【SRX250】アンダーカウル製作記 その2(塗装・仕上げ編)

YAMAHA SRX250

その2です。
今回でアンダーカウルは完成です。
前回の記事はコチラ↓

下地が完成したので、サーフェーサーを吹いていきます。

ここまでは一連の流れと一緒です。元の地が黒いので全体にまんべんなく吹き付けます。黒が濃いので赤を吹いたあとで目立ってしまいますからね。
これでもか!ってくらい厚めに吹きました。理由としてはちょっと削りすぎてしまったからです。笑

アンダーカウル 1


当ブログではお馴染みのソフト99のホワイトプラサフです。
累計でかなり購入しているかと思います。笑

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アンダーカウル 2


盛ったところだけは少し周りと差が見えますが、塗ってしまえば関係ないでしょう。それよりも割れが再発しないかが不安ですが…。

アンダーカウル 3


サーフェーサーを吹いた後は耐水ペーパー♯1000で表面を整えていよいよ本塗です。ここで少しでも段差がある場合はまたパテ盛りからやり直した方がきれいに仕上がります。

本塗の前に、ここで一番の問題であるカラーについて。

今回SRX250の純正色である“ストーミーレッド”ですが、バイク用品店に行けばデイトナから出されているスプレーシリーズに大抵の純正色スプレーがあります。


ですが、

そこにはストーミーレッドの文字が見当たらない…。
冊子を見てもどうやら無さそう。ここでも弊害が…汗


ないものは仕方がないので、カブの自家塗装でも採用したマツダ ブレイズレッドを使いまわすことにします。
アンダーカウルは車体の下側であり、回りに赤がないのでおそらく同系色に見えるだろうと判断。同じ赤でも濃かったり薄かったり色々ありますからね。

それとタッチアップペンも一緒に出ているので、後ほど細かい修正があった際にも使えそうですしね。

・ソフト99 ボデーペン ブレイズレッド

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ということでブレイズレッドを塗りたくります。

アンダーカウル 4


2~3回程重ね塗りを終え、続いてクリアー塗装へ。カブの時は奮発してウレタンクリアーを吹きました。
このウレタンクリアー、一回で使い切りなのですが、クリアー層がかなり分厚く生成されます。ガソリンがかかった程度ではびくともしません。

ネックなのが使い切りということと、お値段が少々お高いところです。

しかし今回はアンダーカウルだけにウレタンクリアーを使うのはもったいない…他にも塗るのがあればいいんですが、今回はないので安いクリアーを吹きかけることにします。
気になる値段はウレタンクリアーと比較して2倍以下です。

・ソフト99 ボデーペンクリアー

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安いといっても性能はバツグンです。1液性でウレタンクリアーと違い、塗るだけでは光沢がでにくいので少しコツが必要。

垂れる寸前まで吹きかける…ということを意識して作業を進めていきます。
なので吹く速度はゆっくり目に。ただしあまりゆっくりしすぎるとタレてしまうので両方に意識をしながら作業を進めていきます。

アンダーカウル 5


前回のウレタンクリアーがどれだけすごいのか分かります。拭くだけでツヤが出るってのはすごいです。でも値段もノーマルのクリアーと比べると倍以上です…。そこをどう天秤にかけるか。

今までの素人塗装の技術をふんだんに使って仕上げていきます。正直アンダーカウルはタレてしまってもステッカーで隠せるからいいかな~なんて結構大胆になっていました。笑

そのせいか知りませんが、クリアーもタレることなく完成。
ようやくアンダーカウルの塗装が完了です。

アンダーカウル 4


このままでも結構納得の仕上がりに。ここからおよそ1週間乾燥させます。

アンダーカウル 5


1週間後、仕上げの作業を開始です。

アンダーカウル 6


この表面のザラつきを消してツヤを出す作業に入ります。
ここで耐水ペーパー♯1000→♯1500の順に塗装面を研磨していきます。やりすぎは塗装を剥がす原因にもなるので、あくまでザラつきを取るイメージで優しくかけていきます。

作成途中はツヤ…よりもむしろ曇ってきて不安になりますが、ここでは表面のザラつきを取り除くのが最優先なので気にせず進めます。

アンダーカウル 7


で、結果見事にツヤを失ったアンダーカウル。ここからツヤを出していきます。

アンダーカウル 8


コンパウンドの細目を使ってコンパウンドスポンジで磨いてきます。

アンダーカウル 9


カブの全塗装の際にお世話になった、コンパウンドセットとスポンジで磨いていきます。

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そして極細を同じ要領で。

アンダーカウル 10


最後は液体コンパウンドで磨き上げてフィニッシュです。

アンダーカウル 11

見事に鏡面仕上げになりましたね^^
指が反射して写っています。表面のザラつきを取り除いたおかげですね。

アンダーカウル 12


これで完成…と思いきや、実はまだ残っています。
アンダーカウルはマフラーを通さなければならないので、耐熱処理が必要になります。最初から付いていた耐熱のスポンジは塗装をするのと、割れの処理をするため取り除きました。

まずはアルミテープでアンダーカウルを補強していきます。
裏側は見えないので割れ目のところにガッツリボンドを流し込んでいます。

アンダーカウル 13

そこでデイトナ製の耐熱グラスウールを購入。これで内側の処理を仕上げます。

・DAYTONA 断熱グラスウール

裏面が両面テープになっているフリーサイズの断熱グラスウールです。
自由なサイズにカットできるため、欲しい分だけ使えます。

耐熱グラスウール

周りの形状に合わせてカットします。これで耐熱処理もOK。

アンダーカウル 14


最後にワックスで磨いて完成。
ついに特製 SRX250 アンダーカウルが完成しました。

アンダーカウル 15


近くでみると削り次ぎたクレーターもありますが、まぁ近くで見なければ良い仕様なので…(^^;)

アンダーカウル 16


取り付けにあたっては、最初からN君が付けていたブラケットを流用します。さらに振動の多いバイクなので、耐震ゴムを一緒に購入。もちろん無敵のタイラップも。

タイラップ&防振ゴム

穴径に合わせてカット。丸くないですが、見えないのでこれで良し。

防振ゴム 1


ブラケット固定部に貼ります。両面テープが付いているので楽チン。この部分は最終的にはボルトで共締めすることになります。

防振ゴム 2


表裏に貼りました。少しでも振動抑制になれば…。

防振ゴム 18


で、後はフレームにうまく取り付けて…完成となります。

早速、SRX250F アンダーカウル装着verです。

防振ゴム 19


全体を見てみると、ブレイズレッド色もストーミーレッドと近い感じに仕上がっているので、結果的には良かったです。

装着すると今までと大分イメージが変わりますね。何だかとってもレーシーに。
何と言っても純正オプションなので寸法やサイズはピッタリ。デザインもしっくりくると個人的には思っています。

防振ゴム 20


実は最後の取り付けが一番苦労しました。フレームにどのように固定するのかでかなり苦戦。
ブラケットをアンダーフレームに通し、タイラップで固定しています。まずはこれで様子見です。不具合があればそのうち対策していきます。

防振ゴム 21


ということでアンダーカウル制作記でした。

今年の夏のツーリングもこの仕様で出撃します。

N君、改めてありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
ということで次回はその3WP SRX250と走った記事を書こうと思います。

・登場商品一覧

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おわり

その1/その2

コメント

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんは!
    しかし、毎度毎度スゴイですねー。
    感心させられます。
    私も綺麗に維持するためにカウル等も綺麗にしたかった・・・。
    まぁ、現在の愛車は割れもカケもないですが・・・。
    こんな風に綺麗に自分で治せれば色々楽しそうですね!
    これからも色々挑戦しちゃってください!

  2. CRC2-44 より:

    SECRET: 0
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    実際に走ってみると小石が当たってしまうので、何か対策をしておくと良いと思いますよ!折角ここまでキレイになったんだから(^O^)

  3. 北塚ユウ より:

    SECRET: 0
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    SomeDayさんの手にかかれば割れたカウルも元通りですね!
    本当なにからなにまで直されてすごいです!
    あまりにすごすぎてビフォーアフターの曲が流れて・・・←え
    アンダーカウル、大きすぎず小さすぎずちょうど良い大きさでかっこいいですね!

  4. しょうそん より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    アンダーカウル作成キターーーーー!^▽^

    いいですね~アンダーカウル!
    格好いいですよ~
    僕も付けたいな~^^

    いつも思いますが本当に器用ですね~
    羨ましくなります。
    これだけ綺麗にできるなら作業してても楽しいでしょうね~^^

    僕も欲しい~~~~(アンダーカウルと技術が!!!)

  5. SomeDay より:

    SECRET: 0
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    ユキムラナガレさん

    ありがとうございます^^
    カブの板金依頼、素人自家塗装にハマってしまい少しだけ極めてきたのかな~と思います(^^;)
    まぁ近くで見ると残念なのはアレですが…w

    しかし割れもカケもないのが一番です。私は逆に割れていないバイクに乗ったことがないかもしれません…(笑)
    もうすでに購入費よりも維持費のがかかってしまっている状態なので、いろいろと挑戦…いや修理をしていきたいと思います(^^ゞ笑

  6. SomeDay より:

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    CRC2-44さん

    そうなんですよねぇ。アンダーカウルはもろにそれを受けます。素人塗装じゃ簡単にやられてしまいそうですorz
    対策…ステッカーを貼るとか…ですかね?(^^;)
    何か考えておきたいところです…。。

  7. SomeDay より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    北塚ユウさん

    ビフォーアフターの曲…
    でも実は私が塗装するより、前のオーナーさんのがきれいでした(・・;)苦笑
    なんでアフタービフォーかもしれません。。

    やはり純正は素晴らしいです。汎用品と違ってすんなり装着できるところもさすがって感じです(当たり前ですが…)
    アンダーカウルはお気に入りです^^
    落なければいいですが…。

  8. SomeDay より:

    SECRET: 0
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    しょうそんさん

    ついに完成しました^^
    アンダーカウルがあるだけでちょこっとレーシーになりました。以前私の友達もVTRのアンダーカウルを付けていました。前々から欲しかったんですが、まぁ何せ物がなかったですからね…orz

    ありがとうございます。
    技術…いや近くで見たらダメですよ…完全に遠くから写真を撮る程度なら満足できるレベルですから(^^ゞ
    アンダーカウル、ぜひ付けましょう(´∀`*)笑

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