かれこれSRXのフロントフォークのオイル漏れを直すのは何回目だろうか…(^^;
兼ねてから再発していたフロントフォークのオイル漏れですが、重い腰を上げて再び治療することにしました。今回は右側です。
フォークオイル購入
順番的にはキャブレターを…と思っていたのですが、再発しないのでまずはフロントフォークのオイル漏れを直すことにしました。
いつもは安い川崎製のフォークオイルを使っていたのですが、あまり値段が変わらなかったのでヤマハ純正オイルを購入することにしました。
ヤマハ ヤマルーブ サスペンションオイル G-10 1L
ヤマハ純正 アウター/インナーシール
やることとしては、このインナー・アウターシールを既存の部品と交換するだけです。但し、フロントフォークは以前付けていたものを使います。
なので、その前にフォークをキレイにしていきます。
これが今着いているフロントフォークです。
離れて見るとそうでもないですが、近付くと…
フォークの内側から漏れているのが分かります。
ジャバジャバ漏れているというよりは、ジワリ…といった感じです。まだフロントフォークをつたる程じゃないんですが、拭き取ってもすぐに濡れちゃうところを見ると早めに処置する必要があります。
今回は装着しているフロントフォークのオイルシールを交換する…だけではなく、フロントフォークのごと交換します。
…というのも、前回このフォークにはコンパウンドで磨いたり色々と処理をしたのですが、効果が出ず漏れだしてしまいました。なで、もう一度フォーク自体を交換してみようという作戦です。
交換するフロントフォークをガレージの奥から出します。2015年に交換って書いてあるので、2年振りの復帰です。2軍での調整もバッチリでしょう。笑
2軍行きになる前にしっかりと磨き、ビニールに入れてサビないように保管していたおかげで、状態は問題なさそうです。
それでも元々あった点サビもチョロチョロ見られます。
そんな点サビや縦に入った細かい傷もオイル漏れの原因となるので、ここで再び磨いていきます。この面は点サビがありませんが、回してみると…
あります(^^;
やっかいな点サビがポツポツと。うーん、触っても若干の違和感を感じるレベルだから、このまま使ってもいずれは漏れだしてしまうでしょう。。
点サビ削り
点サビたちをこの時点で削っておかないと、インナーシールを傷付けてまたオイルが漏れてきてしまうので、番手が高い#1500とコンパウンドを使って徹底的に磨き作業へ。
磨いては手で触って、磨いては触って…を繰り返し、触っても段差が分からないくらいまで磨き込みました。ピカピカです。
磨き作業が終わったところで、後はラップを先端部につけて、傷が付かないようにしてオイルシールを入れていきます。
新品のインナー・アウターシールの内側にはグリスをうすーく塗っています。
後は上から入れていくのみ。人力で入れられるところまで入れて、
入れられるところまで入れて、その後は古いインナーシールをフォークに通して上から押し込んでいきます。さらに最後はプラスチックハンマーを使って、古いオイルシールの上からコツコツと叩いて入れていきました。
中々入ったかどうかが分かりにくいので、しっかりと溝に入ったことを確認しないと…また漏れます(^^;
フロントフォーク組み付け
完成したらフロントフォークを組み立てていきます。
フロントフェンダー 清掃
この際なので、普段は外せない部品をキレイにしていきます。フロントフェンダーも中々掃除できない部品なので、入念にやっていきます。
泥汚れ、結構貯まってました。掃除し甲斐があります。笑
パーツクリーナーと歯ブラシを使って落としました。
フロントタイヤ ベアリンググリスアップ
続いてフロントタイヤのベアリング。こちらにはグリスを追加しておきました。常に回っている部分ですから、入念に。
段々とゴールが近付いてきました。後はタイヤを取り付けて、最後にフォークオイル注入すれば完成。
フォークオイル注入
SRX250のフォークオイル量は243cc。何とも中途半端な数字ですが、しっかり計って入れていきます。ちなみに目盛りはそこまで細かくないので、後はフィーリングです。笑
小学校の頃使っていた教材が今ではこうやって第二の人生を歩んでいます。
最後に…スプリングを入れます。
これが結構…というより、かかなり苦戦しました。サービスマニュアルにはこの順番と書いてあったのですが、トップブリッジで締めてしまうせいで上のボルトが締めにくい…というか締められない(^^;
片方ではスプリングを抑えつつ、もう片方でボルトを回す…かなり大変で結局親父に手伝ってもらって完成という結果でした。次からは分解した状態でやるかなぁ…
完成
最後の組み付けで苦戦したものの、オイルシールの交換は無事終了しました。
最後にタイヤからフェンダー、ブレーキと各部の締め付けを確認し、汚れた部分を吹き上げておしまい。
試走行をしてみましたが、とりあえず漏れは確認されませんでした。後は長距離乗ってみてで様子見です。
これで残すところは心臓部であるキャブレターのみ。これは本当に時間をかけないといけなさそうなので…まとまった時間が取れた時にトライします。
ということで、1個前に書いた記事の通り代車としてしばらくの間はDTに活躍してもらいます。それまではしばし実家でお休みとなります(^^ゞ
フォークオイル交換走行距離:69,452km
おわり
コメント