いよいよシリーズ10回目に突入しました。
今回はカラー塗装の上からクリアー塗装をする工程です。言うならば仕上げ工程。これで耐ガソリン性・耐久性をアップさせます。
前回の記事はコチラ↓
目次
- その1 フレーム補修
- その2 フレーム修正
- その3 パテ埋め
- その4 パテ研磨1
- その5 パテ研磨2
- その6 車体分解
- その7 塗装下地作製1
- その8 塗装下地作製2
- その9 塗装下地作製3
- その10 カラー塗装
- その11 クリアー塗装
- その12 コンパウンド研磨
- その13 車体組み立て
- その14 仕上げ1
- その15 仕上げ2
クリアー塗装には種類があり、1液タイプと2液混合タイプの2種類が存在します。どちらもクリアーであることには変わりないのですが、性質も少し違ってきます。
前回のカブ自家塗装(水色)では1液性のクリアーを使いました。実はこっちは結構腕が必要な方らしく。
※前回の自家塗装はシリコンスプレーで行っています。
2液性のが比較的簡単に艶が出るらしいです。
その時に使用したクリアーはコチラ。
今回は前述した2層タイプのウレタンクリアーを採用することにしました。
やはり毎日乗ることを考慮すると、少しでも耐久性があると良いですからね。値段はかなりお高いですが、定評があり、その効果を試してみるためにも購入してみることにしました。
・ソフト99 ウレタンクリアー
2液を混合して使います。缶を逆さにして放置したりと…吹く前に一手間があり、さらに金額も決してお安くないです。
それだけいいものができると言うことで買ったのですが…果たしてどうなるのでしょうか。
塗る前に塗装の確認を。ここでクリアーをしてしまうとカラーはできなくなってしまいますからね。
なので確認。
使用したカラー塗料は、マツダ ブレイズレッド。
ロードスターの赤色としても採用されているカラーです。
車体フレーム
タンク部の凹みはもう分からないです。あの時やり直してよかった。。
細かい凹みはありますが、許容範囲。
妥協ではありません。
現時点ではエアーを使って取れるエアダストを取り除くだけ。もちろんシリコンオフは必須です。
細かな修正はクリアー塗装後に処理をしてツヤを出します。
ちなみにこの時点で剥がれがある場合はこの時に処理しないと、手遅れになる可能性があります。
それでは車体フレーム以外の残った部品の塗装の出来栄えを確認していきます。
燃料タンク
これはガソリンが溢れる確率が一番高いのでしっかりとクリアー塗装をしておきたいところです。
スイングアーム
フロントフォーク
ハンドルカバー下
フロントフェンダー
ハンドル
フロントフォークマスク
サイドカバー
いよいよ塗装も最後のクリア塗装へ…
ここまでうまくいっているので最後までいい具合に仕上げたい。
冒頭のクリアーを使って吹き付けていきます。
まずは1回目。
基本的には普通のスプレーと変わりません。ただ色が透明なのでどこに塗ったのか分かりにくいので注意が必要。
クリアー塗装1回目
でもこれも粒子を細かくするために暖めて使いました。前回のカラー塗料のときと同じですね。
さて拡大してみると。
…
微妙に艶があります。
…
このウレタンクリアーは一度の塗膜がすごく厚いです。なので一度塗っただけでも艶ができるのが目に見えて分かります。
そして塗った直後から乾燥するまではとにかくベタつきます。風の強い日は辞めた方がいいです。
自分は若干風が強くなってしまったのでホコリがついてしまいました。
後でコンパウンドで削るのですが、一番のコンディションは無風です。青空塗装ブースじゃ中々条件が揃うのは難しいのです。
クリアー塗装2回目
2回吹き付けて終わりました。
終わった頃には暗くなっていたので写真はこれだけです。
1本で足りるかな?
と思っていたのですが、残念ながら2本という結果になりました。
なので1回目の塗装終了後に買いに行きました。
やはり透明なだけあってやったところとやってないところが出てしまうので…。
クリアーも乾いた状態からもう一度吹いてはダメらしいので注意が必要です。
事前に揃えられる分は揃えておきましょう。
うまく使えば1本で終わるかと思いますが、心配な方は2本で。二重に膜を作りたい方は2本はマストかと思います(カブの場合は1本でうまく使えば終わるかと思います)。
クリアーの乾燥には十分時間が必要なため、しばらく乾燥させます。
次回からはいよいよお待ちかねの組み立てに移ります。
・使用した道具
・シリコンオフ(ソフト99)
・ウレタンクリアー(ソフト99)
・登場商品一覧
つづく
コメント
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おじゃましますです
お、1/1モデリング(←違)もついにクリアまで来ましたか。
一番気を使うところですね・・・!
スケールモデルでも同様に、難しいポイントです。
それでいて最も見栄えに関わるのが厄介なんですよね。
人によってはラッカークリアで一旦塗膜を保護、研ぎ出ししてからウレタン、という人もいますね。
もう遅いですけどw
ウレタンは扱いが難しいと聞きます。
スプレーなので関係ないは思いますが、クリアと硬化剤の希釈倍率も難しいらしくて。
でもぜひウレタンのトロッとしたツヤを目指してください!
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おお~ランドセルと同じ色だww(^∇^)アハハハハ
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なるほどねぇ~、この色になったのかぁ(^v^)。
巷で走っているカブの3倍の速度で走ることが出来るんですね(笑)。
んで、赤灯の付いた『白い悪魔』と戦ってね♪。
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ろむじぃさん
ついにここまで来ました^^;
こっからが素人で一番苦労する場所になるかと…
スプレーの効果が見えないので一番怖いです。しかも一度終わったらやり直しもきかないですし、何よりクリアーが高いのでもう買えないっていう…・゜・(ノД`)・゜・
なるほど…。一度表面を出したりする方法もありますが、ここはとある塗装屋さんに頂いたアドバイスを元に作業してみました^^
まぁカラーも同じメーカーですし、何とかなるだろーっていう勢いで作業をしておりますw
もうやってしまったので一番高い値段のしたウレタンクリアーを信じるしかなさそうです^^;
くれぐれも近くでは見ないで下さい(>_<)笑
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けんさん
そーなんですよ( ´∀`)w
前回の記事に反応してしまったのはこの背景があったのですw
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きゅーりパクパクさん
この色になりました^^
なので以前頂いたコメントとが割と答えに近かったです。白地に赤を塗った直後はピンクがかっていたので。
シャア専用…っぽくなりましたが、白い悪魔に太刀打ちできる戦闘能力はまだ備わっていません(>_<)笑
それよりも一番下っ端の同機種にすら勝てない予感(・・;)笑