我が家にやって来たフィラーノ115。
早速プチレストアに取り掛かっていきます。
元々エンジン自体は特に問題無く始動し、異音がする状態ではありません。
ただ、エンジンをかける前からインジェクションランプが点灯している状態でした。
コードを読み込むと、長い点滅が3回、短い点滅が7回となっていたので、コード37の故障と読み取れました。
このコードが意味するのは、故障個所ISC(アイドルスピードコントロール)、中身はISCバルブ全開位置で固着検出 とのことでした。
要約すると、アイドリングの回転数が高くなることがあり、そのまま放置しておくとスロットルを開けてないのに、バイクが暴走することも考えられてしまう状態を指します。
これは危険すぎる…ので、コツコツと直していきます。
まずはタイトルにある通り吸気系から。
このエラーコードに付随するであろう簡単な問題から解決していきます。
ベルトケースフィルター
まずは吸気系であるエアフィルター等を見ていきます。
スクーターの場合はこの点検が行いやすいので助かります。

駆動系に通じるベルトフィルターを開けてみました。
触っただけでポロポロするくらいボロボロでした。
これは新車から一度も交換していないとみられます(おそらく新車製造は2013年なので、13年は未交換かなと…)。

プーリーが回転して静電気を発生させることから結構なゴミが吸いつけられるフィルター。
予想を裏切らない汚れ具合と劣化具合でした。

触っただけでポロポロフィルターが崩れてきます。
純正部品は簡単には手に入らないので、自作していきます。

取り外したフィルター部分。
幸いにもフィルターがしっかりと機能?してくれていた影響もあり、そこまで汚くありませんでした。

ベルトフィルターは余っていた汎用エアクリーナー(以前SRX250で使用)をサイズに合わせて切り取ります。
触ったところ湿っている感じが残っていたので、おそらく湿式と思われます。

エンジンオイルを垂らし、馴染ませて取り付けました(見た目はハチミツを垂らしたホットケーキみたいな感じです)。
しばらく走ったらまた様子見する必要がありそうです。

はめ込みました。
これでしばらくは大丈夫でしょう。

ベルトフィルターの裏側もきれいにしておきます。

パーツクリーナーを使って汚れを取り除きました。

エアクリーナー点検
続いてはエアクリーナー。
この辺りまでは比較的アクセスしやすいので助かります。

エアクリーナーに関しては概ね良好。ボロボロだったらまた自作かと思っていましたが、どうやらそれは無さそうです。

ケース毎外して様子を見ました。
一度交換されたような形跡が残っていました。

ケース内もそこまで酷い汚れではなかったので、こちらは清掃だけで済みそうです。


きれいに清掃して元に戻しました。

ホース側には大きな穴やヒビ割れもありませんでした。
ベルトフィルターが酷かったので、ちょっときれいで拍子抜けしました。笑

毎日コツコツレストア、吸気系のメンテナンスは以上です。
次回は故障コード37の謎解明に向き合います。
おわり
コメント