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【SRX250】カウルステー、プラグコード修理などなど

まだまだ暑い日が続きます。
最近ようやく夜が涼しくなってきましたが、相変わらず日中は暑いです^^;

さて、北海道ツーリングを無事?に走りきったSRX250の整備記事です。

まずは、洗車から…
ってことで全体をきれいにします。


プラグコード取り付け

まずはプラグコードから。

これは最終日に起きた事件の教訓より。

おそらく劣化による漏電かと思われます。そのため、コードを換えます。

・NGK Power Cable Type S2K

プラグコード取り付け 6

純正からのパワーアップを計るべく、NGKのパワーケーブルにしました。

タンクを取り外して作業開始です。
元のプラグを切ります。

パワーケーブル取り付け 1


車体から出ている部分を残して切ります。
おおよそ80mmくらいの部分です。

パワーケーブル取り付け 2


既存のプラグにキャップをはめ込みます。
これも付属品で付きます。

キャップがないと、うまくはまりません。

パワーケーブル取り付け 3


古いケーブルに新しいケーブルをかませて終了。
色は青、赤、黄色、黒と4種類あったのですが、車体色の赤は…なんかイマイチ。

なんでホイールとフレームの色と同じ黄色にしました。

パワーケーブル取り付け 4

ちょっとしたアクセントにもなりました。
何となくチューンしてるぜ。的な感じが出てきます。

アクセルワイヤー交換

続いてアクセルワイヤー。
これは初日に切れました。

当時は応急処置で戻し側を引き側にもって行き、そこから北海道のお店で直してもらいました。
しかし、もちろんSRX250用のワイヤーなんてあるわけないので、ドラッグスター用のものを流用していました。

左側のがSRX250の戻し側ワイヤーで、
右側がドラッグスター用の引き側のワイヤーです。

アクセルワイヤー取り付け 1


戻し側のワイヤーもこんな風に後が付いています。

アクセルワイヤー取り付け 2


ワイヤーカバーも擦れて切れています。
これでは危険なのでビニールテープか何か補修…と思ったのですが、

アクセルワイヤー取り付け 3

あることを思い出しました.。

かつての部品取りSRX250の箱です。見た目が完全にゴミ箱ですが…笑
以前カブに付けていたホムセン箱は役目を終え、SRX250の部品取りの入れ物として第二の人生を歩んでいます。水も入らないし、結構便利。

アクセルワイヤー取り付け 5


この中にもアクセルワイヤーがありました。

状態こそ年式相応ですが、今のよりは状態が良さそうなので、もしバイク屋さんにワイヤーがなかったらこれを一時的に使います。

その時点ではそんなことはないだろうなーなんて思っていたのですが…

とりあえず両方のワイヤーを新品にするためにバイク屋さんへ。
引き側のワイヤーは長すぎるので一緒に変えます。

…が、やはりアクセルワイヤーは既に廃番。このアクセルワイヤーだけは他の車種と共存できなかったみたいで、残念ながら手に入らない状態でした。

お店にあるのは汎用品のハイスロ用のみ。


ないものは仕方ないので、とりあえず部品取り車のワイヤーを使います。
今後どうするかはもう少し模索してみます。

元々SRX250はスロットル側のタイコを収納する部分が大きすぎるらしく、タイコがねじれてしまい、ワイヤーに無理な力がかかってしまったようです。
これがその大きすぎるタイコ収納部分。左の戻し側と比較すると一目瞭然ですね。。

アクセルワイヤー取り付け 4


ただ、もしかしたら前オーナーがワイヤー交換か何かでスロットルのタイコ受けを大きくした…ことも考えられます。

何はともあれ、早く汎用品を探さないといけません。

アッパーカウル取り付け

最後にカウルです。

この割れは1日目に発見していたので、これ以上の悪化を防ぐためにビニールテープを巻いておきました。
なので、貫通しませんでした。

カウル補修 1


裏側にプラスチック用剛性接着剤を使って埋めます。
とりあえずたんまりと…。

カウル補修 2


裏側なんで適当でOKです。


その後はチェーンに注油、各部に注油…
としていると、何だかウインカーがグラグラする…。


ウインカーを覗いてみると…


ステーが折れてました。


原型はこうですが…

ライトステー折れ 1


このようにポッキリと。溶接部分が取れてしまった模様です。

ライトステー折れ 2


おそらく振動による破壊かと思われます。
上下2箇所で溶接されている箇所は見事に剥がれてしまっていました。

ライトステー折れ 3


ステーも直さないといけません。北海道の代償は大きいようです(^^;)
いや、むしろこれで済んでいるのはマシな方?かもしれません。


壊れたものは仕方ないので、直してくしかありません。溶接する技術はないので、自宅の近くにある溶接屋さんに持って行ってお願いしました。
持ち込む前に、塗装をやすりで削り、溶接しやすいようにしました。

ここは以前DT250のサイドスタンドが折れたときにもお願いしました。

仕事中にも関わらずすぐやってくれました。もう折れないようにがっちり。

ライトステー補修 1


そこから、やすりで削って塗装を剥がします。
せっかくこの状態にしているので塗装し直します。

ライトステー補修 2


サビから振動で折れる…なんて事態を防ぎたいですしね。

ヤスリは#20で頑固なサビを落とします。
そして#200→#400→#1000で順に表面をきれいにしていきました。ところどころ残っていますが…まぁご愛嬌ってことで。元々見えない場所に設置するので、そこまで念入りに仕上げませんでした。


続いてはサーフェサーを吹いて下地を完成させます。

家に以前カブを塗装したのが残っていたので、それを使います。
2~3回塗って、表面を整えます。

ライトステー補修 3


その後は#1000で表面をきれいにして、いよいよ本塗り。
これはエンジン塗装のときに使ったラッカースプレーの残りの黒で塗装です。

3~4回重ね塗りを繰り返しました。

ライトステー補修 4


水が貯まりやすい裏側もしっかり仕上げていきます。

ライトステー補修 5


仕上げにクリアーを塗って塗装を強固にしていきます。
やり始めたら始めたで力が入っちゃうんですよね。

ライトステー補修 6



…一週間乾燥させ、コンパウンドを使って磨きます。

ライトステー補修 7


一部やりすぎて少し塗装が剥げてしまいそうになりましたが、まぁ見えないのでいいかな。

ライトステー補修 8


そして完成しました。
その間に注文していた部品もあったので、ちょうど良かったです。

カウルステー取り付け

車体に取り付けます。
カウルとステーの補修が終わっているので、後は取り付けるだけになりました。

ライトステー補修 9


ちなみに注文していた部品はコチラ。

・ヤマハ純正部品 ライトステーホルダー

このカウルステーとライトをつなぐホルダーです。
これも破損していたので新規で注文しました。

ライトステー補修 10


これが元のライトステーホルダー。欠けてしまってます。

ライトステー補修 11


新旧比較。
古い方の白は、もう原型がないです。パーツが出ててよかった。

ライトステー補修 12


パチっとはめて、終わり。

ライトステー補修 13


これでライトは振動で揺れることはないので、後程光軸調整をします。
ドライバーで調整します。

カウル取り付け

カウルを取り付けます。

北海道に行く直前にスクリーンを購入したのですが、それを止めるボルトも同時に購入していました。
…しかし、

カウル補修 3


鉄なのでサビサビに。
当たり前ですが速攻でさびてしまいました。

黒色の低頭ネジでスクリーンにあっていたのですが、残念です。

そこで今回ホームセンターで買ってきたのは、錆びないステンレス製のネジです。

・ステントラス小ねじ M6×20

カウル補修 4

スクリーンを外したついでに、北海道に行った証としてこのステッカーを貼ってみました。

カウル補修 5


Hokkaiderステッカー!
せっかくなんで記念です。ネジも替えて終了です。

カウル補修 6


割といい感じに仕上がったかな?と思います。

カウル補修 7


ということでカウル周りが終了です。カウルステーの溶接があったので、時間を要しました。
問題となった部分はとりあえず直したので、あとは様子見となります。

これで問題がなければいいんですが…。

タンク補修

終わりと思いきや、タンクのエンブレムも取れてしまいました。
両面テープで止めれば終わるのですが、せっかくなので新しくしようかなとも思いますが、とりあえずは現状維持で。

現状はYAMAHAの文字の銀メッキが剥げて白くなっています。

タンク補修


いじればいじるだけ修理箇所が出てくるような^^;


前にも書いたような気がしますが、古いバイクは、直して乗る が基本なので気長に付き合っていこうと思います。
次回はアクセルワイヤー取り付けとオイル&プラグ交換…になると思います。

・購入品一覧

おわり

12件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    すばらしい^^
    バイク一台自作できそうな勢いですね!
    ここまで弄れたらきっと楽しいだろうな~♪

    しっかりメンテと修理で相棒君もリフレッシュですね。
    これからも大事に乗ってあげてください^^

  2. SECRET: 0
    PASS: 2c7a5a6bfa4b5baee3b981b7803c3747
    振動で溶接がはがれるのは良くありますねぇ
    オイラのも修理したことがありますよ

    オイラと違ってちゃんと塗装してますね
    オイラは塗装をはがした部分だけ塗って終わりにしたんですよね
    マネしてちゃんと塗りなおしたほうがいいのかなぁ (^^;)

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんは!
    器用ですね~。
    塗装&磨きなんて職人技みたいです。
    メカ音痴の私は、自分で直すなんて芸当できません。。。(爆;

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ワイヤーは自作してる人もいるみたいですよ!難しくはないらしいです。さぁ、私のSRXも動くようにしたいので、構想を練ろうかな(^。^)

  5. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    SRXさん。どんどん綺麗になっていってるね♪。

    ひとつひとつの部品が、宝物探しをしているような感じがするよ(^_^)v。
    部品の在庫があるだけで、『やったぁ~!』って気分になるんじゃない?。

    『Hokkaider』ステッカー♪、いいなぁ。ドコにあったん?。

  6. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    SomeDayさんが最近二輪整備士に見えます(笑)
    まさか振動でステーが折れるとは(^^;)
    北海道は距離がすごいことになりますし、なにかトラブルが起きますよね!
    僕もCBRをいじれるようにならなければですね・・・

  7. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    まるぼさん

    バイク一台自作…もはやそんな勢いかもしれないです…^^;
    弄る=直すになっているので土日のルーティンワークですw

    しっかりリフレッシュ…していつまでも走りに行きたいです。
    そのうちこのバイクで現れたときは、お相手して下さい^^

  8. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ponkotu40さん

    やはり振動ではがれることはあるんですね?
    さすがに20年以上のバイクなら金属疲労も貯まりますよね…。

    やっぱり一度直したところは、もうやりたくないので…w
    以前キャブレター修理で泥沼にはまった苦い思い出があるので^^;

  9. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    けんさん

    かれこれもう何回もやっているとちょこっとだけ慣れてきました(笑)
    ただ近くで見るとダメですが…。

    こんなに手のかかるバイクに乗ると、嫌でも勝手に詳しくなってしまいますよ^^;笑
    要注意ですw

  10. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    CRC2-44さん

    ワイヤーの自作ですか!
    そんなこと出来るんですね、ちょっと調べてみます。

    やっぱりシングルレーサーみたく仕上げるのでしょうか?^^
    楽しみです♪
    …キャブレターだけ要注意です(笑)

  11. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    きゅーりパクパクさん

    少しずつ…ですがきれいになってきました^^
    次回お会いするときは、もうちょっときれいかもしれません!

    部品の在庫が見つかったとき…すさまじく嬉しいです^^
    特にネットでパーツリストを見て、在庫ありの表示が出たときは感動もんですw

    これは、宗谷岬で買いました。
    他にも取り扱っているみたいです!

  12. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    北塚ユウさん

    いえいえ、まだまだの素人整備士です(笑)
    振動…昔のバイクだと対策がまだまだなので…。

    まぁ単気筒でハイペースで走っていたら振動もすごくなるので、仕方ないです^^

    北海道はトラブルが起きたら、本当に何もないですからね^^;
    基礎的なことを簡単に身に付けておけば、この先も少しだけ安心して走れますよ!
    出来ることからやっていくことをおススメします!

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