設されたのが、このノイシュバンシュタイン城です。切り立った斜面に建てられたお城は着工から8割が完成するまでに17年を要しています。
長期化した原因として…
王(ルードヴィヒ2世)のインスピレーションのままに何度も変更を重ねたこと があるそうです。

・ノイシュバンシュタイン城

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遠くからでも一目で分かるその存在感。白亜の外壁は、近くで採れた石灰岩で作れているそうです。
ちなみにこのノイシュバンシュタイン城、あのディズニーランドのシンデレラ城(カルフォルニア、香港、パリ)のモデルにもなっています。なので、お城好きではなく、ディズニーファンが来る場所としても有名だそうです。

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このお城は高台にあるため、先程冒頭に出て来たホーエンシュヴァンガウ城があんなに低いところに見えます。

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段々と近付いていくと、そのスケールさに次第に圧倒されていきます。

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工期に莫大な費用と時間を費やしていますが、実際に王がいたのは172日間のみ。それもそのはずで、このお城の建設費は全て王室費で賄われていたので、当然建設に伴って負債が膨れ上がっていき…(他にもリンダーホーフ城にヘレンキームゼー城と2つのお城の建設もスタートさせ)、
首相の命で王は捕らわれてしまいます。

精神病とも診断されていた王は、その翌日に医師と湖畔で謎の水死体と発見される…
といった生涯。その死によってお城の建設はストップし、今に至る。

書いてしまうと簡単ですが、当時の王は今でこそ有名となった性同一性になっていたり、プロイセン(当時)から多額の賠償金を請求されていたり…精神的にも病んでいたそうです。その時の支えとなっていたのが、自分の理想のお城を作ることだったそうです。

そしてその結果、王の理想を形にしたノイシュバンシュタイン城が今に残っています。

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歴史を紐解くと悲劇な運命をたどっているようにも思えてきてしまいますね。要塞として活躍もしていなかったので、このノイシュバンシュタイン城はしばらく無用の長物として扱われることとなりますが、近年その価値が見直され、今では一大スポットとして活躍しています。

その結果、ディズニーランドのアトラクション待ちのモニターまであります。笑
入場券に書かれている時間にならないと、中に入れないシステムです。中では日本語のガイドイヤホンもあるので、じっくりと見学できます。

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じっくり回って最後に再び見上げる。

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すっかり陽も落ちてきたので、底冷えしてきました。山の中は一段と寒い。
ライトアップされているホーエンシュヴァンガウ城も奥に見えます。

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バスに乗り込んで、本日の宿があるフュッセンへ向かいます。

・フュッセン

夕食前に少し時間があったので、街中を散策。ここでもクリスマスのイルミネーションでにぎわっていました。

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1日目のミュンヘンと比べると街の規模は小さいですが、こじんまりとまとまっている感じでした。

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夕食もあるので、クリスマスマーケットの会場でパンケーキらしきものを購入。

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ここのクリスマスマーケットは小さい広場で行われていました。ライトアップもされたり、地元の小学生が演奏会をしていたり、どこっか和やかなマーケットでした。

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宿のすぐそばに地元のスーパーがあったので、そこで水やら会社のバラまき用のお土産を購入。安くて量も多くて助かります。笑

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宿に戻り、ドイツと言えば…ビール!初ビールは黒でした。うまし!

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それとパサパサしたご飯と鮭でした。

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市街から教会、そしてお城を見学した2日目が終わりました。
明日は少々趣が変わって、世界的に有名なテディベアの博物館へ行きます。

つづく

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