最終日は徳島県 鳴門で迎えます。
旅の最後のイベントは、鳴門の渦潮です。この場所は以前訪れたことがありましたが、その際は大鳴門橋の下にある“渦の道”から眺めただけでした。
この日は渦潮の時間に合わせて遊覧船で近くまで接近してみます。
■5月31日(火) 鳴門~うだつの町並み~徳島空港
大鳴門橋遊歩道 渦の道
宿からほど近い場所にある遊覧船乗り場。宿の人に聞いてみたところ、小さい船に乗った方が渦潮との距離も近く、迫力があって面白いとのことでした。
うずしお汽船の小型高速観潮船に乗り込んで、昨日は陸地から眺めていた渦潮へ!
朝から青空が広がり、この4日間で一番の天気です。じっとしていると暑いくらい…(^^;
小型船のエンジン音が鳴り響く中、しばらく海上で暑さを和らげます。
海上には多くの漁船が漁をしていました。この辺りだと鳴門昆布が有名です。でも沖合にいるから違うかな…?
程なくして到着。渦潮を遠くから見るのかなーと思っていたのですが、ガッツリ渦に突っ込んでいきます。笑
この泡立っている箇所がまさに渦潮発生地点です。
ちょうどこの時間に発生する渦潮に合わせてきたのですが…
おぉ!渦潮!
写真じゃ分かりにくいかもしれませんが、グルグルと渦を巻き始めました。ふと出来上がって渦巻いていました。何の前触れもないんですね。笑
こっちはダブル渦潮。本当にグルグル渦巻いています。
そんな渦巻いている渦潮の横を、普通に船が行き交います。
今度は淡路島を背に、鳴門方面に向きを変えて渦潮。この日は中渦(ちゅううず…読み方合っているか分かりませんが、、)の日だったので、見れる渦潮は中くらい。
ちなみに1ヶ月に2回程大渦の日があるそうです。大きいと約30mにもなるそうです。吸い込まれたらどうなるんだろう…。。
渦潮が発生するメカニズムは、瀬戸内海と太平洋の海が流れ込むこと、海峡の幅が狭いこと、高低差があること、複雑な地形であること…等々が合わさってこのような渦潮が発生しているようです。
少し離れたところでは、ちょうど瀬戸内海と太平洋の海がぶつかり合っていました。
近くには無人島、飛島(とびしま)があります。
その手前、橋脚には昨日ちょろっと紹介した裸島。20分程のクルージングを終えて乗り場に戻ります。迫力あってかなり面白かったです。
宿の人が小さい船の方が面白いですよっていうのはこういうことだったんですね。納得です。
船着き場に到着してから、海を覗き込むとうようよと小魚がたくさんいました。
ブラブラしていると…あれ、、このブイは…!
小豆島でたくさん見かけたブイブイ人形の元でした。ちゃんとした使われ方をしていました。自宅に欲しいなぁ、ブイブイ人形(^^ゞ
見学が終わった後は一休み。宿泊プランで一緒に付いていたすだちジュースと鳴門金時タルトを頂きました。ちなみに手前に写っているポストカードは渦の道でFacebookページにいいね!したらもらえました。
浮世絵verもあって迷ったのですが、、写真verにしました。
いよいよ鳴門ともお別れです。瀬戸大橋の景色も好きですが、荒々しい感じのする大鳴門橋もまた捨てがたいです。
後は徳島空港から乗るだけなのですが、時間は夕方便。時間もかなりあるのでもう一つどこかに立ち寄ることにします。
鳴門から約1時間弱で行ける“うだつの町並み”へ。
よく“うだつが上がらない”って耳にするあの言葉、その語源にもなった場所です。
うだつの町並み
お昼に近付くにつれて気温もグングン上昇。たしか30℃近かったかな…(^^;
かつて吉野川で栄えたこの場所、今よりももう少し水があったんでしょうかね?
道の駅 藍ランドうだつ
少し早いですが早速お昼ご飯。笑
道の駅 藍ランドうだつでうどんを頂きました。この旅で2回目。
かつての街並みがそのまま残っているこの場所は、一番古くて1707年(宝永4)のものが確認されているそうです。
しかし暑い…(^^;)
風鈴の音で涼もうと思いますが、その風が吹いていない…。仕方ないので自分で手で鳴らしました。。ちりーん。
街並みを抜けた先には、“オデオン座”があります。昭和9年に建てられた芝居小屋で、戦後は映画館として利用された建物です。平成11年に修復が完成してからもイベントホールとして活躍しているそうです。
雰囲気がもう昭和。たまりませんね。
そしてうだつの街並みと言われているうだつというのがコレです。
隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁がうだつです。
このうだつを造るには相当の費用がかかるため、裕福な家にしか造ることができませんでした。
うだつがある ということは富の象徴でもあり、この町並みの繁栄を表しています。それぞれの家々のうだつには家紋や細工が施されているので、それぞれ見比べても面白いです^^
これがどう防火の役目を果たすのかは分かりませんが…(^^;
昭和の景色でお馴染み、鉄看板。当時のまま、残されていました。
街散策を終えて、最後にもう一か所。
地図に載っていて気になっていた、私の大好きな沈下橋が近くにあるとのことで立ち寄ってみました。
脇町潜水橋
高知県 四万十川流域に存在する沈下橋。それが徳島県にもありました。名前は沈下橋ではなく、潜水橋と呼ばれているそうです。
まさしく大雨で川の水位が上がったときは沈む仕組みです。
吉野川も氾濫が多く、その対策としてこの潜水橋が造られたそうです。ちなみに徳島県は全国で3番目に多い沈下橋がある県だそうです。意外にも多い。
その後は再び徳島道に乗って空港へ直行。今回の旅で4日間お世話になったレンタカーのVitz。燃費は大体20km/Lくらいでした。
小豆島へ渡るためのフェリー料金を抑えるためにコンパクトカーを選択しましたが、大人4人でも車内は広々。パワーも必要十分で特に不便することはありませんでした。
最新カーは車内音も静かで、エアコンもすぐ効いて…本当に快適でした。笑
最後に徳島空港より。
阿波踊りの銅像がありました。一度は夏のお祭りを見学したいです。
羽田までは約1時間のフライト。特に揺られることもなく、無事に帰宅。香川県と徳島県を巡った4日間でした。
次回訪れる際は、吉野川のラフティングに挑戦してみたいな~なんて思います。
おわり
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