2019年 上海出張記 1日目

海外

突然ですが、仕事で中国 上海へ行くこととなりました。仕事で自動車関連の職業のため、上海で行われるモーターショーの調査のためです。

自動車好きとしてはこれまでにないチャンスが私にやってきたわけで、上司に行ける?と聞かれたときは速攻で行けます!の返事をしました。こんなチャンス、そうそう無いですからね。

もちろん仕事で行くので遊べませんが、私にとっては遊びの延長のようなもんです。

上海と言えば、金融街として世界に名が通っている場所です。その上海は、隔年でモーターショーが開催されます。同じく中国の北京と交互開催です。

昨年は北京で行われたので、今年は上海です。その中国は今自動車業界にもっとも注目すべき市場であり、各メーカーや部品会社も目が離せない状況となっています。

私が勤める会社でも中国市場の動向は常に注目しているため、今回調査出張という流れとなりました。最近の動向を知るにはモーターショーが一番ですからね。

と、まぁ、これが今回の出張の理由です。

偽物のオンパレードと呼ばれている中国で行われるモーターショーが一体どんな感じなのか、ワクワクしながら上海行きの飛行機に乗り込みます。

モーターショーのツアーみたいなパックに申し込んだので、他の会社の人と数日間行動を共にします。もちろん会場では各自解散するのですが、ある程度は団体行動です。私の会社からは1人だけなので、何をしてもばれないというのが最大の利点です。ヒャッホー

初日、2日目は中国の自動車状況を調査するという形で、市内観光から始まります。え?モーターショー調査は?っていう声が聞こえてきそうですが、これも立派な調査です。

やっぱり観光して、その地の空気を味わうことが大切です。うんうん。
前置きはこの辺にして、羽田空港の5月人形に別れを告げて、出国です。

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大体3時間半くらいのフライトで到着。
時差は1時間でした。

イメージとして空気が悪いだとか、マナーが悪いだとか、色々な予想がありましたが、良い意味で予想を裏切って普通でした。何が普通かっていうと、到着した空港もキレイで空気もそんなに汚くない…ちょっと拍子抜けしたのが正直なところです。

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でも、良く見るとちゃんと中国に到着したようです。何となく分かるんですけど、紛れもなく中国です。

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空港は本当にキレイです。間接照明がオシャレ。

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何か日本っぽい。ベトナムは空港から降り立った瞬間あふれんばかりのバイクでしたから、それと比べると驚きはほとんどなかったかもしれません。

天気は曇りでしたが、すごい空気が悪いなーと思うような感じではなかったです。
手配されたバスに乗り込んで上海市内へ移動します。

上海は中国の経済都市で、今最もパワーがあるといっても過言ではない場所です。市内には多くの高層ビルに自動車、人であふれていました。

自転車大国みたいなイメージをしていたんですが、ほとんど見かけませんでした。高速道路を走っていると、まずVWやベンツ、アウディといったドイツメーカーのクルマを多く見かけました。

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高層ビルもガンガン建ってます。

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中国ではまだ自動車保有率が10%のため、ステータスとしての位置付けとして所有する方が多いそうです(ちなみに日本は保有率56%)。

インドみたくクラクションが鳴りまくっているようなイメージをしていたのですが、実際はそんなことありませんでした。

交通マナーが悪いと言われていた上海市内では、国がテコ入れをして改善に乗り出したこともあり、かなり改善されたそうです。その方策の一つとして、クラクションの全面廃止が盛り込まれていたそうです。

廃止をしてもこうも変わるのか?と思っていたのですが、どうやら市内にはいたるところに監視カメラが設置され、クラクションを鳴らすと即座に写真を撮られて減点される仕組みのようです。クラクションに限らず、マナー違反を行うと即座に写真を撮られて減点されていきます。

つまり、変な行為をする人は運転ができなくなるシステムだそうです。

現地ガイドさんも上海は怖いから運転したくないと言っていたのも、納得できます。気を付けて見てみると、街の至る所に監視カメラが設置されていました。

要は国によって監視されているということなので、、よくよく考えると怖いですよね。。行動が全て筒抜けって感じで。

でも逆に言えば、これだけ監視されていたら日本で話題になっている“あおり運転”も撲滅するんじゃないかなと思います。ルールを守らない者は除外するという考えなので、ある意味理に適っているとも言えます。

ほどなくして到着。自由、そのまま。

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ここは観光地としても有名な上海老街(しゃんはいろうがい)という場所。

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この混雑具合、これが私が想像していたTHE中国といった感じ。笑

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ただ有名な観光地なので、海外の人を多く見られました。大体の店員さんがカタコトの英語が通じました。
スタバも発見。全世界、どこに行ってもあります。

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カニ!

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生きてました。おそらくですが、このまま受け渡されるんでしょう。

ベトナムで見たカエルよりはまだ大丈夫ですが。。

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お腹が減ったので、ちょっとつまんでみます。やっぱり中国なんで、小籠包ですかね。

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最初の一口を入れるまでにかなりの勇気がいりました。笑

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肉汁たっぷりでとても美味しかったです。メニューの漢字をみると、おそらく肉です。
他には野菜の小龍包もありました。

しかし現地の店員さんはムスっとしていました。まぁ観光客ばかりが押し寄せたらそうもなるか。笑

街中の様子で一番驚いたのが、電動バイクの普及率です。

見かけたスクーターのほとんどが電動バイクで、音もなくキィーンといった電子音で走り回っています。充電はコンセントに差し込むタイプで、お店の前にバイクを置いて充電している姿を多く見かけました。

ただ、見ていてチェーンロックされている車両が数多く、おそらくバッテリーの盗難防止なのかなと思います。やはり盗られてしまうんでしょうね。

街中のゴミ収集のバイクも電動バイクでした。日本ではほとんどがガソリンバイクなので、その点では先に進んでいるようです。

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これも国の政策と密に関係しているそうで、市内の一定地域には電動バイクのみしか入ることができない場所があるそうです。これも環境面から考慮して、ガソリン車を排除するといったことも関係しているそうです。

おそらくですが、街中に数ある電動バイクはガソリンバイクのエンジンを取っ払って改造したんじゃないかなーってものを多く見かけました。

多分ユニットで販売しているんじゃないかと思います。

アトムやスパイダーマン、おそらくおもちゃ屋さんです。

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お手製ハンドルカバー装着の電動スクーター。このガードパイプを見るとアジアに来た感じがする。

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手前の2台はシェアサイクル。かなり街中にありました。

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新しい建物と歴史記的な建物が入り乱れる上海。奥に見えるのは金融街のタワーです。

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上海老街を後にして、ホテルへ。
夕食まで時間があったので、周辺を散策してみることにしました。ホテル目の前の高速は、夕時には大混雑。

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ホテル周辺を歩いてみると、上海老街でも目についたシェアサイクル。ロック部分についているQRコードを読み取るとロックが解除され、乗ることができます。

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交通網が発達している上海で、駅から駅への繋ぎ役としてシェアサイクルが活躍しているそうです。

タイヤをよく見ると、肉抜きされてました。材料削減の一環なのか、このタイヤを見る限りは空気を入れるタイプではないので、衝撃吸収に一役買っているのかもしれないです。

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乗り心地は分からないのですが、気になる。でも良く見るとスポーク曲がってる。笑

電動バイクは普通。ガソリン車は中国じゃ絶滅してしまったのか…。

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ファミマも発見。全家と書くらしい。

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多分広告なんだろうなぁ。分からないですが。。

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イマイチ分かりそうで分からない標識。クルマがダメなのかな?

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普通にコンセントを路上に出して充電してました。ご丁寧にガード付きです。

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一昔前のSHARP製の室外機。まだまだ頑張ってます。

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24時間のATM。インドよりちょっと安心かも。笑

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クラクション鳴らすなっていう標識がありました。徹底してます。

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ポストは緑色でした。

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何となく分かりました。低温で直送、かつ新鮮なものを配送しますよ、的な。

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公衆電話もありました。
Wifiの記載があったので、使えるのかな?

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びっくりした、銅像でした。いきなり出現したんで結構ビビります。

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上海上陸の1日目が終わりました。予想とは全く違った風景が広がっていたので、正直驚きました。電動バイクの普及は日本より遥かに上で、街中もきれいでした。

明日はさらに中心部、上海タワーを登ります。

つづく

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