東伊豆 風力発電所ツーリング

関東甲信越

前回書いたSRXスプロケット事件の前日、私は伊豆にいました。

まぁそのときはスプロケットがまさかカタログから無いとは思ってもいなかったですし、あるっしょ!
みたいな気持でしたしね^^;

それがまさか大きな事件になるとは思いも知らず、朝から晴天だったので東伊豆方面へ。
正直伊豆は割と走っていたのであまり走らないのですが、今回はちょっとしたテレビ番組がきっかけで目指しました。


夜ご飯のとき、“いきなり!黄金伝説。”の中で『アクセスは最悪だけど感動すること間違い無し 日本の”過酷絶景”を巡る5泊6日の壮絶旅!』なんてのをやっていました。その名の通り、日本の絶景を巡る旅について紹介していました。

旅好きとしてはこれがまた面白くてですね、じゃー身近な絶景を探しに行こうと進路を伊豆へとったわけです。

伊豆の絶景じゃなくとも、良い景色の道は割と走っているほうかと。伊豆スカイラインや西伊豆スカイラインなどなど。

そして東伊豆には絶景ポイントがあると前々から聞いたことがあったのも重なり、ここで一挙制覇してみるかと走らせたのでした。

その場所については後程…。

国道135号線

西湘BPから国道135号へ合流してそのまま東伊豆を目指します。
伊東まで割とスムーズに進めたので、一休み。

前日に飲み会があったので出発が遅れてしまいましたが、大きな渋滞もなく一安心。

天気はご覧の通り快晴!
奥にちょろっと見えるのは有名温泉街、熱海。

国道135号線 1


何だかんだ伊豆半島の国道135号線をゆっくり走るのは久々だったりします。海沿いの景色が懐かしい。

国道135号線 2


西湘バイパスを抜けてからも国道135号線は大きな混雑なく、スムーズにやって来ました。11月の半ばだったので、ちょうどススキが良い感じになってきていました。

国道135号線 3


ここでルートを確認して出発。何せツーリングマップルにも載っていない場所なので、ネットで仕入れた情報だけなのです。

今日はちょっとマイナーなスポットに向かうので、行く途中の道もマイナーなものを選択します。まずは国道から一本外れて県道へ。
ここは初めて通る道でした。

県道109号線(伊東川奈八幡野線)

国道135号線も海に近いのですが、こちらもかなり近い道です。
どこか能登半島を思い出させてくれるような道です。
今度は能登半島に行く機会があれば、絶対県道を選びます。漁村や能登の風景は県道にこそ溢れていそうですしね^^

県道109号線 1


話が逸れましたが、ちょろっと休憩。
海女さんのお店、と書いてあったので、ここには海女さんがいるんですかね?

国道から一本入っているので静かな道です。近くの漁港の雰囲気がまた良し。

県道109号線 2


そのまま進んでいくと今度は城ヶ崎までつながっています。久々とか書きつつ、実際は今年の夏に来たことを思い出しました。笑

今度は少しだけ内陸を走り、また海。目の前に海が迫り、そこに向かって走っていく道でした。
まぶしい…!

県道109号線 3


きっと何気ない、普通の道かと思いますが何だか新鮮。冬はバイクに乗るのが億劫ですが、天気が良いんですよね。だから寒くても乗っちゃうんでしょうけどね(・・;)

そして国道に再び合流する前にいつもの鉄分を補給です。

・富戸(ふと)駅

伊豆急行線の駅です。無人ではありませんが、どことなくいい雰囲気の駅でした。
次の城ヶ崎海岸駅は観光地として有名ですが、その前にある静かな駅とは何とも良いです。観光地のための布石…みたいな駅ですかね(謎)

富戸駅 1


いたって普通の2面式の駅で、降りて少し歩けばもう海。ちなみにPSソフトの“ぼくのなつやすみ”の舞台にもなったそうです。
どうりで懐かしさを感じるわけですね。

富戸駅 2


列車が来るとのことなので、待つことに。

同じようなタイミングで子どもずれもやってきました。列車が来るってことで来たみたいです。無邪気に喜んでいる姿が可愛かったです。…かつての私もきっとそんな感じだったに違いない。。きっと。

富戸駅 3


通過したのは踊り子号でした。
収めて出発。

ちなみに駅の目の前にあった木。桜なんですかね?
満開になったら美しいでしょう。

富戸駅 4

国道153号線に戻り、いよいよやってきました。
ちなみに目の前に見えるのは稲取?の景色。普段は素通りするのでこれまた新鮮。この時点で目的地まで大分近づいてきました。
迷うかなーと思いましたが、案外すんなりと来れました。

国道135号線 4


ちなみに温暖な伊豆半島ということで、柑橘系の看板が非常に多いです。ワインやらも生産しているようで、試飲もできるらしいですが、ここはガマン。
買って帰りたいですが、ここもガマン。。と言うよりバッグに入らないと書いた方が正しいですかね。
最近シートバッグに容量不足を感じることが多いので、買い替えも検討中。もう少しだけ、容量が欲しいんですよね。

そして少し走ったところが、今日の目的地です。

東伊豆風力発電所

東伊豆風力発電所 1


ということで到着しました。

久々の風車に感動!
多分夏の青山高原以来でしょうか。

以前から気になっていた、伊豆の絶景スポットがここです。
普通の風力発電所と何も変わりませんが、やっぱり風が必要な場所ってことで高台にあります。この何もなくて、風力発電だけがあるのがいいです。

訪れたときはグァングァン元気よく回っていましたが、到着してすぐに止まりました。何だか止まると結構怖い…笑

東伊豆風力発電所 2


少し前までは未舗装路だったらしいのですが、最近舗装されたり展望台が設置されたりと整備されつつあるようです。ただ整備されていてもまだマイナーなスポットであることには変わりなく、訪れた時間はずっと一人でした。

東伊豆風力発電所 3


初めてきましたが、ちょっといただけで分かる良い場所。伊豆を一望できる景色と風車。
たまらないっすね^^

東伊豆風力発電所 4


たまたま風も強くなかったので、寒さは感じませんでした。
遠くに見えるのは同じく風車群。いつも伊豆スカイラインやらで高台を走っているわりには風車の存在には気付きませんでした。

見渡すと結構ありました。

東伊豆風力発電所 5


場所はそんなに広くないのですぐに回れてしまいます。
一人でゆっくりするには十分。

東伊豆風力発電所 6


海もきれいで空も快晴、文句なしです。朝無理矢理起きてよかったです。家にいたら確実に1日無駄にするところでした(^^)

東伊豆風力発電所 7


おや、これはプロペラ?
付け忘れ?笑

東伊豆風力発電所 8


ゆっくりしたあとはもうひとつの伊豆の隠れた絶景スポットへ。
その場所はこの風力発電所から近い場所にあります。ゴルフ場を抜け、舗装林道を走るとその場所があります。

御筋山

ここもマイナースポットらしいのですが、展望が最高と事前に調べていたので訪れてみました。
どんどんと狭い道を進んでいくと、、一面のススキが!

三筋山 1


黄色みを帯びたススキがこの三筋山一帯に広がっています。
ここで終わらず、ススキの間を縫うように走って山頂を目指します。一応舗装路ですが、段差が大きかったりと大型バイクじゃ訪れたくないですね…^^;

三筋山 2


こういった道の探索はSRX250のような小型のバイクに限りますね。

かなりの狭路を通り、ススキの中を走ります。途中対向車来たら大変だなーと思っていましたが、来なかったので一安心。すれ違ったのはセロー1台だけでした。

到着すると、先ほどより良い景色が広がっていました^^

三筋山 3


風力発電所も良かったですが、こちらはもう少し高台にあるのでさらに東伊豆を一望できます。

ちなみに乗り物で行ける山頂はここまで。
ここからは己の足で山頂までの登山となります。下したてのブーツの紐を結び直し、いざ登山。



……

オーバーパンツ、防寒の厚着でかなり暑い…
降りてくる人はみんな本気の登山者っぽい感じでした。完全に場違い感はありますが、その中で登山を成功することに意味があるのです(謎)


…きれいな景色が見える場所
ってな書いてある看板があったので、そこで休憩することに。

三筋山 4


下に見えているのはゴルフ場です。ちょうど高原の真ん中に位置する三筋山。向こうには伊豆大島も見えます。

他の方向に目を向けると増設中の風車もありました。
ちょうどプロペラを付けているところでした。これ、付けるときって大変ですよね。風があったらきっと大変だろうし…。

三筋山 5


残るはこの山を登るだけ。ジグザクに進む道を登れば、頂上です。気合を入れて出発!

三筋山 6




ヒィヒィ…
意外に最後がかなりきつかったですが、…無事に登頂!

景色は先ほどとは大きく変わらないのですが、今はここに上りきったという達成感で満ち溢れている。ついに登り切ったのだ!
伊豆大島もさっきよりくっきりと、まるで登頂をお祝いしてくれているかのように…!笑

三筋山 7


…と、一人満足。
先ほどの風車群も一望できます。

三筋山 8


ちなみに登頂するまでの間、すれ違ったのは下山中の若夫婦と写真に写っている老夫婦だけでした。休日なのにこの人の少なさ、気に入りました^^

老夫婦は眺めの良いベンチで仲良く弁当を食べていました。自分もコンビニか何かで弁当を買ってくればよかったかな?
奥には利根島も見えて、今日は本当によく見えます。

三筋山 9


ススキが一面に広がる景色、自分が知っている限りでは箱根の仙石原ですかね。紅葉だけではない、秋の景色もまた格別です。

三筋山 10

そのまま三筋山を下り、再び国道135号線へ戻ります。
先ほども書いた通り、温暖な気候を生かしたみかん畑がたくさんあります。帰りはそのみかん畑を突っ走る、通称“みかんロード”を通って国道へ。

命名は私ですが。笑

みかんロード


みかんロードを経由したあとは北上を続けます。実は昼ご飯を食べていなかったので、お食事処を探しつつ走ります。

伊豆高原 旅の駅 ぐらんぱるぽーと

結局伊豆高原まで来てしまい、そこで遅めの昼食に。
頂いたのは確か三食丼。やっぱり伊豆に来たら海鮮に限りますね^^

伊豆高原 旅の駅 ぐらんぱるぽーと


でそのまま海沿いを走るのも来た道と同じなので、帰りは伊豆スカイライン経由で帰ることにします。
ただ天城高原~冷川峠はあまり展望も開けないので、下道を使います。200円分の節約です。

伊豆スカイライン

冷川峠から乗って一気に走ります。日も落ち始めてきたので、寒くなってきました。
山の尾根を走るので余計そう感じます。

直前まで雲が山頂を隠していた富士山も、熱海が近くになるにつれて晴れてきました。もうすっかり冬の景色でした。

伊豆スカイライン 1


途中の黒岳から。
今は営業していない黒岳ドライブインが佇んでいます。かつてはロープウェイがあったりと賑わっていたそうですが、今は廃止。

よく家族で伊豆へ来た時はここでも休憩していたような。取り壊す費用もないので、ずっとあのままのようです。

伊豆スカイライン 2


さらに進み、滝知山展望台から熱海の街並みを一望。行きは下からでしたが、今後は上から。いつみてもここの景色はいいです^^

伊豆スカイライン 3

まだ15時過ぎでしたが、やはり山は寒い。。
完全な冬物ジャケットではなかったのですが、もう次回からは冬物でないとダメそうです。山じゃなきゃ問題ないんですけどね。

スプロケット事件 前日のSRX250。明日スプロケット注文しに行かないとなぁ~なんてのんきに撮っていた頃です。

伊豆スカイライン 4


熱海ICで降りて、今度は箱根へ。
今日はちょろっと走るつもりだったんですが、振り返ると結構ボリュームあるな(^^ゞ

大観山

最後は箱根から富士山を収め、帰宅しました。

大観山


朝寝坊したのであまり走れないかと思いましたが、意外と走れちゃいました笑
箱根を下ってから気温もそんなに寒くなかったので、体も冷えずに走り終えました。

今回のテーマは絶景としていましたが、どちらかと言うといつも走る場所のマイナーな場所を探そうってな感じになっていたように思います。
いつも見慣れた景色も道を変えるだけで面白くなるなってことを再認識した1日でした。

そしてお気に入りの場所も見つけたので、また機会があれば訪れてみようと思います。…行くなら小型のバイクをお勧めします…!

走行距離:300km
平均燃費:24.0km/L


おわり

コメント

  1. きゅー より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    青と赤!。
    県道109号線の写真は今年のベスト5に入るんじゃない!?。
    綺麗だよ!。

    富戸駅前の木は桜だよ。←なに桜かはわからんけどね。
    それより、富戸駅前の写真2枚にカブが写っているのを見逃さないのだ!(笑)。

    良い景色を観ながらお弁当は良いよね。
    私は非常食?として、コンビニでパンを購入し、バッグに忍ばせています。
    カブに乗り始めて、パンや軽食が好きになってきたみたいです(笑)。

  2. SomeDay より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    きゅーさん

    こんにちは^^
    県道109号線、今まで素通りしていた素晴らしい道でした^^
    ありがとうございます^^
    今年のベスト5…もしかしたら入るかもしれません!そろそろ今年のまとめに入ろうかと思っていたので、思わぬところで番狂わせがあるかもしれないです。

    多くの桜も素敵ですが、一本の桜が満開な景色もきれいですよね。
    ちなみに駅前のカブはかなり年季が入っていて、ナンバーも剥げていたりと良いカブ感が出ていました笑
    駅までの足として立派に活躍している様子が思い浮かびます。

    コンビニで買って、良い景色を眺めながら食べる…
    毎回思うのですが、目的地に向かうことを優先して忘れてしまいます(*_*;
    軽食好きになったということは、カブに負けじと低燃費な傾向になったということですかね?^^笑

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