【FIAT500C】タイミングベルト&ウォーターポンプ交換 前半

FIAT 500C

前回は購入した部品の紹介でした。
いよいよ部品交換へ移っていきます。

FIAT500Cも2009年に発売されて早いもので10年選手。
記録簿に交換記録もなく、11月の車検に備えてタイミングベルトとウォーターポンプを交換することにします。
交換にあたって、下記部品も全て新品にします。

  • タイミングベルト
  • ウォーターポンプ
  • テンションプーリー
  • クーラーベルト
  • クーラント

では早速開始です。

各部品取外し

まずはエアクリーナーボックスを外していきます。


右タイヤ側にタイミングベルトが配置されているので、ジャッキアップした後にタイヤを外します。


エンジンマウント→タイミングベルトカバーの順で外していきます。
ここでタイミングベルトのお出まし。


そしてその左手にあるクーラーベルト。
この状態じゃリブ(山になっている部分)が分からないので劣化状況が分からないのですが、一緒に交換します。


タイミングベルトを外しました。

これは右フロントタイヤを外したところから写真を撮っています。この裏にタイミングベルトがあります。
位置を忘れないように、白くマーキングしています。


シリンダーヘッド側にもマーキングです。ここから下までの山の数を合わせるので、分かるようにマーキングする必要があります。


タイミングベルトを外しました。
ここから動かなさいように慎重に作業していく必要があります。


タイミングベルトを全て外すと、奥にはウォーターポンプが見えてきます。
写真はシリンダーヘッドから覗き込んだ写真です。


ウォーターポンプを外しました。

液体ガスケットの跡が残っているので、スクレパーを使用してきれいに落とします。ここからの冷却水漏れがトラブルで一番多いので。


約10年間頑張ったウォーターポンプ。お疲れ様でした。


表面の掃除も終わりました。
紙やすりを使用して、表面のざらつきを取りました。

ウォーターポンプ交換

新旧ウォーターポンプの比較です。スクリューの色が変わったくらいで、大きな変更はないようです。
液体ガスケットをたっぷり塗り、組み付けていきます。

タイミングベルト交換

ウォーターポンプを取り付けた後は、タイミングベルトを取り付けていきます。
その前にどれだけ劣化しているのか、比較してみました。
左手が新しいタイミングベルトです。


分かりにくいですが、表面にもヒビが入り、ひっくり返した裏側にもヒビ割れが発生していました。
タイミングとしてちょうど良かったようです。


同じ位置に印を入れて、山を数えていきます。

この同じ山に歯車を合わせていきます。本当はエンジンヘッドを開けて、専用工具で固定する…というやり方もあるのですが、専用工具は所有していないのでこのやり方でいきます。


タイミングベルトを戻しました。


同じ山数…ここでは61山で下の歯車に噛み合うようにしています。これが重要。

クーラーベルト交換

続いてクーラーベルトの交換です。
こちらは見た目ですぐ劣化具合が分かりました。


反対側(リブ)も折り曲げると劣化具合がすぐわかります。気持ちの良い季節を除いてほぼフル稼働でしたからね。今までありがとうございました。


クーラーベルトを戻します。


タイミングベルトとクーラーベルトが新品に入れ替わりました。


エンジンマウントを戻して交換完了。
続いて最初に抜いておいたクーラントを補充していきます。

エア抜きボルト修理

冷却水のエアを抜くボルトが折れていたので、ここを何とかしないといけません。
FIATはこのエア抜きボルトがプラスチックなので、劣化しちゃうんです…。よく折れている報告例がネットに挙げられています。


折れてしまうとエア抜きができないので、ドリルで折れた残りの部分を取り出します。


取り除いた後は、鉄製の同じ径のボルトに交換します。これでプラスドライバーで緩めればエア抜きができます。
しかしこの大事な部分をプラスチックって…ホースと一緒のASSY販売のみなので、この部分が壊れると全交換となります。

ホースも消耗品だから、このエア抜きボルトが壊れたら一緒に交換しなさいよ?という合図なんですかね。
私のFIATはまだホースが使用できるレベルだったので、こういった直し方をしたのですが…。


組み付け前に、エアクリーナーの掃除をします。
車検前には新品にしますが、エアでゴミを吹き飛ばしておきます。


大分汚れてました。前回交換したのはいつなんでしょう。


冷却水を入れ、エンジンをかけて確認。
特に異音もなく、問題ないかと思いきや…

エンジン警告灯点滅!


多分これはウォーターポンプ等を外すと警告灯が点くんじゃないかという結論。

正直この辺りはディーラーで見てもらうべきなんでしょうけど、何度かエンジンのキーをON・OFF繰り返していたら消えました。
正しいやり方かどうかは、分かりませんが…汗


完成!



と思いきや、冷却水漏れを発見。ウォーターポンプのあたりからでした…
多分古いガスケットがいけなかったか…

次回、やり直しです…


つづく

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