少し前ですが、今年の夏は北海道に行ってました。
…バイクじゃなくて、飛行機でレンタカーを借りた旅…というより、旅行です。相方のお義父さんが還暦を迎えたということで、私もその還暦祝いの旅行に混ぜてもらったのです。
かれこれ道東を走った2013年以来のことですから、4年振りの北海道となりました。
まずは飛行機に乗って北の大地を目指します。この便では座席を交換してくれる人を募集していました。次の次の便で謝礼が出るので手を挙げようかと思いましたが、後から合流する(先に相方の家族は函館に上陸しており、仕事のあった私は遅れて合流することとなっています)私が遅れる訳にはいかないので手を挙げませんでした。
いざ北の大地へ。
一面に広がる広大な景色を右手に見ながら、新千歳空港へ。
そこからしばし電車移動。
快速エアポートに乗って小樽を目指します。当時を懐かしみながら、車窓の景色を楽しみつつ、約1時間半程の移動を終えて合流地である小樽に到着。
レトロな雰囲気が漂う小樽駅。やっぱりこの標識にサッポロビールの広告は似合う。
小樽に初めて訪れた2012年に、1日に2度SRX250に乗っていた人に話しかけられるという奇跡的な1日を過ごした場所でもあります。
しかも二人とも女性ライダーでした。それだけ乗りやすかったんだなぁって、あの時は思ってました。いや、それより元ライダーに会えたことのが嬉しかったかも。
当時小樽運河に到着した時は夜でしたが、今日は時間があるのでじっくりと見れます。
バイクに乗っていると中々駅前には行かないのですが、今回は歩きなのでじっくりと駅舎を眺めることができました。駅前はだだっ広くなっていて、バスとタクシーが忙しそうに走っていました。
バスは高速乗り場もあって、旅の拠点としてはかなり便利そうな印象を受けました。
電車で到着したのもお昼だったので、まずは腹ごしらえで小樽のソウルフードであるあんかけ焼きそばをいただきました。
あんかけ焼きそばマップが駅にあったので、それを見ながら一番近かったお店へ入ったのですが、これがとても美味しかったです。北海道の魚介が豊富に入ったあんかけが、さらに美味しさを演出してくれました。
そしてここからが本題。
小樽で合流するまで時間があるため、とある人を訪ねることにしようとしていましたが…ご飯前後に電話したのですが不在のようでした。
留守にしているのかなーと思って、半ば諦めて運河を見学しようかなと思っていた歩き始めた矢先、折り返しの電話がかかってきました。
もしもし、赤いSRXに乗っていた…
その一言で全て繋がり、5年振りに小樽でお世話になった“とほ宿”のオーナーと電話で再開することができました。もし大丈夫なら顔を出しても良いですか?と聞いたところ、大丈夫との返事。
行き方を教えてもらい、小樽駅から赤岩行のバスに乗って訪ねるとにしました。見覚えある道にバスで揺られること10分。
バス停から歩いてすぐの民家を入って行くと、そこには見覚えある看板。5年振りに帰ってきました(^^)
かつてSRX250のオーナーでもあった 旅人宿 いちえのオーナーさんに5年振りに再開しました。
普段はあまり電話を折り返さないと言っていたのですが、この日は第6感が働いたそうで、折り返してくれたそうです。これまた偶然。
初めての北海道旅で泊まった最後の宿が、同じバイクを乗るオーナーさんだったここは特に覚えています。そして、当時は周りのベテランライダーさんと話が盛り上がった夜を過ごしたことも。
室内は当時と変わらず、多くの旅人から届けられた手紙や写真が所狭しと飾られていました。この日はお盆の真っ只中だったので、お客さんの名前がギッシリ。今日も賑やかになりそうです。
バイクではないですが、またこの場所で再開することができました。
5年間の間であったことを色々報告したりしているうちに、あっという間にお別れの時間になってしまいました。仕事の時はこれでもかっていうくらい時間が経つのが遅いのに…。
去り際に次はまたSRXで来ます、そう約束して再びバスに乗って小樽駅へ。オーナーさんが最後まで見送ってくれたので、正直泣きそうになってしまいました。
こうやって今でもお付き合いがあることは、本当に嬉しいことです。次がいつになるか分かりませんが、きっとまた北海道にSRXで行きたいです。
できれば北海道まで自走は勘弁と言いたいところですが。笑
バスに揺られて小樽駅に向かう途中、ガソリンを入れたスタンド、市場…当時の想い出が鮮明に思い出してきました。今度写真を見直してみよう。
小樽に到着して相方の家族に合流し、小樽運河へ。天気は小雨でしたが、歴史ある運河をクルーズしながら楽しみました。ちなみに“びっくりドンキー”が北海道発祥とは知りませんでした。
北海道とい言えば、やっぱりカツゲン!
これを飲んで朝が始まります。本州でも発売してくれないかなぁ。
ニッカウヰスキーの余市工場の見学もしました。レンタカーだったので試飲はお預け。
もちろん北の海産物もいただきました。いちえのオーナーさんに教えてもらった、海鮮丼屋さんでウニ丼をいただきました。
美味しかった…!
食後は積丹半島へ。一面に広がる積丹ブルーを初めて見ました。見たことない海の色でした。
その先にある神威岬まで。山の尾根を歩いて灯台を目指します。結構険しいのですが、ベビーカーを持ち上げて進む夫婦もいました。すごい体力だ…(^^;
その先にあるろうそく岩。
積丹半島は行けなかった場所だったので、訪れることができて良かったです。本当はもう少し天気が良ければ、積丹ブルーがかなりキレイに見えたんでしょうけど、それはまた次回の宿題ってことで。
多分次はバイクで来なさいっていうお告げなんだろう。笑
4年振りの北海道は中身が濃い旅となりました。
路肩を示す矢印、一直線に広がる道…本州にはない景色が広がる北海道に再び圧倒されていました。
そして、SRX250の大先輩(オーナーさん)に再開できたこと。旅は一期一会ですが、何かをキッカケに縁が続いていることが、とても嬉しく思いました。
季節はもう冬ですが、ひと夏の思い出でした。
おわり
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