群馬 土合・南蛇井駅巡りツーリング

関東甲信越

季節は11月でもう中旬ですが、ちょっと昔の話。
今年の夏はバタバタとしていたので、あまりツーリングには行けませんでしたが、その中でも鉄分が濃い目のツーリングをしてきたお話です。

タイトルにある通り、土合駅と南蛇井駅という名前からして鉄分が豊富なツーリングです。

ちなみに駅名は『どあい』と読み、次は『なんじゃい』と読みます。特に南蛇井駅は難読駅としても有名で、初めてだと読めないです(^^;

最初の駅は日本一のモグラ駅として有名です。これは大学4年の夏にオール下道で行ってきました。当時一緒に行った友だちと久々に行ってみたいな、ということで話が盛り上がり企画されました。
5年振りの土合駅を目的地として、そこから南下するルートを辿ります。

・上里SA

当時と違って今回は圏央道→関越道と走っていきます。当時は早朝の国道17号線をひたすら走って、土合駅を目指しました。
さらに季節は真夏だったので、めちゃくちゃ暑かったのを覚えています。

しかし今回は少々肌寒い気候でした(^^;)
この後赤城SAでもう一台合流するので、計4台でのツーリングです。今回もボックス付きで参戦です。というよりは、九州から帰って来てから着けっぱなしという表現が正しいですね。

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・赤城SA

進めど中々気温は上がらず、挙句の果てにレインコートを下に着込む冷え込みに…(;´∀`)
さらに目指す谷川岳方面はかなり濃い雲に覆われているし、雨が降るんじゃないか?って思っていたら、霧雨になっちゃいました。赤城SAで休憩ついでにレインコートに着替えることに。

もう、真っ白です(;゚Д゚)

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関越トンネルの手前、水上ICで降りて国道291号線へ。
不思議なことに、ここまで来ると先程までの真っ白な状態が嘘のように晴れてくれました。

・土合駅

この日はちょうど修学らしき学生さんがちょうど土合駅を訪問している最中でした。
きっと山登り?の何かで経由したのかと。すっかり見ないうちにメジャーになってしまって…( ノД`)笑

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ということで、早速ホームへ向かいます。この看板もまだ健在でした。

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土合駅は一つのホームは地上に出ているんです。こちらは上り線。先ほどまでの真っ白な空が嘘のように晴れています。
まぁこの後地下に潜るのであまり関係なくなっちゃうんですが…(^^;

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至って普通な地上駅です。

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さて、今度はここから下っていきます。
階段の数は462段で、およそ10分程歩きます。最近運動不足だからちょっと心配ですが、ここに来てホームまで行かないという選択肢はないので、少々のストレッチを挟んで下ります。

途中自転車を押している人とすれ違いましたが、おそらく輪行の最中なんでしょうかね?

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迫力満点の階段です。
正直ここからだとホームが見えません(^^;)

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階段の途中は省略です(;´Д`)笑
下りは楽勝なんですが、問題は登りなんですよね。。。

程なくして下り線(新潟方面)に到着です。
ホームは常に一定の温度と湿度で保たれているそうです。少々肌寒い。

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こちらは新潟方面。モヤが幻想的な雰囲気を出しています。

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ホームの先端へ行ってみました。
かつて通過線(本線)と副本線が通っていた後が残っています。改装の後、使われなくなっています。

かの有名な小説で『長いトンネルを抜けると雪国であった』とあるトンネルは、上り線にある清水トンネルでこちらは新清水トンネルです。複線化の際に経路が変更されています。

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特に貨物列車等も来る予定が無さそうなので、再び地上へ戻ります。…約10分かけて(;´Д`)笑
下から見上げると、今度は逆に地上がほとんど見えませんね。。気合を入れて登っていきますか。。

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省略して、一気に登りました。いやはや、これを毎日していたら強靭な足腰を手に入れることができるでしょう。途中に設けてあるベンチがとても嬉しいのですが、座ってしまうと次に立ち上がるのが大変そうだったのでスルーして一気に登り詰めちゃいました(^^;

ようやく見えた、『ようこそ 土合駅へ』の文字。

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改札に向かうにつれて、所々工夫がなされています。
ホームからの冷気?風?が直接流れこまないように、風防が入り口前に備え付けられていました。

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その風防を越えると、引き戸のドアがあります。しかも、ここまで登ってきたことを労ってくれるコメント付きです。笑
最後にはがんばって下さい。の文字。ここまで来れば、もうゴールは目と鼻の先です。

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無事地下への小旅行を終え、地上に舞い戻ってきました。
到着時にいた学生さんの団体はすでに出発した後で、チラホラと土合駅見学に来た人がいる程度でした。

この特徴的な駅舎も、これからずっと先に残してほしいものです。

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‐国道291号線‐

まずは第一のゴールを達成したところで、南下をしていきます。
途中国道291号線で足湯を見かけたので、疲労回復で立ち寄ってみました。

・ゆびその湯

階段運動で疲れた足元を癒すには温泉が一番です。特に足に疲労が貯まっているので、足湯で疲労回復です。
とても気持ち良かったのですが、この料金を入れる箱がとても気になります。。

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ここは群馬県…でも料金箱にいるのは…千葉のゆるキャラであるチーバくんでは…?
何故これを使ったのだろうか。めちゃくちゃ気になっちゃいました。
ちゃんと温泉の感想を書くべきなんでしょうが、私的にはここに来たら募金箱をチェックすべしかな…と。

あ、もちろん近くには川もあって自然を堪能することが出来ますよ。笑

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-県道270号線(相俣湯原線)-

なるべく国道ではなく、県道を繋いで南下していきます。写真に写っているのは赤谷湖です。
先程まで青空が見えていたのですが、ここではまた天気が悪くなってきました。オマケに気温も上がらずで寒い寒い…

湖を眺めながら、コンビニ弁当を食べてお昼ご飯としました。

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‐県道53号線(中之条湯河原線)‐

ちょっと一気に走ってきたので、少々休憩です。
天気予報では晴れる…とのことでしたが、晴れ間が見えたのは土合駅だけでした。後はずっと曇り。

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リアボックスは、最初こそでかいかなーと思っていましたが、写真で見てみると案外そんなに存在感を出していないようにも感じます。しかし一度着けたら取り外すことは出来なさそうですね…こりゃ(^^;

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・安中榛名駅

さらに小一時間程走り、ちょうど距離・時間的にも休憩するにはちょうどよかった場所が、この北陸新幹線 安中榛名(あんなかはるな)駅でした。
新幹線の駅として2番目に利用者が少ない駅で、駅前にも特に何もない…いわゆる秘境駅として名を連ねているそうです。仲間の一人も鉄分が多く、興味本位で寄ってみました。

ちなみに前述の利用者が少ない駅の1位は、『いわて沼宮内駅』です。
ただ、新幹線を利用する乗客は少ないのですが、在来線から転換した第3セクター鉄道の『IGRいわて銀河鉄道』の駅にもなっているので、駅の利用者としてみれば極端に少なくないそうです。

つまり、新幹線でホームのある駅の利用人数としてみれば、安中榛名駅が最も少ない駅になります。

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ちょうど運よく新幹線が到着してきたので、試しに降りてきた人を数えてみましたが…たしか20人程。
新幹線の駅とは思えない数でちょっと衝撃でした。(^^;

さらに駅前には商業施設が一切なく、ポツンと駅があるだけでした。
少し前まではコンビニがあったそうですが、それも閉店。市街地からも離れている駅は本当に秘境駅と言われても仕方ないような気がします。

ただ良い点は駅前の駐車場が無料で利用できるところでしょうか…?(^^;)笑

二つ目の秘境駅を制覇したところで、最後の目的地へ。そう、タイトルにもあった『南蛇井駅』です。

安中榛名駅で休憩している間に、急遽決めました。元々駅自体は知っていたのですが、この場所から近いことは知らず。提案してみたら行ってみよう!ということになったのでした。

・南蛇井駅

住宅街にある小さな駅、それが南蛇井駅。難読駅としても有名で、たしかそれを取り上げたテレビ番組で知ったんだっけな。
駅舎から伝わる昭和の匂い…たまりません。ちょいと並べて撮影した後は駐輪場へ。

新幹線から一点、今度は小さな昭和の駅へタイムスリップです。

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もう入った瞬間からやられてしまいましたね。強力です、強コーカ。まさに当時の雰囲気がそのまま残っていました。

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ホームを除くと、地元の方らしき人が1人いました。きっとすぐ列車が来るのでしょう。
島式ホーム1面2線の地上駅です。

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駅長室の表示もいい具合に色褪せています。この日は農家の人?が駅の業務をやっていたような気もしましたが、すぐにいなくなりました。
日曜日および隔週土曜、平日の閑散時間帯は駅員無配置となっているそうです。

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程なくして列車が到着し、おばあさんを乗せて出発していきました。ちなみに降りた人は0人。

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南蛇井駅の下には、富岡製糸場が世界遺産に登録されたことをお祝いした看板がありました。きっとこの看板が入れられる前は、昭和のかなり雰囲気の良い看板があったんでしょう。
差し変わる前が気になってしまう性分。

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列車も去ったので、最後は待合室をちょろっと見学していきます。
木造の駅舎は、至ってシンプルでした。所々に散りばめられた昭和アイテムと経年劣化による木がいい雰囲気を出しています。いつまでも残っていて欲しい駅舎です。

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-国道299号線-

そこから秩父方面に向かってさらに南下を続けていきます。久々に国道299号線経由で秩父・奥多摩方面へ。
久々に途中にある恐竜の足跡スポットにも立ち寄ってみました。もちろん例のボタンも押しました(^^;)

これは何度押してもビビります。

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この頃から少々雨がパラついてしまったのと、気温が下がってきたのでレインコートを装着していきました。
久々に走る国道299号線は新鮮で、今度は全線走破のツーリングでもしようかなと思っちゃいました。特にこの酷道と呼ばれている区間は結構好きなんで。

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秩父→奥多摩→最後は圏央道を少し使って帰宅しました。
高速を使ったので結構な距離を走りましたが、やはり初めて土合駅に行ったときよりは少なかったです。

当時は土合駅について、水上駅で仮眠してからさらに峠を超えるっていうハードなスケジュールでしたからね。笑
体力あったなぁ。

濃いめの鉄分を吸収できた1日でした。
年内にもう一回くらい、どこか昭和の雰囲気が残る駅舎を訪問してみたいものです。

走行距離:520km
平均燃費:28.6km/ℓ

おわり

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