能登半島ツーリングもいよいよ最終日。この日は日本海側を走り、新潟県から高速道路を使って一気に帰宅します。
・1日目 (神奈川~伊那~開田高原~飛騨高山)
・2日目 (飛騨高山~千里浜~白米千枚田~和倉温泉)
・9月29日(月) 和倉温泉~雨晴~親不知~神奈川
この日も晴天なり。
少し熱めの朝風呂に入り、体を温めて出発!
お世話になったのは民宿 奥田屋さんでした。今では数少ない源泉かけ流しの温泉だそうです。芯から温まりました。早朝から気分よくスタート。
残った能登半島を満喫すべく、能登島へ。
-県道47号線(七尾能登島公園線)-
まずは能登島に渡るための能登島大橋へ。
山口県にある角島大橋にも負けない海を渡る大きな橋です。朝日に照らされてきれいだなー
朝日も上がってきて徐々に気温も上がってきました。この3日間の晴れっぷりは文句のつけようがないですね^^
実際に渡ってみると、また海の上の橋なので眺めもいいです。早朝で交通量も少ないのでゆっくりと海上散歩を楽しめました。
能登島大橋とその向かいにあるツインブリッジのと。こちらも大きな橋です。
ですが、個人的には能登島大橋が好きです。最初に見たというのもあるんですかね?
-国道249号線-
時間があれば能登島を一周、ゆっくりと走ってもいいんですが今日は神奈川まで帰るのでそのまま国道249号線を使って富山県を目指します。
能登半島とおさらばするので、最後に能登の取れたてな?鉄分を補給しましょう。
・笠師保(かさしほ)駅
こちらはのと七尾鉄道の駅です。しかし北陸にも魅力たくさんな駅がありますね。どれもこれも強者揃い。
ちなみにこの日は平日だったので、徐々に学生さんが集まってきました。何だか居にくい雰囲気になってきましたが、それを考えたら負けですw
大丈夫、駅を撮り終えたら消えるから…と思っていたらなんともうすぐ列車が来る時間に。
どうする…。
まぁせっかくの機会だし駅でゆっくり待つとしましょう。
この駅、愛称で恋火駅(こいびえき)となっているそうです。おしゃれな駅舎でした。
そうこうしているうちに列車が到着。
…!
これは…。
どうやらラッピング列車だったようです。こぞって学生さんが乗り込んでいきました。
私はそれを見送りつつ、まだ朝ご飯も食べてないので道の駅を目指します。
・道の駅 能登食祭市場
目の前に海が広がる道の駅です。
さーご飯食べるぞーと思ったのですが、まさかの開店前…orz
開店まで30分以上あるので、そのまま無料区間の能越自動車道を使って国道160号線へ。
お腹減った…
-国道160号線-
しかしお腹もピークを過ぎると減らなくなるようで、段々と収まってきました。朝から何も食べてないのですが、この天気の影響が大きいのかなと。
そして富山県へ。
この日の日本海は穏やかでした。海が透き通っていてきれいでした。
反対側から。
石川県と富山県の県境です。交通量がやけに少ないなーと思っていたら、今日は平日でした。さっきの学生がたくさんいたことはもう忘れてしまっていましたw
そして道の駅へ到着。
・道の駅 氷見
道の駅へやってきました。
この時間はさすがに営業も開始されていたので、ここで実家用のお土産を調達。能登半島の海の幸がたくさんありました。バイクなので積載もあまりできないですし、何より冷蔵で持って帰れないので煮干しといったがさばらないものを購入しました。
売店のおばちゃんが親身になってお土産選びを手伝ってくれました^^
あとお化けかぼちゃもありました。重量を当てると商品がもらえるそうで、応募してみました。
んー何キロあるんだろう?
朝何も食べていないので、ここで念願の朝ご飯タイム!
購入したのは…サーモンと何かです。忘れました。ただ美味しかったのは覚えています…(^^;
富山湾を眺めながらの遅めの朝ご飯。
そして本日のメインイベントである雨晴駅へ向かいます。これが富山県での目的です。
ネットで海の見える駅を探していたら偶然出てきた雨晴駅。前に図書館で何かの本でも出てきた雨晴駅。これはきっと何かの縁があるな…!ってことでずっと行きたいなと思っていた場所の一つです。
雨晴海岸が近づくにつれて、テンションも上がってきます。
ずっと日本海沿いを走れるわけではないのですが、時折見える海岸が妙に懐かしい。どこかおばあちゃん家の近くの海岸に来たような気分です。
そして…ついに到着!
・雨晴(あまはらし)駅
名前からして縁起のいい、JR氷見線の駅。
由来は、京都から東北へ逃亡する源義経が、この近くの岩陰(義経岩)でにわか雨が晴れるのを待ったことらしいです。なるほど、それで雨晴と。
近くには海水浴場もあり、夏は賑わいそうな小さな駅です。
駅舎に入った瞬間から向こうに海が広がっていることを予感させてくれます。目の前に海が広がるわけではないのですが、波音が心地いい駅です。
民家の向こう側はもう海が広がっています。
かつては記念切符を売っていたりしたらしいです。とりあえず自分の手帳に記念スタンプを押しました。ちなみにこの駅の近くには”おくのほそ道”で登場する有磯海(ありそうみ)(別名:女岩)があります。全国のほそ道スポットでスタンプを集めると商品がもらえる企画らしいです。
とりあえず一つゲット。期限関係なく集めてみようかなー
先ほどの有磯海は駅ホームから見ることができます。結構有名な駅らしいですが、氷見線の中では一番利用客が少ないそうな。夏の終わりの小さな駅を堪能し、いよいよ富山県を出る時が近づいてきています。
そのまま国道8号線に乗るべく、出発。
雨晴駅、また訪れたい駅の一つです。
が、何だかまだ近くに海が見える駅がありそうな予感がして、ちょこっとだけ ほんのちょっと寄るだけと言い聞かせて隣の越中国分駅へw
・越中国分(えっちゅうこくぶ)駅
到着した時から分かる、この良い雰囲気。簡素な駅の向こう側には大きな日本海が見えています。
ホームを進んでみます。
割と交通量のある道路でも、一本入ってしまえば静寂な空間に。入り口からストレートに伸びるホームを海に向かって進んでいきます。
先ほどの有磯海も見えてきました。
そしてこの景色!
これ、雨晴駅より海が見えているんじゃないかってぐらいですw
たぶんメジャー度で言ったら雨晴駅に軍配が上がるんでしょうけど、個人的にはこの素朴な雰囲気も大好きです^^
あるのは海と駅だけ…ってな感じです。日本全国、海の見える駅ってのはたくさんあるかと思いますが、割とどこもメジャーになりつつあるような。
そんな中、この駅はひっそりと存在している気がしました。ここで列車を待つのも楽しそうです。波音で帰りのエネルギーを蓄え、出発。
JR氷見線、なかなかの強者ばかりでした。まだ未開の福井県も期待できると勝手に思いつつ、国道8号線を使って新潟県を目指します。
-国道8号線-
ここからはバイパス区間も続き、さらにJR北陸本線と並走します。バイパスなので交通量が多くても流れています。途中眠気に襲われてガソリンスタンドで休憩する意外は一気に進みます。
ただ単調に進むだけもつまらないので、ちょろっと寄り道です。
-県道14号線(黒部宇奈月線)-
黒部ダムで有名な黒部市に突入。有名な黒部ダムも行ってみたいのですが、今回は時間もないので寄れませんでした。残念orz
とは言いつつも、時間にも余裕があることですし富山県の地方鉄道でも眺めましょうw
・長屋駅
さっきまでとガラッと変わって、今度は田園風景の中にポツンとある駅です。富山地方鉄道 長屋駅。
この古びた駅舎、雰囲気がありまくり。まだ改装もされていない、おそらく当時のままの姿で出迎えてくれました。
周りにあるのは民家のみで、駅前には自転車が5~6台。おそらく近くの学生が通学で使う駅なんでしょう。自転車にステッカーが貼ってあったのですぐ想像がつきました。
お昼時でご飯どーすっかなーと考えていたら遠くから踏切の鳴る音が…。これは!
と思い構えるも…東急線の登場。
東急線は好きですが、まさかここでお目にかかるとは…。
しかしもう少し古いやつが来てほしかったなーと思って出発したまたもや踏切の音が、、
とりあえずカメラを持って構えると…
きた!
これぞ待っていた車体です。黄色と緑が独特な雰囲気を醸し出していました。渋くてかっこいいなぁ。
お昼も回ったのでそろそろお腹も減り始めてきました。
国道8号線に戻り、ご飯どころを探します。
探していたらそのまま新潟県に突入し、北陸の難所として名が知られていた親不知(おやしらず)付近までやってきました。その手前にちょうど道の駅があったので、そこで休憩も兼ねてご飯に。
・道の駅 越後市振の関
タラ汁とモツ煮定食が人気と…マップルに書かれていたので、その通りモツ煮定食を注文。そういえばほとんどの人がこれを注文していたような。
周りはトラックの運転手さんがほとんどでした。きっと学生に思われていたんだろうなぁ。。(^^;
お米も新潟産のコシヒカリでした。白米最高、モツ煮うまし!
休憩を終えて出発します。
そういえばここで白バイが結構取り締まりしていました。何だろう、速度違反の取り締まりですかね。ご飯中も何度かサイレンを鳴らして走っていました。
親不知からの下り坂で速度が上がってしまうのかもしれません。最後まで無事故無違反で帰りたいので慎重にならないと…!
少し進んだところに駅もあるらしく、日本海を眺めるついでに寄ってみました。
・市振駅
北陸本線の駅、新潟県の最西端に位置しています。この北陸本線という名前も、北陸新幹線開通に伴い”えちごトキメキ鉄道”に変わります。
…つまり、青春18切符で北陸本線が乗れるのはおそらく今年の冬で最後ということになります。正式には駅は残りますし、列車もあるんですけどね。
18切符が使えるかは分かりませんが。。
話はそれましたが、とりあえず木造駅舎がゴロゴロしている北陸線はたまりません。ここも例に漏れず木造でした。
駅舎を出るとまず目につくのは踏切。割と通過列車もあるので必要なんでしょう。
奥に見えている日本海を見るために渡ってみます。
青い海、日本海!本当に真っ青です。
親不知方面を向けば漁港も見えました。釣りを楽しんでいる人もチラホラと。
ちなみにこの駅、訪れたときは工事をしていました。見たところホームを修理していたようです。木造駅舎しかり、結構年季が入っていたのであちこち修復をしないといけないんでしょうね。
そしていよいよ親不知を超えていきます。
親不知からはトンネルの連続です。
写真で見えている区間、ほとんどがトンネルでした。断崖絶壁に吸い付くように道が造られているのがわかります。
片側通行なのでペースは上がりませんでしたが、ゆっくりとスノーシェッドの合間から見える日本海を楽しめたので良しです^^
ただやはり主要道路なだけあって、日中は大型トラックが大量にいました。京都と新潟を繋いでいるそうです。
そのままゆっくりと国道8号を日本海を左手に走りました。途中の漁村、そして北国の景色であるスノーシェッドなどを楽しみました。何といっても親不知は断崖絶壁に道があるので、日本海の眺めが素晴らしかったです^^
本当はもう少し手前の名立谷浜ICからワープしようかと思っていたのですが、もう少し国道8号線を走りたいのと、日本海を眺めていたかったのでそのまま上越市まで走りました。
上越市でガソリンと上信越自動車道対策としてレインコートを下に着込んで万全の体制に。
-県道63号線(上越新井線)-
上信越自動車道に乗る手前、妙高まで繋がる県道でぎりぎりまで粘りました笑
やっぱり高速に乗ってしまうと非日常な景色は終わってしまうわけで、それは少し寂しいので。ただあまり粘りすぎると寒いので適度にしないといけませんw
最後に妙高近くにて。
これで本当に能登半島ツーリングもおしまいです。
残りは上信越自動車道から神奈川に向けて走るのみ。心配事は夏用グローブなことくらいです…(^^;
そのまま酷道18号線に入り、中郷ICから乗って帰宅しました。
予想通り、高地を走る上信越自動車道は寒かったですが着込んでいたおかげでそこまで冷えず。ただグローブが薄かったのでそこから冷えてしまいましたが…。
そのまま関越に出て、圏央道と続き帰宅。
帰宅時間は21:00でした。
2泊3日と短期でのスケジュールでしたが、要所を抑えられたツーリングだったと思います。訪れたことのない未開の地であった能登半島の自然も満喫できた3日間でした(正式には2日間)。
次回は輪島の朝市やら能登島といった今回堪能できなかった場所を走って行けたらなと思います。特に見附島はリベンジしたいです…笑
SRXも特に問題なく、無事に走り終えてくれました。ちなみにこのツーリングで50,000kmを突破しました。まさかこんなに乗れるとは思っていなかったので、驚きです^^;
自然も食事もおいしい能登半島、また訪れたいなと思います。
それではこのあたりで…!
走行距離:601m
平均燃費:29.1km/ℓ
総走行距離:1,392km
総平均燃費:29.6km/ℓ
おわり
コメント
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相変わらずすごい距離を走りますねとても真似できません
雨晴、いい天気でなによりでした おつかれさまです^^
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北陸本線いいですねえ!
能登島も雨晴駅もすごく懐かしいです
越中国分駅は知りませんでしたが、ここを走る列車を撮ってみたくなる風景ですね!
いつか訪問してみたい…
最近鉄道関係のネタが増えたような気がして個人的にうれしいですw
渋い駅シリーズ楽しみにしてますww
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小々次郎さん
こんばんわ^^
やっぱり遠くに来てしまうと走らないともったいない感じがして、いつも気が付けば結構走ってしまっています(^^ゞ笑
雨晴、名前の通り晴れてくれました。
同じような場所で写真を撮ったような気がしますが、一緒ですかね?^^
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ばつさん
こんばんわ^^
北陸本線、どれも素晴らしかったです。日本海をひたすら走る景色は車窓からも楽しみたいです。
次回は雨晴海岸の近くのキャンプ場も使ってみたいと思います。
越中国分駅は私的にベスト10に入り込んでくる名駅ですw
観光地化されていないので、ぜひとも一度訪れてみてください。時がゆっくりと流れている駅です^^
振り返ってみると鉄分要素がかなり増えてきた気がしますw
これからはバイクにとって厳しい季節になるので、もしかしたら列車での旅編も始まるかもしれませんw