本日からカブの再生編がスタートになります。
事故によって全損になってしまったカブを直します。
ちょうど年末になり、少し長めの冬季休暇なのでこの機会に直していこうと思います。
目次
- その1 フレーム補修
- その2 フレーム修正
- その3 パテ埋め
- その4 パテ研磨1
- その5 パテ研磨2
- その6 車体分解
- その7 塗装下地作製1
- その8 塗装下地作製2
- その9 塗装下地作製3
- その10 カラー塗装
- その11 クリアー塗装
- その12 コンパウンド研磨
- その13 車体組み立て
- その14 仕上げ1
- その15 仕上げ2
今回の事故ではフレームが大きなダメージを受けてしまいました…。
試しに乗ってみましたが、意外にもまっすぐ進むような状態でしたが、やはり所々塗装も剥げていて衝撃を受けたあとも見られます。これから毎日乗るので、少しでも懸念がある状態はあまり気持ち良くないので…フレームを交換することにします。
フレームの次にエンジンについて。
これもシャフト部が曲がってしまった為に不安が残ります。エンジンは今も普通にかかりますが、どうなんでしょうか…。
とりあえずエンジンは保留にして、フレームの作製に移ります。
カブのフレームはオークションで大量に放出されているため、入手は簡単です。
但し、モデルチェンジによって鉄フレームから構造が変更されてしまったこともありそのうち値段が上昇すると思われます。
今回ベースにするのは、コチラのフレームです。
・プレスカブ用フレーム
実はフレームに至っては、今年の4月くらいにオークションで入手したものです。
昨年、カブのマフラーとサスペンションを盗まれてしまったのですが、その際に親父の友人のバイク屋さんが見舞い的な感じで部品取りのカブを一台くれたのです。
そのカブは書類無し、鍵無し状態で我が家にやってきました。
他には欠品も無いため、鍵を作って親父といじるだけで遊んでいました。
台湾製のボアアップキットを安く入手することができたので、それを組み付けたりもしています(現在88cc)。
ここまでいじったし、せっかくだし公道を走ろう!ってことでフレームを買って部品取りのパーツを移植をしようとしていたのですが、買ってから仕事が忙しくなったこともありずっと放置していたのが、このフレームです。
今回はこのプレスカブのフレームをベースに、部品取りカブと今のカブを2個1にする要領で仕上げていきます。
前置きが長くなりましたので、この辺で。
入手したフレームを見ていきます。
このフレームを買ってからは外に放置していた訳ではないのですが、サビがすごい…。
購入時からの状態なので、ずっと海の側とかに置いてあったのかな…。安かったから仕方ないのですが。
新聞配達で酷使されているプレスカブなので、程よい使用感とサビ感。
やるからにはきれいにします。
…もちろん今回も自家塗装です。色は…まだ未定です。
表面はそれなりなんですが、実はこのフレーム、裏側はもっと酷かった…。
…
ちょうどリアウインカー周辺です。
リアフェンダーの裏側のサビがひどい…。おせんべいみたいになっている。汗
サビ過ぎて割れてる…。
こんなの商品説明に書いてなかったのになぁ。…まぁ安いのを買って仕上げようとしているので仕方ないんですけどね。
しかしひどい。汗
これはここを直すところから始まります。
裏面はサビ塗装済み といったところでしょうか。
全部落とすのは無理そうだからある程度で妥協しないといけません…。
早速金ブラシと番手の高いヤスリを使って大きなサビを落としていきます。
…
…
あらかたきれいにしたところで、続いて割れてしまっている箇所の補強を行います。
購入したのはコレ。
ソフト99 厚づけパテチューブタイプ
ソフト99さんの商品で、クルマのボディのキズ、へこみを埋めるために使います。
今回はこれをリアフェンダーに埋め込みます。
パテだけじゃ強度的に不安もあるので、メッシュシートを一緒に埋め込んでいきます。
ソフト99 アルミ製メッシュシート
パテと一緒に埋め込むことによって強度を出せます。
削ったら穴が開いてしまった箇所もあるので。
アルミメッシュシート単体では手で曲げられるくらいの強度ですが、一緒に埋めるので問題ありません。
パテを主剤と硬化剤を100:2の割合で混ぜます。
同時にメッシュシートを補修箇所より少し大きいサイズに切って合わせます。写真は穴をメッシュシートで埋めたところです。
簡単に切断、そして折ることもできるため、写真の真ん中のハーネスを通すところもご覧の通り簡単に形状を合わせることができました。
そして、メッシュシートと一緒にパテを塗っていきます。
メッシュシートが動くため、塗り始めはやりにくかったです。
範囲が広いのでパテを塗りたくっていきます。この時はあまり几帳面にやらずに、たっぷりパテを塗っていきます。理由は後程ヤスリで形を整えるためです。
完全に固まるまで1時間~2時間かかります(外気温:20度の場合)。
そのため、この日はパテを盛ったところで終了となります。
後日見てみると…見事に硬化していました。
近くでみるとかなり雑ですが、メッシュシートと一緒に固まっているのが分かります。
これから削るため、この時点でパテの形がきれいにできているいる必要はありません。
まだこれだと埋めきれていない箇所もあったので、更にパテ修正をしていきます。
果たしてどんなカブになるのでしょうか…期待せずに見ていただけたらと思います。
※作業を行う場合はあくまで自己責任でお願い致します。
次回も引き続きフレーム補修編となります。
つづく
コメント
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こんばんわw
がんばってますねw
自分は、こういうのからっきしダメなんで、尊敬しますよ。
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仕事が細かいですね~^^
SomeDayさん、物を大事にされていますね。
私の職場のチームの先輩と凄く気が合いそうですw
ちなみに先輩は原付バイクを改造して
公道を走れるサイドカーを作成中らしいですw
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けんさん
いやーこのままですと足も無くて大変不自由ですからねw
それとこういった地味なレストア?作業、好きなので^^
言うならば1/1プラモデルっていう間隔で組み立てていますよw
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まるぼさん
ありがとうございます^^
やっぱり愛着が湧くとどうしても直したくなってしまいまして…。
原付のサイドカー!?
ものすごく興味を惹かれるワードですねwとても話しが合いそうですw
完成したらぜひとも一度見てみたいです…(゚д゚*)