2日目は能登半島 千里浜から始まります。
前日は神奈川から千里浜まで斜めに大移動しました。この日は長野県の白樺湖を目指します。
ー目次ー
・1日目 (神奈川~上高地~白川郷~千里浜)
★2日目 (千里浜~能登島~上高地~白樺湖)←本日の記事
・3日目 (白樺湖~甲府~神奈川)
9月15日(日)千里浜~能登島~上高地~白樺湖
この日も朝から快晴で、止まっていると暑いくらいの日差しが降り注いでいました。
宿から千里浜ドライブウェイはすぐの距離にあるので、コンビニに飲み物を買うついでにひとっ走り行ってきました。いわゆる朝練です。笑
・千里浜なぎさドライブウェイ
早朝の千里浜なぎさドライブウェイはガラガラで、走り放題でした。
釣り人や同じくライダー、そしてチラホラ観光客がいました。2日目は晴天で雲がない快晴でした。どこまでも続く海岸線が爽快!
海岸線の近くは砂浜がえぐれている箇所がいくつかあります。走る際は要注意です。
こんなに気持ち良い道を早朝から走れるなんて、幸せです。今日も良い1日になりそうです。
昨日断線トラブルが発生したSRX250ですが、始動から吹け上がりまで特に問題はなさそうです。
しかしあまり人がいない道は最高です。やっぱり宿は千里浜に取って、こうやって朝練するに限ります。こうやって引き気味に写真を撮っても、他の車両や人が入り込まないですから。笑
日本海の心地よい風に吹かれながらドライブウェイを流し、朝ご飯の7時に再び宿に戻りました。
朝ご飯は日本海で採れたお魚や海苔など、体に優しい食材が並び、しっかりとご飯をお代わりをして、お腹を満たして本日の旅に備えます。
朝の天気予報で再び能登半島に来たんだなぁと実感します。今日行く先の長野の天気が見れなかったですし。笑
出発の前に…食後の運動も兼ねて少々周りを散策してみることにしました。
宿のすぐ裏にある道を歩けば、すぐに日本海が広がります。
千里浜と同じように砂が細かく、地元の釣り人らしき人は砂浜までクルマで来ていました。カブ乗りのおじさんも釣り道具片手に砂浜を走っていました。
多分この辺りはどこを走っても千里浜なぎさドライブウェイのように楽しめそうです。
海も透き通っていました。影越しにピースをして撮ったり、青春チックな1枚。笑
昨日到着した時は日没だったので、周りの風景をあまり見れませんでしたが、この辺りの地域は瓦の色が黒色で指定されているようで、木造建築に黒瓦と統一されていました。
後で調べてみたところ、諸説あるそうですが「屋根の上に積もった雪が、早く解けて滑り落ちやすいから」というのが有力な説だそうです。
また能登瓦とも呼ばれ、熱く釉薬(ゆうやく:陶磁器の表面に付着したガラス層のことでうわぐすりとも呼ばれる)が塗られ、高温で焼成されるため、能登の厳しい自然にさらされても半世紀はゆうに保つという耐久性があるそうです。
海からの塩分を含んだ雨風にも錆びることなく、長い年月を耐えてくれるそうです。
昔ながらの知恵が今も根付いていることを実感します。
中々このような場所に来ることもないので、じっくりと散歩してみました。辺りを見渡せば、昭和時代にタイムスリップしたような感覚になります。
道路は車一台が通るのがやっとな広さで、標識の止マレ(たまに止レ)が独特でグッときます。
日に反射されて黒光りする瓦がきれいです。どこか高台から眺めてみたらもっときれいなんだと思います。
宿の人いわく、この辺りには列車が通っていたようで、線路の名残がサイクリングロードになっている場所もあるそうです。緩いカーブは線路のRに似ていました。調べてみると北陸能登鉄道能登線という列車が昭和まで存在していたようです。
古い地図と情報をかき集めて、おそらくこの場所が線路が敷かれていた場所のようでした。事前に知っていたらもっと面白かったかも。(^^;
惜しいことをしました。
この日散策したのは、宿の周辺です。写真のような風景がずっと広がっているので、ゆっくり散歩するだけも楽しめます。
宿の方に挨拶を済ませ、再び千里浜ドライブウェイへ行き、最後の砂浜走行を楽しみます。
早朝と違い、観光客で賑わっていました。ライダーも結構な数いました。
1往復砂浜を堪能した後は、のと里山海道を使って能登島方面へ。
・能登島
ツインブリッジのとに到着。
七尾湾に浮かぶ小さな能登島には、大きな橋が2つかかっています。
それがこのツインブリッジのとと能登島大橋です。能登島大橋は絶景でも有名なので、その2本を走破します。
・道の駅 のとじま
能登島には道の駅があるので、道の駅記念切符を購入するために立ち寄りました。
購入後は能登島大橋を渡るために海沿いへ。ツーリングマップルでも記載がありましたが、能登島の海沿いは時間の流れがゆっくりで、走っていて楽しいです。
いくつもの漁村を抜け、いよいよ能登島大橋へ。
・能登島大橋
前述した能登島大橋は走っていて本当に気持ちの良い道で、アップダウンに加えて海の上を走っているような感覚で爽快です。
渡った対岸から眺めました。
せっかくなのでパノラマで撮影してみました。
アクションカメラを装着していなかったので、橋の様子はイマイチ伝わらないと思います。動画でググればたくさん出てきますので、そちらを参照してください(^^;
-国道160号線-
能登島を出てからは能登半島の東側を沿うように南下していきます。
七尾市街からは無料バイパスである能越自動車道に乗り、七尾大泊ICまでショートカットして国道160号線に合流しました。
富山県との県境にて小休止。石川県ありがとう!また来るよ。
そんでもって、こんにちは富山県。
この道は別名能登立山シーサイドラインとも呼ばれていて、気持ち良い海沿いの道が続きます。
先程利用した能越道があるので、大半のクルマはそちらに流れることもあり、比較的空いていました。
海がきれいです。
お昼時も近付きつつあったので、せっかくなので富山ブラックこと富山ラーメンを食べることにしました。
この辺りは能越道が並走していて、無料区間が数多く存在します。市内は動きが遅くなるのでパスしたいので、能越道を使って高岡市まで一気にワープしました。
市内には国道8号線の大きなバイパスがあるため、比較的スムーズに走れました。
・道の駅 カモンパーク新湊
道の駅なら富山ブラックはあるだろう…ということで、道の駅に立ち寄ることにしました。
そんな期待の元、食堂に向かうと…ありました。富山ブラック。探すと無いもんですが、さすが道の駅、期待に応えてくれます。
味は思っていたよりも濃くなく、あっさりと食べることができました。ペロリとラーメンを平らげ、長野方面に向かって走り出します。
‐国道41号線-
ここからは長野県を目指すべく、国道41号線を走り、途中にあるスーパーカミオカンデのあるところまでやってきました。
・道の駅 スカイドーム 神岡
ノーベル物理学賞を受賞した小柴晶俊博士が考え出した、ニュートリノを検出する装置がカミオカンデです。
後に改良を加え、スーパーカミオカンデとなります。私自身、カミオカンデ?という状態でしたが、中に入って勉強したらスッキリ分かるようになりました。
この装置がニュートリノを検出する際に活躍します。素人の私が書いても混乱させるだけなので、詳しくはググってみてください(^^;笑
入口付近には小柴博士のメッセージが博物館には展示されていました。
じっくり施設を見学しましたが、かなり楽しめます。
ラストスパートに向けて休憩を終えたところで、国道471号線→国道158号線へ。
‐国道158号線‐
最後は1日目に通過した安房峠を経由し(もちろんトンネルは通過しませんでした)、松本へ向かいます。
日没間際の上高地は寒さもありますが、きれいです。
本日の宿は白樺湖…まだまだあります。気合を入れ直して下山しました。
この後は松本ICに出るまでの断続的な渋滞に加え、日没になったので帰宅ラッシュに巻き込まれてしまいました。
宿はビーナスラインのある白樺湖にあるため、最後の最後で真っ暗なビーナスラインを走ることになります。夕時だったら良かったですが、もう既に日没で真っ暗。
松本や諏訪付近に宿を取れば良かったと後悔しましたが、もう既に予約済み、腹を決めて走るしかありません。
最後の試練に向かう前に、麓のコンビニで夜ご飯を調達し、防寒装備をして夜のビーナスラインへ向かいました。対向車はライトで分かるのですが、自分の走る道を照らすライトが暗い暗い…。これはバルブ変えた方がいいなーと100回くらい思いました。幸い、ビーナスラインのような開けた高原道路だったので、月明かりが照らしてくれていたのが良かったです。
ライトが暗いのもそうですが、何よりもシカとか野生動物が出てこないかが一番心配でした。北海道でよく言われていたシカロケットなんて、食らったら確実にやられますしね汗。
前方以外にも左右の道路脇まで細心の注意を払いながら、何とか白樺湖に到着。早く走り終えたいと思ったビーナスラインは初めてでした。笑
宿へのチェックインを済ませ、すぐ正面にある「すずらんの湯」へ駆け込みました。
あと20分のところでしたが、早く入りますのでと一言告げて温泉へ飛び込みました。夜のビーナスラインを走っていたので、体は芯から冷えてしまいましたが何とか回復。温泉は偉大です。
そんなこんなで宿に戻ってコンビニ弁当を食べながら、この日は終わりました。
21時過ぎのコンビニ弁当に罪悪感がありましたが、まぁ頑張ったご褒美だよねと言い聞かせ完食。
最後に走ったビーナスラインは中々スリリングな経験でしたが、今思えばかなり良い思い出です。
…二度と走ろうとは思いませんが。笑
3日目の最終日は白樺湖から自宅まで戻ります。
走行距離:429km
平均燃費:29.1km/L
つづく
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