2017年 中部・北陸ロングツーリング 2日目

中部・北陸

北陸地方ツーリング2日目です。
久々にトラブルが発生した、波乱の1日でした。

1日目 (神奈川~上高地~雨晴海岸~千里浜なぎさドライブウェイ)
2日目 (千里浜なぎさドライブウェイ~白川郷~上高地~諏訪湖)


・7月23日(日) 千里浜なぎさドライブウェイ~白川郷~上高地~諏訪湖

6時半、自然と目が覚め、前日の予報が外れることを願いつつ外を見ると…見事雨。しかも本降りorz
雨雲レーダーを見てもどこもかしこもあめ、アメ、雨…。しかも1日振り続けるようです。こりゃレインコートが手放せない1日となりそうです。笑

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降っているものは仕方ないので、しっかりと雨対策をして挑みます。中度半端に降られて濡れるよりは、ドシャ降りだとテンションが上がる気がするのは私だけでしょうかね?施設に入る時にレインコートの脱着が面倒ではありますが、しっかりと対策すれば怖くないわけですしね。

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ということで、気持ちを切り替えて、諏訪湖までの大まかなルートを決め朝食をいただきました。9時、朝食も食べて一通りの準備を終えて出発。ここから雨の中の戦いが始まります。
ブーツカバーにレインカバー、雨対策として貴重品をビニール袋に収納して…準備OK。とても気さくなマスターに大きく手を振られながら完全防備で出発。

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‐国道304号線‐

のと里山海道→国道8号線と経由します。出発時に小雨だった雨も、金沢市内に入るに連れてまた本降りとなり、そして小雨になり…今日はこんな1日なのかなーと思いつつ白川郷に向かって走らせます。

途中同じく世界遺産で合掌造りの家屋が残る相倉も通過する国道304号線に合流して南下を続けます。

・道の駅 福光

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一気に駆け抜けてきたので、ここで一休み。ふと立ち寄った道の駅ですが、記念切符もしっかりと購入。本日1枚目。
以前から私が記念切符を購入しているのを近くで見てきた友だちの一人も、ここで記念きっぱーになることを決意。ファイルと合わせて購入していました。仲間が増えると嬉しいものです。

下の写真にある“だまし川”とは、疎開中だった板画家・棟方志功が、”豆黒川に住んでいるかっぱが人をだます”という言い伝えから命名したらしいです。可愛らしいかっぱです。
かっぱと言えば、2015年に訪れた岩手県の道の駅 遠野風の丘でも、かっぱ捕獲許可証を手に入れました。日本全国、かっぱにまつわる道の駅って結構あるのかも。

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小雨だった雨が、またもや強くなってきました。ここまで小雨で走りやすかったんだけどなぁー残念。雨天走行だと普段より疲れるのは確かですが、山にかかる雲みたいに雨じゃないと見えない景色もあるのでそれも面白いです。

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【道の駅 福光】

ここから相倉を目指してひたすら南下です。相倉手前から登坂車線が続く快適な峠道でしたが、この辺りから雨も本降りとなってしまいました。相倉の合掌造りを見渡せる展望台に寄りたかったのですが、雨脚が強い為パス。こりゃ次回への持ち越し決定です。かなり強い雨だったので、観光客もまばらでした。

久々にこんなに強い雨に降られたかもしれないです。この先のルート確認をするため、一時避難として再び道の駅に立ち寄りました。

・道の駅 上平ささら館

ビショビショになってしまったブーツカバーを干して、一休み。さすがにブーツカバーをしていても完璧ではないため、ブーツの表面が少し濡れていました。

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とりあえず記念切符は忘れずに購入し、この先のルートを検討します。この道の駅のスタッフらしきおじさんと話しましたが、諏訪湖まで東に繋ぐ国道362号線は狭い箇所も多く、土砂崩れで通行止めになることもあるそうです。
これだけの雨だったら止めておいた方がいいよ という地元の人のアドバイスを受け、白川郷から東海北陸自動車道を一区間だけ使ってワープするルートにしました。

もうこれだけずっと雨が降っていると逆にテンションがあがってきてしまいます。笑
道の駅の裏側にはきれいな渓谷がありましたが、濁っていました。

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【道の駅 上平ささら館】

再びレインコートに袖を通して出発。富山県と岐阜県の県境を出たり入ったり、端を越えるごとに県境が変わる区間を走りぬけ、豪雪地帯特有のロックシェードをいくつも超えて進みます。

‐国道156号線‐

この辺りは山間部を縫うように走る道のため、トンネルが多く、しかも雨も日だとトンネルを出た後にヘルメットのシールドがすごい勢いで曇ります。多分ヘルメット内と外気温の差が激しいからだと思います。真っ白になって何も見えなくなってしまうため、かなり怖いです。対策としては、トンネルの出口が近付いたらヘルメットのシールドを少し開けて外気温との温度差を無くせば曇らなくなります。

同じく前を走っていたマジェスティのライダーがヘルメットが曇ったようで、トンネル出口で急停車してびっくりしました。雨の日は特に気をつけよう。。

・白川郷

大雨の中、白川郷に到着。ガソリンを補給し、どこか屋根のある休憩所を探すも…見当たらない。このままスルーするのはあまりにもったいないので、集落が一望できる展望台へ向かいました。

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何とか木の下に停めて、雨宿りすることができました。そして、志望強く雨の中を走ってきた甲斐がありました。白川郷の集落です。大雨でも結構人がいます。

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雨のせいか、緑が余計に濃くなっていい雰囲気を出していました。本当にきれいです。人生で2回目の訪問で、初めて訪れたときは12月だったので、雪化粧されていました。

2回目である今回は新緑の生い茂る中で見ることができました。茅葺屋根の茶色と山々の緑が良いです。雨の中の白川郷を満喫したところで、先ほど計画したルートで移動を開始します。

東海北陸自動車道を白川郷ICより乗り、高山市内へ向かって進みます。
区間の途中にある飛騨トンネルは全長約10kmで国内3位、世界でも12位といった長さ。
この区間だけでも雨に降られないので体力回復に充てることができるな、眠くならないように気を付けよう!と走り始めたのですが…

…なんだかSRXの調子が悪い。。

4,500~5,000rpm辺りからガス欠のような症状が発生。この回転数以下では普通に走れるし、クラッチを切ってエンジンを回しても5,000rpm以上回るのですが、実際に走行させるとそれ以上回らないというか、その辺りでガス欠を催したような感じに。。

つまり、その回転数以上の速度が出ない状況となってしまいました。特別に標高が高いとかガソリンがないといったこともなく、エンジンがストールするわけでもないので普通に走行できています。

トンネル内で雨がかかっているわけでもなく、むしろ乾いていくので調子を取り戻すのかと思いきや…何も変わらず。最初に書いた通り5,000ron以上ではガス欠の症状が出たまま約10kmを走ることになり、全く体力は回復せず。

むしろ疲れた( ノД`)

・飛騨河合PA

原因が分からないまま、トンネルを出てすぐのICで一休み。どうしちまったんだ、一体。。

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とりあえず考えられる理由を探していきます。プラグに水がかかった?燃料が来てない?ガス欠?
…簡単な原因から潰していきますが、解決には至らず。ちなみにこの時はアイドリング状態から回転数を上げても、先ほどの状況から変わらず。

一体何が原因なんだろう…。高回転域でのガス欠感なので、もしかしてメインジェットにゴミが詰まったのかもしれません。
とりあえず走ることはできるので、騙し騙しギアを1速落としたりしつつ、回転数をうまくコントロールしながら高山市内へ。雨に加えてまさかのトラブルとは…。

時間的にもお昼時だったので、屋根があるお食事処を探していたのですが特に見当たらなかったので、そのまま走ることにしました。

-国道158号線-

行きに通った国道158号線を使いますが、朝からずっと雨に当たり続けているので、今回は安房トンネルを使ってワープすることにしました。

てっきり料金所でお金を支払うシステムななのかなーと思っていたのですが、驚いたことにETC対応でした!雨が降っているので助かりました。さらに割引も適用されて安く使うことができました。

安房トンネルは山を貫いた道なので、約6km程のトンネルです。雨の中走ってきている自分たちにとってはちょうどいい休憩にもなります。が、それはバイクの状態が正常な時に限る話。
SRXは飛騨トンネルからの不調は直らず。何とか騙し騙し走ってトンネルを通過することができました。。

安房トンネルを抜けてからは雨も止んでいたので、手前の奈川渡(ながわど)ダムにて一休み。

・奈川渡ダム

雨も止みました。今日は朝からずっと雨です。久々に屋根がないところで休憩です。

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トイレ休憩のついでにダムを覗いてみました。でけー

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深さもかなりあります。調べてみると3つのダムが一つになっているようです。

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今回の雨で空梅雨だったダムにも少しは水が貯まると良いんですが。。

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このまま雨が止めばいいなーと思っていましたが、雨雲レーダーを見ても一時的なようです。束の間の休みです。
短時間でも雨が止み、エンジン熱で乾けば少しは調子が戻るかなーと思いましたが、相変わらずイマイチ。始動から下道の通常使用速度は全く問題ないんですけどねぇ。

・道の駅 風穴の里

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1日目に寄った道の駅でソースカツ丼をいただきました。雨の中走り続けてきたので、結構疲れてます。ソースカツ丼といえば信州の名物でもありますからね。ガッツリ食べて諏訪湖までの体力を回復させます。
食後に道の駅の名前の由来となっている、風穴を覗いてみました。

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入って見ると、冷房が効いているかのような涼しさでした。まさに自然の冷蔵庫。

【道の駅 風穴の里】

体力が回復したところで、ひたすら東へ。天気がよければビーナスラインを走ったりしたのですが、天気が悪いので諏訪湖に直行します。…SRXの調子も悪いですしね。。

松本市街に着いてからは時間短縮のため、松本ICから長野自動車道に乗って諏訪ICまでワープします。途中またもや本降りとなり、加えて横風も強く過酷な状況でした。さらには吹け上がり絶不調なので精神的にも辛かったですが、何とか走りきり、諏訪ICまで。その後下道を走ること約15分で本日の宿に到着しました。

ホテルで温泉に浸かり、ビショビショになってしまった装備類を一気に干します。手がシワシワですでにお風呂に入った状態になってしまっています。笑

・みんなのテンホウ

温泉で疲れを取った後は、諏訪の近辺に住む友だちと合流して長野県民ではお馴染み?の“みんなのテンホウ”に連れて行ってもらいました。長野県発祥のラーメンチェーン店です。

乾いた喉はビールで潤し、650円のぎょうざ定食で乾杯。今日はよく頑張った!笑

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長野県に来た際にはぜひテンホウに立ち寄ってみて下さい。美味しくて安くて、ハマりそうです。(^^♪

【みんなのテンホウ 下諏訪湖浜店】

その後はこの時期毎日開催している諏訪湖の花火大会こと、サマーナイトフェスティバルへ。歩いてすぐ目の前で打ち上がります。ちなみに写真は三脚無しで気合で撮りました。もちろんブレブレでしたが。。

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こういう時三脚あればなぁって思うんですが、バイクだとちょっと積むのが億劫になっちゃうのが本当のところ。うーん。

途中急遽SRXの調子が悪くなった1日が終わりました。終日レインコートが手放せない、過酷な1日でもありました。
旅先で雨に降られることはあっても、1日中降られるってのは結構珍しかったり。

気になるSRXの不具合は現時点では原因は不明。キャブレターの詰まりなのか、はたまた違うところに原因があるのか。。
一晩置けば1日中浴びていた水も乾くでしょうし、雨水が原因のリークも直るかなーと安易な気持ちでいましたが…果たして。

いよいよ次は最終日、諏訪湖からビーナスラインを走り、神奈川に戻ります。

・今日の戦利品

道の駅 福光と上平ささら館の記念切符です。

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走行距離:275km
平均燃費:25.2km/ℓ

つづく

1日目/2日目/3日目

コメント

  1. リアサス死んでるマン より:

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    同じSRX250F(52E)乗りとして、原因が非常に気になります。明日は我が身かもしれませんから…
    やっぱり、複雑なキャブが原因でしょうかね。
    といっても当方は完全にトーシローですので、経験豊富な主さまの見解が気になるところです。

  2. SomeDay より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    リアサス死んでるマンさん

    こんにちは。
    コメントありがとうございます(^^)

    原因と考えられるのは、ゴミ詰まりか…はたまた違う原因か。。思い当たる節がないのでちょっと心配です。
    1日かけてじっくり修理していきたいと思ってます。
    タンクにも錆があるのかもしれないので、この際徹底的にキレイにしていきたいと思います(^^ゞ

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