2017年 九州・四国ロングツーリング 6日目

九州・沖縄

FIAT500Cで行く九州・四国ツーリング6日目。
この日は午前中に長崎市内を回り、午後は大分を目指して移動する1日です。

1日目 ( 神奈川~大阪南港コスモフェリーターミナル)
2日目 (別府~阿蘇~高千穂)
3日目 (高千穂~天岩戸神社~阿蘇)
4日目 (熊本市内)
5日目 (熊本~天草~長崎)


・5月3日(水) 長崎市内~小国~大分

この日は早朝発で長崎市内を巡り、その後は大分まで移動するハードな1日です。というのも、次の日に大分県の佐賀関から出ている国道九四フェリーを使って四国に渡るため、この日は大分に住む相方の親戚の家にお世話になるからです。

なので、午前中は長崎、午後は大分と九州を横断する形となります。

長崎市内は、鎖国時代で唯一外国と繋がりのあった地で西洋の文化が入り乱れている面白い地です。今日はその西洋文化の象徴でもある教会を中心に、路面電車を使って巡っていきます。

稲佐山からバスを使って市内へ繰り出ます。熊本市内と同じく路面電車が走る長崎市内は市民の足として活躍しています。路面電車はひっきりなしにやってきます。

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次のを乗り過ごしても、5~10分間隔で次の車両がやって来てくれます。旧い車両から新しい車両まで、入り乱れているので結構楽しいです。笑
中にはJR九州の「ななつ星in九州」等、多くの鉄道車両のデザイナーである水戸岡鋭治さんが手掛けた路面電車“みなと”も走ってます。

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今日は市内から西側にある世界遺産でもある旧グラバーと大浦天主堂に行きます。
乗り降りが多いため、1日乗車券を駅で購入して路面電車に乗り込みました。

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途中“築町”駅で石橋方面行きに乗り替えて、終点の石橋駅まで向かいます。
最初の目的地である大浦天主堂には“大浦天主堂下”駅が最寄りなんですが、そこからグラバー園に行くとなると坂を登る形になります。

そこで、その先の石橋駅を降りて、グラバー園から先に回ることにしました。このルートは“裏ルート”だそうで、前日見つけました。

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・グラバースカイロード

石橋駅から歩いてすぐのところにある、グラバースカイロード。スカイロードってすごい名前ですが、中身は斜向エレベーターです。アトラクションじゃないです。笑
これが坂道の街、長崎の坂道を堪能できる“裏ルート”です。

ただし、冒頭に出てきた「グラバースカイロード」という斜行エレベーターを使って一気にグラバー園の上(第2ゲート)まで登ってしまうので、坂道を味わうことはしないんですけどね。

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ここは日本で初めて道路として位置付けられた斜向エレベーターでもあります。もちろん市民の足としても活躍していて、この日も観光客と一緒に利用されていました。
そしてその横には“相生地獄坂”という階段があります。これが出来る前はみんなこれを登っていたそうです。…考えるだけで汗が出てくる。

約2分半くらい、ドンブラコ、ドンブラコ~とゆっくりとしたペースで坂を上っていきます。中々乗ることができない斜向エレベーター、中には窓も設けられているので、長崎の景色を楽しみつつグラバー園に向かうことができます。
無料ですし、結構面白いです。ただ、斜向エレベーターは1台を往復させているので、一度上に行ってしまうと戻ってくるのに時間がかかります。

登り切ると、昨日夜景を眺めた稲佐山を始め、長崎市内を一望できます。気持ち良い!

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グラバースカイロードを経由して、グラバー園に到着。こちらは第2ゲートとなり、園内を坂を下るようにして見学していきます。確かに下から登ってくるよりはるかに楽チンです。

・グラバー園

幕末期の長崎に唯一外国人が移住できた場所(在留外国人のための住居地)が元となっているのが、ここグラバー園です。
名前の元となっているトーマス・グラバーをはじめ、ウィリアム・オルトやロバート・ウォーカーなど数々の貿易商たちが居住した邸宅を見学できます。

グラバースカイロードで一気に登ってきているので、園内からは港町 長崎を一望するように下っていきます。

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旧三菱第二ドックハウス

船が造船所に入っている間、乗組員が宿泊していた場所。

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日本最初期のアスファルト。この場所に最初期のアスファルトが存在していました。もちろんかなりひび割れていましたが、ちゃんと残っていました。
この時代からアスファルトが復旧し始めたんですね。

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園内の中段から。再び眺めます。

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旧オルト住宅

オルト商会を設立し、製茶業を営んでいたウィリアム・ジョン・オルトの旧邸。

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旧グラバー住宅

貿易商で、グラバー商会を設立したトーマス・ブレーク・グラバーが住んでいた住宅です。さらに現存する木造洋風建築としては日本最古だそうです。

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昨日見ていた稲佐山より。
その手前、写真中央の少し左手にある電動クレーンは世界遺産です。日本に初めて設置された電動クレーンで、150トンの吊上能力を持っています。

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日本の近代化に貢献した人たちの足跡を楽しめるグラバー園。園内には先ほど出てきた日本初期のアスファルト等、おぉ!というものがたくさんあって楽しめます。
今度は対岸にある造船所跡も巡ってみたいです。

【旧グラバー園】

・大浦天主堂

グラバー園を下ると、そのまま大浦天主堂に繋がります。
大浦天主堂はどんな教会と言うと…

幕末の鎖国が終わり、開国にともなって造成された長崎居留地(先ほどのグラバー園などなど)に在留外国人のために建設した中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の国内現存最古の教会です。
つまり元々は在留外国人のための教会だったんです。

この教会が出来てから約1ヵ月後に歴史的な事件が発生。
鎖国の間、約250年間ずっと信仰を続けていた隠れキリシタンがこの天主堂にやってきて、プティジャン神父に信仰を告白しました。
これによって世界宗教史上の奇跡である「信徒発見」が起こりました。それがこの大浦天主堂です。

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鎖国の間は教科書でも有名な踏み絵などの迫害を受けて、国内にはもう信者はいないとされた中での発見でした。250年の間、表は仏教信者でいつつも、影ではずっとキリスト教信者だったというのだから驚きです。
途切れることなく、ただひたすらに信じ続けていたんでしょうね。

入口中央に置かれている信徒発見のレリーフは、日本に数多くの信徒達がいたというビッグニュースが全世界に伝えられた後、フランスからその記念に贈られてきたものです。

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そんな歴史の大発見となった大浦天主堂です。

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【大浦天主堂】

・出島

グラバー園と大浦天主堂を繋ぐようにして見学し、帰り道に定番のカステラをゲット。その後は路面電車に乗って、教科書でお馴染みの出島に行きました。

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こちらはもっと聞き覚えのある、鎖国中での外国人のための“島”です。今は埋め立てられてその姿はありませんが、中は当時の様子を再現しています。

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当時の様子を伝える資料館、建物があります。
歩いて回ると分かりますが、中は結構狭い。簡単に一周できてしまいました。当時はここに缶詰だっていうんだから…ちょっとキツイ…いや、かなりキツイなぁ。(^^;

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中には当時の出島を表すジオラマもあります。本当に陸の孤島です。

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【出島】

・長崎新地中華街

出島の中に飲食店があるかなーと思っていたのですが、何もなかったのですぐ近くにある中華街へ。
築町駅から歩いてすぐのところにあります。

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横浜の中華街と似ています。こっちは人が少ないので歩きやすい印象です。
どこで食べようかなーと思っていましたが、どれも同じそうに見えたので一番手前の“京華園”へ。

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・京華園

長崎と言えば…そう、やっぱりちゃんぽんです。魚介類たっぷりで、あっさりしたスープでした。やっぱりうまいなぁ。
これを書いていたら長崎ちゃんぽんを食べたくなってきました。今度リンガーハットに行こう。

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【長崎新地中華街】

出る頃にはお店は大行列。ちょうど良い時間に食べることができたようです(^^;)
膨らんだお腹の状態で来ていた路面電車に乗り込み、築町駅を出発。これから大分に向けて出発するので、長崎駅に戻ります。

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長崎駅からは路面電車に乗って戻ります。坂の街ですが、本当に急斜面です。バスの運転手さんも大変だろうなぁ。
ギアを1~2にこまめに切り替えてグイグイと登っていました。

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ホテルで荷物を受け取り、出発。後1日あればもう少しゆっくりできたかもしれませんが、それは次回への申し送り事項で。
九州道を横断する形で長崎→佐賀、そしてちょっと福島に入って熊本へ。
途中大雨に降られましたが、どうやら通り雨だったようです。手前に写っているのは、この旅で購入したくまモン。実はフロントピラーからカタカタ音がしていたので、何か抑えるものないかなーと思っていたところ、このくまモンを置いたら収まりました。

そのうち分解するかな。

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日田ICで降りて、ちょっと熊本に寄り道します。
と言うのも阿蘇のお土産を全く買っていなかったので…。

・道の駅 水辺の郷おおやま

降りてすぐの道の駅で一休み。

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【道の駅 水辺の郷おおやま】

そのまま南下し、小国の道の駅で一気にお土産を購入します。

・道の駅 小国

小国に到着。ちょっとお腹が減ったので…

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小国牛乳を使ったアイスクリームと

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コロッケで腹ごしらえ。

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【道の駅 小国】

その後はやまなみハイウェイを走り、別府ICから再び大分道に乗って相方の叔父宅に到着。最後は由布岳をもう一度眺めたかったですが、時間の関係上それは叶わず。
6日目はスケジュールがちょっと詰め込みすぎたかな…?(^^;

長崎に残る教会とその歴史を楽しめた1日でした。
次回機会があれば、西側にある浦上天主堂も訪れてみたいです。

走行距離:330km
平均燃費:-km/ℓ

つづく

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