今巷で話題沸騰中(?)のホムセン箱 JEJアステージ NTボックス #13ですが(当ブログ調べ)、色々使っていて弊害が出てきました。
そこまで気になるものでもないのですが、ボックスを着けたことによってバイクカバーからはみ出してしまうようになってしまいました。
大きいカバーを導入すればいい話なんですが、まだそこまでカバーもヘタっていないので買い換えるのはちょっと…
前回装着した際に完全固定タイプ(キャリアにボルト締め)にしてしまったため、容易に取り外しができないのが逆に仇となってしまったのです。
なので、このホムセン箱 NTボックスの一部を改良して脱着できるようなシステムにしていきます。
それとこのNTボックス、防水性もあって完璧なんですが蓋が全て取れてしまうので(左右のバックルを外して蓋を脱着する)、蝶番を使って蓋も固定していきます。
現状
まずは今の状態。
キャリアにボルト締めしているので、すっきりとした見た目です。
すっきりはしているのですが、このままカバーをかけるとチェーンが丸見えになってしまうので使う時だけ装着できるシステムに改良していきます。
改良すれば他のバイクでも汎用が効くので一石二鳥です。笑
先輩方のやられていたのを参考にホームセンター(筆者はコーナンプロご用達です)に行って実物を見ながらあーだこーだ考えます。
備品購入
まずは備品を購入してきました。
細かく説明していきます。
ちなみに価格は金具類だけで1,060円でした(スプリングワッシャーは自宅にあったものを流用したので、これを買い足すともう少し値段があがります)。
錆びるのが嫌な場合はステンレスの金具がおススメですが、ちと値段が上がります。
Uボルトセット 1/4インチ×25mm
このUボルトセットをボックスの側面に取り付けていきます。
162円(税込)でした。
ユニクロ UBプレート
ボックスの内側用の補強プレートです。
ラッシングベルト(後程ご紹介します)で引っ張る為、なるべく広い面積で受けてボックスが破損するのを防ぐために使用します。
衝撃の41円(税込)でした。
袋ナット
お馴染みの袋ナットはボックスの内側用です。
中の積載物に引っかからないようにするためには必須アイテムです。
31円(税込)。
スプリングワッシャー
振動対策としてスプリングワッシャーも必要です。
ちなみに自宅にあったスプリングワッシャーを再利用しているため、一部ワッシャーはちょっと汚れています。
今紹介してきた部品を組み合わせると、このような順番となります。
Uボルトには付属のボルトを最上位まで上げておきます。
ラッシングベルト
そしてボックスを固定するためのラッシングベルトです。
Amazonで4本1,000円で購入しました。
ベルトを挟み込んで緩まないようになっています。
押し込むと緩みます。
ベルトを通す時は押し込んで通していきます。
離すとベルトを挟んで緩まないようになっています。
強度や耐久性に関しては今後ツーリングで実際に使って煮詰めていく必要がありそうです。
そしてこのベルトをUボルトに通します。
運用イメージは以下のようになります。
ボックスへの穴加工
Uボルト付属のプレートで位置を合わせ、穴を開けていきます。
ボックスはプラスチックなので直ぐに開きます。
開けました。
そしてプレートを置き、Uボルトを通していきます。
ボックスの内側より。
ボルトが飛び出ている部分にプレートと袋ナットを取り付けていきます。
プレート、スプリングワッシャー、袋ナットで取り付けました。
飛び出し具合はUボルト側のナットで調整していきます。
4ヵ所同じ加工をしました。
旅に出るわけじゃないのに、この加工をしていると旅に出たくなる気持ちが高まってきます。笑
4ヵ所全てに取り付けが完了しました。
内側にそこまで飛び出していないので、積載量に大きな影響はなさそうです。
前回蓋に蝶番を付けましたが、実はこのUボルトが蓋のストッパーを果たしてくれました。
思わぬ副産物です。
車両への取り付け
早速取り付けていきます。
後は先程紹介したラッシングベルトで固定するだけです。
前方はタンデムバーへ、後方はナンバープレートステーにラッシングベルトで取り付けています。
…が、ここで問題発生。
ラッシングベルトで引っ張るとボックスがズルズルと前へズレてしまいます。
ある程度のところではボックスが停まるのですが、峠道を走った際には危険です。
ずれないようにしないとこのままでは危険です。
ズレ防止対策
キャリアに対して位置決めの垂木を挟んでズレ防止としていきます。
元々の穴(キャリアにボルト固定していた際に空けていた穴)から木ネジとワッシャーで固定しています。
完成
固定処理完了。
ズレもなく、しっかりと固定することができました。
ボックス底面に垂木を挟んだので水平に置くことができなくなってしまいましたが、特に問題はないでしょう。
後ろ側はラッシングベルト2本で固定しています。
余ってしまったベルトは切る必要があります。
また、リアサイドカウルにラッシングベルトが擦れてしまう位置にあるため、保護テープを貼って対策が必要かなと思います。
以上、無事に着脱式になった我が家のNTボックス #13でした。
ボックスを外してカバーを掛けられるようになったので大満足です。
後はUボルトの箇所に防水加工を施していないので、雨の中を走行してどんな影響が出るかを確認していく必要があります。
対策後
ラッシングベルト干渉対策
上に挙げた課題を対策しました。
リアカウルとラッシングベルトが干渉するであろう位置にはマスキングテープを貼り付けました。
ベルトの長さ
長いので切ろうと思ったのですが、ちょっと勿体ない感があって束ねてみました。
家に余っていたマジックテープなので色の統一感がありませんが、これなら気にならないレベル。
もろもろの調整が終わったのでこれで本格運用できそうです。
おわり
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